デパートの化粧品売り場が1階にある「3つの理由」
百貨店の化粧品売り場たいてい一階にありますよねぇ。
化粧品売り場が一階に無ければならない事情とはいったい。
① 百貨店で化粧品を購入するお客様はリピート率が高い為、
他の階へ移動することなく、手軽に購入できるようにとの配慮から一階に設けている。
② 化粧品はどうしてもにおいが強いため空気の入れ替えをする必要がある。
1階であればお客様が頻繁に出入りするので、自然と他の階より空気が流れやすい、
そこで風通しの良い1階を選んでいるそうです。
③ かって化粧品は、現在のようにドラッグストアや量販店等で手軽に買えるものでなく、
百貨店店のみで手に入れるものだった。
その当時の百貨店の≪特別≫な雰囲気や華やかさを残し伝えるものとして一階に置いているのだという。
たしかに美しくメイクした美しい店員さんが、
お客の目にいちばん触れる一階にいれば、百貨店の顔になりそうです。
俺もデパートに行けば
用事も無いのに必ず一階の化粧品売り場を一通り見て歩く癖がある。
この化粧品売り場を一階に置く手法は、心理学から見ても理に適っているそうです。
それは、
噴水効果と呼ばれているもので、
入り口に近い場所に魅力のあるショップや売り場を置くことで、
下の階から上の階へお客様を動かす効果が期待できるというもの。
逆に、
最上階に魅力的な商品やサービス等を展開して、
そのついでに他の階にも寄ってもらおうという手法
(上から下へお客を導くので、シャワー効果という)もある。
たしかに、
物産展やバーゲンセール等の催事場を上階に設けているデパートも多い。
百貨店が出来はじめた当時、
これらの心理的効果を狙っていたかどうかは定かではないが、
綺麗にメイクした店員さんの素敵な笑顔・
今も化粧品売り場はデパートの華として、集客に一役かっている。