京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

■初午に向けて!其の四

2007-02-04 20:05:18 | 伏見稲荷大社

《立春・明日は『初午』です~》

『初午』 …「二月初午」の日に稲荷大神さま

が稲荷山にご鎮座になりました。たんに初午

というだけでこの日を指すようになってから、

約1300年になります。清少納言も初午詣を

行ったと「枕草子」に書かれている。京洛中

新春を飾る最初の大祭であり、多くの「福参り」

の参拝者で賑わいます。

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「立春」の今日は「福参り」をなさったかたに、ちょっと足を伸ばして

「お山めぐり」をして絶好なヴューポイントを紹介します。

「千本鳥居」をくぐって「重かる石」で恋の占いを行ってから、ゆっくり歩いて

20分ぐらいかな。三つ辻を経由して目指すポイントは「四辻」です。

東山三十六峰の36番目の峰である稲荷山(標高233m)からの展望

はこの四辻からである。

展望といえば、昭和20年代の初め、空気は澄み、大阪に巨大ビルが

出現しない頃には、ここから遠眼鏡で大阪城天守閣がみえたという。

「この話は伏見城天守と大阪城天守とは通信連絡ができたという史

述があることから…。」(加藤次郎 伏見桃山の文化史)

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四辻からの展望

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ここの展望が私の「お勧め展望スポット」
四辻から左に登ると荒神峰(田中社神蹟)
この神蹟の後方に回ると景観が開けます
ここからは、空気の澄んだ日には、今でも
大阪の巨大ビル群が肉眼で見えます。

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右に見える鉄柱は毎年 7月の本宮祭には
131個の朱色の提灯に飾られた高さ8mの
鳥居が建てられる骨組みです。
「火が点されて夜空に映える姿は夏の風物
詩である。」祇園祭の宵山の頃から20日ま
で点される。

体力に自信のあるかたは、是非とも「お勧めスポット」

までがんばって登って下さい。


■節分は吉田さん ♪ ?

2007-02-03 23:00:58 | まち歩き

『節分詣』は吉田神社に…♪

京都には「節分詣で」をおこなう神社、お寺は多くありますが、

京都人はやはり、「吉田さん」ですかねー。

京都のひとはみんな「~さん」と呼ぶんですね。

八坂さん、清水(きよみず)さん、大谷さん、お東さん、…。

当然、お稲荷さん、東福寺さん、祇園さん、と呼びます。

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「吉田神社」…平安京の鎮守神として平安京遷都の65年後に祀っ

たのが、起源とされている。また、節分詣で発祥の社とされており

毎年2月2~4日まで節分の神事が行われ、境内には千店もの屋台

    が並び多くのひとでにぎわう。

「伏見稲荷大社」の祭事でも節分祭として、2月3日の節分の日

には、福男と福娘が1日3回の豆まきを行うが、初午(今年は2月5日)

があまりにも近いので、私もついつい紹介がなかったのですが…。


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節分の「福豆」・伏見稲荷大社の「福かさね」

そして、祇をん の 「豆福」さん…。

みんなあわせて、『福はうち~。福はうち~。』

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『豆福』さん…「福はうち~」


■初雪-初午♪

2007-02-02 11:26:59 | 伏見稲荷大社

初午・雪景色!!》

京都は早朝から「雪」 亥年の初雪です。

しかし、9時過ぎには雨に変わり 10時にはお日さまが顔をだしました。

つかのまの「雪景色」でした。

「初午」のまえの お稲荷さん です。

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「伏見稲荷大社」の奥宮に福参りの黒柴親子

「千本鳥居」の『朱の空間』
灯篭はお稲荷さんの稲穂が御印しに

「千本鳥居」は概数ではなく本当に千何本
実数との差は一桁。15~20年で朽ちるため
奉納が入替るので毎年本数が異なる。
裏には奉納者の名前が記載されている。

千本鳥居の「朱のトンネル」を抜けると
そこは「奥社(奥の院)」 その奥にある
「重かる石」。

「重かる石」にまつわるイワレ

《本殿を拝んだ彼と彼女は、千本鳥居へ向か
います。千本鳥居は二列に並んだ鳥居のトン
ネルです。二人は別個に進みます。タイミング
よく抜け出せたらそのまま手をつないで奥の院
に参拝します。その後方にある「重かる石」を
持ち上げましょう、持ち上がれば願いがかない
ます。

是非みなさんもやってみてください。


□黒柴-「小粒」で~す。♪

2007-02-02 00:27:02 | ペット

《うちは、柴犬どすえー。ようハスキーさんに間違われます…》
「どうぞ おたのも~します。」 小粒です。

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今日は うちの幼いころの写真をお見せしますえー。

ちいさいころは かわいいおしたなあー。

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最後の写真が 「小梅」お母さんと一緒どすえー。

今後ともよろしゅうおたのもーします。



■『祇園-節分』♪

2007-02-01 13:34:05 | 祇をん

「お化け」…祇をんの風物詩

「如月」 2月に入り「初午」もうすぐですが、その前に「節分のお化け」を紹介します。

Img_00061 P2010198        

「節分のお化け」

お化けとは節分の日に普段しない姿に仮装して厄払いに神社に詣る

「お化け参り」の風習です。一般には京都、大阪を中心に家庭内でも

昭和中期まで残っていた風習で、花街にはこの風習が現在も残って

います。「祇園」ではこの日ばかりは井上流以外の他流の踊りも許さ

れ、夜になると芸妓さん、舞妓さんたち数人が組になり仮装してお茶

屋からお茶屋へ移動します。また、お客さんもこれに加わり仮装したり

    と趣向が楽しめる日です。


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この写真は「豆福」さんの舞妓のころの写真でクラブのママにお化けの

仮装のためお化粧の「しろぬり」をしているところです。

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この写真は一昨年の「まめ涼」ねえさん、「まめ蝶」ねえさん、「豆福」さん

のお化けのときの仮装です。(福だより vol.7 より)