《立春・明日は『初午』です~》
『初午』 …「二月初午」の日に稲荷大神さま
が稲荷山にご鎮座になりました。たんに初午
というだけでこの日を指すようになってから、
約1300年になります。清少納言も初午詣を
行ったと「枕草子」に書かれている。京洛中
新春を飾る最初の大祭であり、多くの「福参り」
の参拝者で賑わいます。
「立春」の今日は「福参り」をなさったかたに、ちょっと足を伸ばして
「お山めぐり」をして絶好なヴューポイントを紹介します。
「千本鳥居」をくぐって「重かる石」で恋の占いを行ってから、ゆっくり歩いて
20分ぐらいかな。三つ辻を経由して目指すポイントは「四辻」です。
東山三十六峰の36番目の峰である稲荷山(標高233m)からの展望
はこの四辻からである。
展望といえば、昭和20年代の初め、空気は澄み、大阪に巨大ビルが
出現しない頃には、ここから遠眼鏡で大阪城天守閣がみえたという。
「この話は伏見城天守と大阪城天守とは通信連絡ができたという史
述があることから…。」(加藤次郎 伏見桃山の文化史)
ここの展望が私の「お勧め展望スポット」
四辻から左に登ると荒神峰(田中社神蹟)
この神蹟の後方に回ると景観が開けます
ここからは、空気の澄んだ日には、今でも
大阪の巨大ビル群が肉眼で見えます。右に見える鉄柱は毎年 7月の本宮祭には
131個の朱色の提灯に飾られた高さ8mの
鳥居が建てられる骨組みです。
「火が点されて夜空に映える姿は夏の風物
詩である。」祇園祭の宵山の頃から20日ま
で点される。体力に自信のあるかたは、是非とも「お勧めスポット」
までがんばって登って下さい。