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ペプシノーゲン検査

2018-03-06 17:17:45 | その他検査
東京都江戸川区の医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

今日は、ペプシノーゲン検査についてです。

ペプシノーゲン(PG)検査は、「胃がんリスク検診」として活用されます。

胃の萎縮程度を調べ、胃がんになりやすいかどうかを調べる検査です。

ペプシノーゲンは、胃粘膜から分泌されるペプシンの前駆物質のことで、血清中に含まれています。

ペプシノーゲンは、胃酸の働きによってタンパク質を分解する酵素ペプシンになります。

胃のどの辺りで分泌されるかにより、ペプシノーゲンⅠとⅡに分類されます。

血液中のペプシノーゲンのⅡに対するⅠの割合を調べると、胃粘膜の萎縮の広がりとその程度、胃液の分泌機能、胃粘膜の炎症の有無が分かるほか、胃がんのスクリーニング検査として有用です。

また、ピロリ菌に感染していると高値を示し、除菌されると正常値(Ⅰ値70以上、かつⅠ/Ⅱ比3以上)になるので、除菌治療の効果を判定するのに役立ちます。

ただ、ペプシノーゲン検査にも欠点はあり、萎縮と関係なく発症する未分化型腺がんや、胃X線検査で容易に診断できる進行がんが逆に見逃されると言われています。


▲ペプシノーゲン検査




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