歴史・音楽・過ぎゆく日常のこと
日日の幻燈



【信松院】


八王子七福神めぐりで信松院を訪れた際、開基の松姫(武田信玄の娘)のお墓にお参りしてきました。

松姫については、こちらの過去記事も参照してください↓

【note】八王子・信松院の松姫(武田信玄の娘)像一般公開

【信松院本堂】昨日(1月2日)、「八王子七福神めぐり」で訪れた信松院。ここは七福神のうちの布袋様をお祀りしていますが、参拝客が多く訪れるこの...

 



【松姫の墓所】


松姫のお墓にお参りするのも何年ぶりかになります。
八王子に多かった武田の旧臣たちに囲まれて、一族の菩提を弔いながら心穏やかに余生を過ごしたイメージを持っているのですが、実際はどうだったのでしょうか?


【松姫像】


信松院の門前に松姫の像があります。この像は松姫が八王子へ向かう姿を映したものだとか。
一度は嫁ぎ先とされた織田家によって家が滅亡に追い込まれたとき、彼女はどんな気持ちで旅立ったのでしょうか…。


そういえば、今年こそ「松姫の愛を受け継いだ妖精」松姫マッピーに会いたいものだ…。
って、マッピーは松姫が現代に転生したものとばかり思っていましたが、実は妖精だったことを、今、知ったのでした。



にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ    




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





八王子七福神めぐり、行ってきました。3年ぶりとなります。大人の足で普通にまわれば半日程度ですが、今回は2日に分けました。
八王子は通常の七福神に吉祥天を加えての「八福神」となります。もちろん八王子の「八」にかけています。
オミクロン株が増え続けている中、各寺院ともコロナ対策をしっかりしたうえでの開催。
それではまわった順にご紹介。
各神様の名前、「」内の説明は無料で配布される公式パンフレットを参照しました。


【善龍寺】
走(はしり)大黒天-健康増進の神様



走大黒天は「福徳円満な姿で走り廻って各家に福を授ける活動的な福の神」
今年はここからスタート。


【吉祥院】
吉祥天-福徳自在の神様



吉祥天は「その優しさで多くの人をたすけ、無量の功徳であらゆる衆生に福を与える」
七福神にプラスされている八福神目の神様です。高台にあるので展望も最高。


【宗格院】
寿老尊-不老長寿の神様



寿老尊は「不老長寿と延命の福徳がある」
大久保長安が治水を行った遺構(岩見土手)があるお寺です。まだ見たことないのですが、見学可能なのかな?


【了法寺】
新護弁財天-良縁成就の神様



弁財天は「音楽・芸能の神様として信仰を集め、弁舌才知・学業成就の福徳と共に、新護弁財天は子育て縁結びの功徳も授ける」
ご存じ(?)萌え寺。室町時代に開かれた由緒あるお寺です。


【信松院】
布袋尊-家庭円満の神様



布袋尊は「愛敬富財・鷹揚和合・度量無限の福徳を備え、弥勒菩薩の化身といわれる」
武田信玄の娘・松姫のお寺。本当は布袋様のお腹を撫でるのですが、今年はコロナ禍でもあるので手を合わせるだけにしました。


【成田山傳法院】
恵比寿天-商売繁盛の神様



恵比寿天は「商売繁盛・福禄倍増の福運を授ける福の神の代表格」
商売繁盛にあやかってか、お寺の石塀には近隣の商家の名前が刻まれています。


【金剛院】
福禄寿-福寿無量の神様



福禄寿は「招福と立身出世を司るといわれ尊崇されている」
1576年の創建。現在地に移ったのは1631年のことのようです。


【本立寺】
毘沙門天-開運勝利の神様



毘沙門天は「勇気を授ける武運の神として尊崇を集め、開運勝利と共に財宝富貴自在の福を授ける」
1566年に滝山城下に創建。その後、八王子城下へ移転、八王子城が落城すると現在地へ移ったとのこと。


【御朱印】


無事にめぐり終え、御朱印もいただきました。2022年、我が家にも福が多からんことを祈願しつつ、額縁に入っている3年前の御朱印と入れ替えます。
公私ともに、良い1年となりますように。



にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ    




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






八王子市民の心のふるさとのひとつ(と言われている?)浅川。八王子の西方の山間にその源流を発し、八王子~日野市と流れ多摩川に合流します。
さてその浅川ですが、何か所か湧き水(という言い方でいのかな?)のスポットがあるようです。川底からゴボゴボと水が湧き出しているところ。写真は市役所から東に数百メートルの地点。

江戸時代に書かれた「武蔵名勝図絵」に、浅川の流れについてこんな一節があります。

「…川上の原宿と号する辺までは常に流れて、新地村の裏より一滴の水なく地中を潜流して、本郷村より末に至りて湧き出せり…」

「武蔵名勝図絵」は、もうすこし西よりの水無河原(みずなしかわら)についての記述です。現在、南浅川に水無瀬橋という橋が架かっていますが、たぶん、この水無河原に由来するのでしょうね。場所的にも合いそうですし。

水無河原とポイントは少しずれていますが、こうして実際に水が湧き出ているのを見ると、ほとんど江戸時代の面影を残していないと言われる八王子にも、いやいや、ちょっとしたところにあるじゃないか?と嬉しくなってしまうのでした。

なお、八王子市は「湧水めぐりマップ」を発行していますが、残念ながら浅川は選に漏れているようです(公園の池がメインのようです)。



にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ    




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )







昨日、八王子・永福稲荷神社のしょうが祭に行ってきました。
去年は雨のため断念したので(台風だったかな?)、2年ぶりです。
今までは昼間に行っていたのですが、今年は初めての夜でした。神社の鳥居周辺には燈篭が掛かり、お祭り気分も盛り上がります。



そんなに大きな神社ではないのですが、それでも参拝される方はそこそこいました。
しょうが祭の起源は江戸時代まで遡るようです。しょうがは邪気を払うとされ、この地で採れたしょうがを神社に奉納したのが始まりとも伝わります。



神社横の公園では園芸大会の真っ最中。ちょうど落語で盛り上がっているところでした。参拝した方や近所の人たちが集まり、夜店も出ていてなかなかの賑わいです。なんだか子供の頃の懐かしき夏祭りを思い出させるような、そんな雰囲気でした。



そしてお目当ての八王子産しょうがを購入。しょうがもそうですが、やはり地元産の野菜で作る(作るのはカミさんですが…)料理は、格別に美味しい気がします。思い入れっていうのも、料理を引き立てる隠し味のひとつですね。



軍配型のお守り。

「江戸時代中期、八光山権五郎関取が当社に祈願し、回向院大関に昇進し、毎年奉納相撲を催す。爾今〇勝(丸の中に勝…りすにゃ注)稲荷として信仰を集め、祈願すれば、心願成就、交通安全、身体健全、災厄祓除、商売繁盛の守護神として崇敬せらる」(軍配〇勝御守札縁起より)

鞄に入れて月曜から仕事に臨みます!


にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ    






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )







八王子駅前を歩いていたら、甲冑に身を固めたおじさんや、くのいちのお姉さんがチラシを配っていたので、怪しいなぁ~と思いながらも、ついつい手を出してもらってみたところ…

「八王子城跡まつり」

の宣伝でした。

【開催日】
令和元年6月23日(日) 11:00~15:00
【会場】
八王子城跡

どちらかというと家族向けのイベントのようです。高尾駅北口からジャンボタクシーの無料送迎やバスの増便など、結構気合が入っている感じです。
昨夏に登城して以来、再登城の機会を狙っているものの、なかなか機会に恵まれない自分にとっては、せっかくチラシをもらったのだから行ってみようかなぁ…と思わないでもないのですが、先約があるので残念ながら無理そうなのでした。
北条氏照のゆるキャラ「うじてるくん」がいるのは知っていましたが、今回、チラシには初登場の「ひさちゃん」の姿が。氏照の奥方・比佐ですね。会場に来るのかな?


にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ    






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ 次ページ »