「そうすてぇ」「けどできねぇ。」
<安倍総理大臣を含め、誰もが生まれて初めての『緊急事態宣言発令』…。
そりゃ、支援策や制度に対して言いたい事はあるかも知れないけど、あんまり文句ばっかり並べても今は特に仕方ない。
有事なんだから。>
という芸能人らメディアの発言もあるようです。
有事に対して、政府対策が後手後手なので個人で立ち向かっているのが現状です。
「文句」というより、どっちかといえば「SOS」です。個人では限界がある状況です。
SOSは発していかなければ現場の現状に気づいてくれません。
文句とは性質が違うと思うのですが、言い方は文句と区別がつかないというのもあります。
それは、現場のひっ迫した事実を知らない人の発言だなと思う。
文句と取るかSOS(対策が必要な状況)と取るか。執行者側(政府)の認識次第です。
岩手県はまだコロナに感染した人は発表されていません。
国や県では移動の自粛を要請しています。
しかし、この連休に普通に出稼ぎから戻る人がいるようです。
普通に岩手から帰省しまた戻る人もいるだろうことも心配されています。
連休明け2週間後、岩手はどんな状況になっているのか?
水産物の市場価格も下がっていて、漁業者も大変だという話を聞きました。
それで、東京の豊洲市場の状況を検索してみました。
『<新型コロナ>豊洲 マグロ暴落 需要なく価格3割 高級食材、通販に道>東京新聞
新型コロナウイルスの感染拡大で、旧築地市場から移転した豊洲市場(東京都江東区)が、開場から一年半で試練を迎えている。訪日外国人客が激減して外食需要が落ち込み、魚介類など高級食材の取引が減ったり値崩れしたりしているためだ。マグロは前年に比べ半減し暴落。売れなくなった食材をネット通販で割安に販売し、活路を見いだす動きも出ている。
「魚の値段が下がり、客も来ない。ほぼ瀕死(ひんし)の状態だ」。豊洲市場内の水産仲卸業者「大力(だいりき)商店」の原田勝社長(53)はため息をつく。」
「先が見えない最大のピンチ。チーム大力で一致団結して乗り切りたい」と原田さんは声を振り絞る。
大力はサクラダイといった高級鮮魚五十~六十品目を扱う。銀座や赤坂のすし屋、日本料理店などを顧客に持つが、新型コロナの影響で三月ごろから取引のキャンセルが相次ぎ、海外の取引先も香港だけに。十五人ほどいる社員の稼働を絞って営業を続けるが、売り上げは通常の二割程度に落ち込み、経営状況悪化に備え融資の申請を検討する。』
売上が通常の2割に落ち込んでいるというのは予想以上です。
水揚げ地の地方に影響が大きいはずです。
この新聞の「大力」(だいりき)、学生時代にバイトしていた築地の仲卸さんです。
ビックリしました。原田社長には大分お世話になりました。53歳なので、お孫さんだと思います。
息子さんも働いていましたので、今その子供さんが社長かと思います。
と、思いをめぐらした次第です。
コロナ対策とは別に、終息後のためにも経済対策は重要だと思います。
事業者と従業者ともに、いま蒼白状態ではないでしょうか。
対策を見ていると、このひっ迫感は中央政治には伝わっていない。文句に聞こえるのはそのSOSなんです。
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