この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

わたしはへそ曲がり

2009-10-31 10:12:41 | つれづれ記
先日のニュースで、酒井法子の初公判の特番を3人に1人が見たとあった。そんなにみんな興味を持っていたのかなぁと驚いたが、誰も興味はないよと言い切った手前、謝らなくちゃと調べてみた。どうもフジ、TBS、テレ朝、NHK、日テレの合計を足して35.4%としたものだとわかった。(計算が合わなかったが)
みんながみんなそれを見たくてテレビをつけていたとは限らないじゃないかと言いたいところだが、いや、みんな興味あったんだよと押し切られたら、返す言葉はない。とりあえず、ごめんなさい。

わたしはどちらかというと野次馬の対極にいるほうで、人だかりがあると何だろうとのぞきに行くほうではなく、できるだけ人ごみを避けて通る方である。だからディズニーランドも嫌いだし、花火を見に行こうと誘われても断るし、行列で有名な店は空いてない限り決して入らない。へそ曲がりの天邪鬼といったほうがいいだろう。

だから、前回のように時事ネタで始めても最後はまったく違う話で終わってしまうのだ。イザヤ・ペンダサン氏が自分のことを、「新聞記者」ではなく「旧聞記者」に徹したいと書いていたことがあるが、わたしもそんな風に、古い話を拾って今の課題に繋げて行きたいと思っている。
いささかへそ曲がりのブログかもしれませんが‧‧‧‧‧よろしくお付き合い下さい。

昨日はずーと、ブログサーフィンをしてしまった。そんな表現はしないのかな?
ひょんなところから、なかなかいい意見を述べるブログにつき当たり、そこからリンクして違うブログに入ったり、また、その署名している人の検索から別のブログに入ったり、時間が経つのも忘れてしまった。中にはブログが炎上したところがあって、コメントの恐ろしさも痛感した。悪意に満ちたコメントもあるかと思うと、きちんと整理して述べている素晴らしいコメントもある。まさに玉石混交がネットの特徴かと思った。ほんとうにわたしはネット世界では赤子のようなものだ。コメントくださいなんて軽々しく言わないでおこう。

まだ、一日に80人そこらの訪問する、小さな、小さなブログであるが、むしろこのくらいの方が、インチメイト(膝を突き合わせたような)な感じで楽しくやれるのかなとも思ったりする。大きければいいという時代は終わったし(とくにネットの誕生で・・・)、儲ければいいという昨今の風潮にも嫌気が差している。

かつてライブドアの社長をしていた堀江モンが、儲けて何が悪いというようなことを言ったことがあったが、そのとき成金が札束で横っ面をはたくように見えた。成金は悪いわけじゃないが醜い。彼は品が悪かった。

かつて、金持ちは真っ当な手段で金を稼いでいないという後ろめたさから、金持ちであることを外に言いふらす真似はしなかった。そんな倫理観があったと思うのだ。ところがいつ頃からか、金中心主義の社会になってしまった。拝金主義とでも言うのだろうか。金持ちであることを恥じないし、高級マンションに入っていることや、高級外車に乗っていることを、むしろ自慢する輩が後を立たない。きっと小泉のせいだと思う。

持たない者の遠吠えに聞こえるかもしれないが、お金なんかが人生の中で第一義になることはありえないのだ。腐るほどお金を持っていたって、せいぜい暖を取る代わりに燃やせるぐらいが関の山で、あの世に持って行けない。むしろ生きている間、金を狙う危ない人たちから身を守ることに汲々として、心休まることがないはずだ。(持ったことがないけど、ベッカムが時給10万円のSPを雇ったとか、どこぞの資産家夫婦が殺されたニュースを見たことがある)

出典は知らないが、人生の要諦としてチャップリンが「夢と希望と、サムマネー」と言ったそうだが、まさに至言、そう思う。

調べてみたら「ライムライト」の中で、チャップリン演ずる老喜劇役者(カルヴェロ)が、売れないバレリーナ(テリー)を励まして言った言葉だったようだ。
Yes, life is wonderful, if you're not afraid of it. All it needs is courage,imagination,… and a little dough.
直訳すれば
人生はそれを恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。
人生には勇気以外の何物も必要じゃない。それに想像力だ。
・・・・・・そうそう、そのうえに、お金をちょっぴりな
ということだったそうである。
原文の“dough”は「パン・ケーキなどの生地」のことで、「お金」という意味の俗語表現のようで、日本ではSome moneyが定着したようである。 

個人的にはやっぱり「夢と希望と、サムマネー」が好きだな。




詳しくは Le Petit Prince「星の王子様」 http://www.1mame.net/chaplin.html  を参照して下さい。

そのブログでは、「a little dough」を「little dough」ではないかと考察しています。つまり、「わずかなお金が必要」ではなく「お金は必要でない」が本当ではないかとしています。
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