この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

アーモンドアイのラストランはJCなの!?

2020-11-14 12:25:35 | ちょっと競馬へ
寺山修司がある記者から「寺山さんでも、平均すれば(競馬)は負けているんでしょう?」と問われ、「なぜ平均する必要があるのですか?あなたの人生は平均したら、笑っていますか?泣いていますか?」と問い返している。
至言だと思う。人生を平均することによって失われるものがあるように、競馬を平均してしまったら、ただのギャンブルになってしまうだろう。

昭和51年、トウショウボーイとテンポイントの初対決となった第36回皐月賞のトウショウボーイの単勝がただの270円になってしまう。わたしにとって関西から東上してきた貴公子テンポイント1番人気に対して何するものぞ!と関東の意地をぶつけたレースだったのである。
根拠はあった。競馬の師匠である名人(同級生なのだ)が、ある日トウショウボーイの新馬戦を見て、「びっくりしたよ。1着でゴールしたのに最初に戻ってきたんだよ」と語っていたことがあった。
つまり、目いっぱい走って1着した馬は普通、向こう正面あたりまで流して最後に帰ってくるものだが、トウショウボーイはさっさと帰ってきちゃっというのだ。しかも、3馬身の楽勝。息も切らしてなかったらしい。
次走つくし賞1400ダートを4馬身差の1着。続くれんげ賞1800芝重を5馬身差の楽勝と、条件の違うレースを圧勝していたのである。

当時、関西と関東の対抗意識が強かった。われわれは沖縄から東京の大学に通っていたので関東派だった。
その後トウショウボーイVSテンポイントのドラマが繰り広げられている。ダービー馬のクライムカイザー。菊花賞馬のグリーングラスと名わき役(彼らはそう思ってないだろう)がそろってその年は賑やかだった。さらに最後のライバル対決の有馬記念。そしてテンポイントのまさかの骨折、闘病後の殺処分。けっしてギャンブルの世界ではない。
それらについてはまた、機会があればブログにしたい。

12日に国枝調教師が会見して、アーモンドアイのラストランをジャパンカップにすると発表した。年内2レースで引退としたのは仕方ないが、なぜ有馬記念ではないのか!?
ジャパンカップはすでに戴冠している。しかも消耗の激しい馬と言われており、1カ月の近接したローテーションはよくないのではないかと言われている。
ゆったりと間隔を取って、タイトルのない有馬記念を目指し正真正銘の8冠馬になるのがアーモンドアイに相応しいと思うのだが・・・。
う~~ん残念!

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