やっぱり、カーネーションでしょ

わざわざ言うことではないことではないかもしれないが「おにぎり」は見なくなった。
長女の家出を後悔していたにしても、次女へのストーカーまがいの干渉は普通じゃないし、朝から父親の怒鳴り声は聞きたくない。
「カーネーション」を見ている。
ただ、祖父（宝田明）や祖母（十朱幸代）から「ミシンを買ってやる」と言われながらもなかなか買ってもらわない。百貨店に制服を苦労して納めてもそれっきり。芸子に洋服を作ってあげてもそれまで。テーラーでダンスホールの踊り子たちにイブニングドレスを作っても、またそれまで。
なぜすぐに商売を始めない？展開が歯がゆいのだ。

そこで調べてみたら、コシノヒロコ、ジュンコ、ミチコの3姉妹のドラマだと知った。
なるほどね。実話に基づいているから簡単に話は進まないのだ。
今朝（8日）は父親（小林薫）に叩かれて、やさしい祖父母の家に逃げるが、年老いた祖父母を見て、「この人らは、うちを守ってくれる人らやのうて、うちが守っちゃらなあかん人らになったんや。ここはもううちが甘えられる場所やない」と成長の一歩を進む。ジンときたシーンだった。

よくわからないのは父親だ。洋裁の先生に土下座して頼み込んだり、手持ちの呉服を売りさばいてミシンを買ったり、糸子（尾野真千子）を応援しているにもかかわらず、紳士服の店や生地店に働かせる。
小原洋裁店にして働いてもらえばそのまま利益になるじゃないか。毎日飲んだくれてるんじゃねーよ！
商売の勉強と言うが、あんただって商売してきたんだろ？
この辺がよくわからない。
まぁ、しばらく見ていたらわかるのかももしれないが。