この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

よく噛んだら痩せる~?

2021-12-03 07:20:30 | 死ぬまでは健康でいたい
よく噛んで食べたら痩せるという話がある。
ちょっと遅れ記事だが、28日(日)に「それって!?実際どうなの課」というTV番組で、双子のお笑い芸人ザ・たっちが3日間の検証を行っていた。たくやは30回嚙む方でかずやは普段通りの回数とした。すると3日後たくやは-0.5kgでかずやは±0という結果だった。

噂通りの結果で、番組の管理栄養士は「よく噛むことによって消化吸収がよくなり、代謝が上がって脂肪を消化する」というようなメカニズムを語っていたが、消化吸収が良くなったからといって基礎代謝が上がるわけはない。よく噛むことであごの筋肉は強化されるだろうが、それだけのことで身体全体の代謝量が上がるはずがない。これは鵜吞みにしちゃいけないだろう。

それよりよく噛むことで唾液の分泌が進むことが大きいのではないかと思っている。
昔、「玉液を一日に三回飲み下せば不老長寿」という辞を目にしたことがある。「玉液」が何かというと「唾液」のことで、それを口中に出して一杯になったら飲み下す。それを3回毎日行えば、不老長寿が得られるということだった。
「不老長寿」まではあり得ないが「健康長寿」は可能じゃないだろうか?

唾液にはいろいろな成分が含まれている。
アミラーゼはデンプンを分解して体内に吸収しやすくする。口中の細菌の増殖を抑え、腸内まで届いた雑菌などを退治して腸内フローラを守る。ムチン(糖タンパク)が口や喉、消化管の損傷を速やかに修復する。口中のPHを安定させる。歯のエナメル質の修復をするなどの働きがある。

わたしは幼いころ祖母の知恵かは知らないが転んで膝などを怪我したら、必ず唾をつけて治した。
指などの小さな切り傷もすぐ唾をつけるか、口に含んで舐めていた。
とくに噛み違えて口の中を噛み切った時つらい思いをするが治りも速いことに気づいた方も多いだろう。

今回の実証実験はダイエット効果というより適正な健康体を志向するものではないかと思う。
早食いで太っている方はダイエットになるが、胃腸が弱く消化吸収が悪い痩せている人は太ってくるというものではないだろうか?
よく噛んで食べることに弊害はない。むしろ有難いことばかりだ。やらない方が損をする。

実際その後よく噛んで食べるようにしてみた。さすがにミカン(せいぜい20回)やトマト(15、6回)と30回まで届かない食材もあるが、お米や肉など堅いものは細かくなるまで砕くには30回で足りない場合が多い。60回から80回までかかっていた。
そう、問題は回数ではない。良く嚙み砕かれて唾液が十分混ぜ合わされているかどうかであろう。

みなさん食事の時は落ち着いてたっぷり噛んで健康的な体形を目指しましょうね。

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