いっそ山ごもりでもしようか？

台風12号は大きくそれそうで良かった。去年の台風被害に遭った千葉県ではまだビニールシートのままの家屋が見かけられた。強風の被害も、うまくいけば雨の被害も避けられそうだ。

新型コロナはまだまだ沈静化していないというのに、政府は10月から東京都もGoToトラベルキャンベーンに加えることを決め、野球などのイベントの定員を50%まで拡大した。
するとこの4連休に行楽客がどっと繰り出したのである。
テレビを見ていると家族連れやカップルなどがニコニコしながら取材を受けている。観光地も航空会社もJRも思いがけない人出にウハウハ顔だった。
昨日の首都高も上りは大渋滞だった。

緩みというよりぶち切れた感じがした。
確かに5月の連休も、夏休みも、お盆休みも自粛を呼びかけられ逼塞していたから、不満がたまりにたまっていたのかもしれないが。かれらの中ではコロナは終わってしまったのだろうか？
ニュース画面を見ていると、60代以上の人はあまり見かけなかった。3、40人にひとりぐらいがちらほらしている割合だった。お年寄りはまだ警戒を解いていない。しかし、子や孫から否応もなくうつされるのだろう。
お彼岸の中日を境にめっきり秋らしくなった。ウイルスの喜ぶ季節がやってきたのだ。10月初旬の倍返しが恐ろしい。

沖縄では一昨日7人、昨日6人と感染者は一桁台に落ち着いてきているが、鎖国をするわけにもいかないから、自己防衛を心がけるしかないだろう。
知りたいのは再感染はないのかということである。以前韓国の研究で再陽性者は感染させないということがあったが、他者に感染させないということは自分も感染しないということではないかと推察する。そうであるなら、多くの人が無防備に行動して感染を広げることはあながち悪いことばかりでもないだろう。免疫の壁というやつだ。
この秋どーんと感染が広がって延べ700万人ぐらいが感染するまで、山ごもりでもしてじっとするしかないのだろうか。