この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

参議院は生活の糧

2010-05-12 15:18:44 | 意見がありますけど
谷亮子が参議院に出馬するという。なんという愚かなというのが第一印象。決して国会議員に特別な資格要件が求められるとは思っていないし、二世議員のはびこる実態に、むしろこれは既得権益ではないと思っている。「先生、先生」と偉そうにしている世界に風穴を開ける逸材をむしろ待ち望んでいるぐらいだが、いったい谷亮子が何をするというのか。
スポーツ振興に力を注げればいいというが、柔道界は恵まれているはず。しかも国会議員を務めながらオリンピックを目指すなどとアホなことも言う。

橋本聖子は自らのブログの中で議員とアスリートを両立させる難しさについて「二足のわらじは両方の力になると信じていたのに、どちらの世界も傷つけていたのかと思うと、わたくし自身も傷ついて、何かに負けたのです」と語っている。(国会議員は大丈夫だと思うけどオリンピックは)まず、無理です。

国民はただ名前が売れているだけで選ぶほど愚かな民か。彼らは当然至極と考えているように見えるが、それは民主党だけではなく、自民党も、みんなの党も。
今回の参議院選挙は、政権奪回を果たした民主党が参議院で単独過半数を実現して最終的な政権奪回とするはずだったのが、「政治とカネ」の躓きで雲行きが怪しくなった。そのてこ入れに人気取りの候補者を仕掛けたのだろう。少しでも票の取れそうなタレントには全部声をかけているに違いない。むしろ断った人の情報が知りたいぐらいだ。きっと尊敬するから。

記者会見で小沢一郎民主党幹事長と並んで記者会見を受けている姿が、とんちんかんな感じで、谷亮子が何か大きな誤解をしているのではないかと思われた。
本当に、マジなんだ!?
功なりを遂げると人は名誉を求めるというが、谷亮子はいったい何を求めているのか。
そう考えたときに、谷亮子は引退後の第二の人生をそこに求めたのだと分かった。

野球選手をはじめ、トップレベルを除いたスポーツ選手の第二の人生は惨めである。コーチや評論家として食えるのは限られているし、それも野球やサッカーの世界ぐらいで、柔道のようなマイナーなスポーツでは望めない。
詐欺を働いて捕まった元野球選手や暴力団とつるんで用心棒まがいの元ボクサーもいた。みんななかなか大変なのだ。
旦那の谷選手もしぶい選手だが、引退後はわからないと思っているのだろう。一男一女の子どもを抱え一家を支えていかなくちゃと柔ちゃんが決めたのなら何も言わない。頑張って下さいである。
生活のために国会議員になろうと思って何が悪い。そう考えたら、だらだらと名前が上がってくるタレント候補者も、優しい目で見ることができるようになった。
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