静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

22ヶ月ぶりにコンサートに行く(三重バッハ合唱団演奏会)

2011年05月08日 21時57分13秒 | コンサート
 生のコンサートは22ヶ月ぶり。2年前の大植英次指揮大阪フィル定期以来だった。
 久しぶりにコンサート会場の椅子に座した。あの大フィル定期は、もうずいぶんと前のできごとのようだ。この2年間のいろいろを思い起こしながら開演を待った。あのあとの8月以来、自分や家族に起こった諸々を思った。そして、今も、それらと共に時間は過ぎているのだと思った。
 今日、私はバッハの大いなる世界に身を置いた。
 浴びるように沁み込むように音楽が自分にやってきた。
 目の前で音が生まれ、空気が、会場が、そして心が振動して、音楽は伝わる・・・なんて当たり前のことに、いまさらながらに感動していた。

 今日に向けて万全の態勢で臨んだ。2人の子どもはいつもの介護施設に頼んだ。送迎はいつものヘルパー軍団。夕食もヘルパー軍団。私は、朝から夕食のカレーを作り炊飯器をセットしておいた。このところ比較的好調なカミさんは、連休疲れ(のようなもの)が出ているが、しかし、「今日は、ひさしぶりに楽しんできて」と送り出してくれた。
 若葉がまぶしい景色を横目に伊勢道を津に向かう。懐かしい曲を収めたMDを車内で鳴らしていた。途中で雨がかなり強く降ったが、会場に着いた時はやんでいた。気まぐれで活発に動き出す内臓に対応するため、途中で席を立ちやすい一番端っこの席につき開演を待った。

 今回のプログラム、最後のカンタータ21番は、聴いたことがなく、一ヶ月ほど前からリリング盤やリヒター盤で「予習」してきた。これは凄い曲だ。このところのスタディで、それなりに実感を積み重ねてはいたものの、今日の指揮者本山氏のレクチャーによって、さらに曲を味わう触手が増え、バッハの語法により寄り添って聴くことができた。詳しくは、後日書きたいと思っている。110番は、昨日記事で書いた通り。モテットはお馴染みの曲である。
 もう時間がなくなった。あとは、一曲ずつ「覚書き」として採り上げていく時に、今日の演奏にも触れていきたいと思っている。
 とにかく、四曲四様の世界を堪能し、癒されたひとときだった。
 
 コンサート会場に、また来られる日が来たことに感謝。




第22回 三重バッハ合唱団演奏会

カンタータ第110番「われらの口を笑いで満たし」BWV110

モテット「主に向かって歌え、新しい歌を」BWV225

モテット「来たれ、イエスよ、来たれ」BWV229

カンタータ第21番「この身は多くの憂いがあった」BWV21


ソプラノ:佐波真奈巳
アルト:小林まゆみ
テノール:波多野 均
バス:三原 剛

オルガン:北住 淳

管弦楽:大阪チェンバーオーケストラ

合唱:三重バッハ合唱団


指揮:本山 秀毅


20110508 pm2:00 三重県文化会館大ホール





今後の記事に、つづく・・・・。



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