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静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

第27回三重バッハ合唱団演奏会(5月8日)を聴いてきました。

2016年05月16日 20時57分46秒 | コンサート

 昨日は伊勢管弦楽団のマーラー「復活」を聴いてきましたが、その前の三重バッハ合唱団演奏会についての記事となります。
 もう一週間以上経ってしまいました。
 言い訳ですけど、演奏会前後にプライヴェートでもいろいろとあったりして、いつも以上に漠々薄々になっています。

三重バッハ合唱団 第27回演奏会

【プログラム】

カンタータ第180番 『装いせよ、わが魂よ 』
Schmucke dich, o liebe Seele, BWV180

カンタータ第187番 『彼らみな汝を待ち望む』
Es wartet Alles auf dich, BWV187

《休憩》

モテット 『み霊 わが弱きを助く』
Der Geist hilft unser Schwachheit auf , BWV 226

カンタータ第198番 『侯妃よ、願わくばなお一条の光を』
Lass, Furstin, lass noch einen Strahl, BWV198

アンコール曲:
カンタータ第147番『心と口と行いと生活で』より
第6曲「イエスこそわが喜び」(Wohl mir, das ich Jesum habe)

 
ソプラノ:中嶋康子
 アルト:山田愛子
 テノール:清水徹太郎
 バ ス :三原 剛
 オルガン:北住 淳

管弦楽:大阪チェンバーオーケストラ

 指揮:本山秀毅


2016年5月8日(日) 於:三重県文化会館 大ホール
13:30会場 14:00開演


 三重バッハを聴くのも7回目となりました。
 初めて聴いたのは2009年の「ヨハネ」でした。
 その年の暮れに大腸がんの手術をし、翌年の2月に仕事復帰をするのとほぼ同時に妻が精神疾患を患い、そんなこんなで2010年の「エジプトのイスラエル人」は聴けませんでした。
 その後は、プライヴェートでいろいろとありながらも毎年聴かせてもらっています。

 今年は、今まで聴いた中では一見、かなり「地味」なプログラムでした。
 モテットは、いわゆる「6つのモテット」中で最も聴く頻度が少ない曲。
 そして、カンタータは、ほとんど聴いたことがない(あるいは聴いた記憶がない)曲が3曲ずらりとならんでいました。
 今回は、事前にカンタータについてはリリングとリヒター、モテトはリリングとシックスティーンで予習しました。
 やはりバッハの音楽は素晴らしく、こちらから門戸を開いて中へ入っていくと必ず何かしら訴えてくるものがあります。

 最も印象深かったのは、最後に演奏された198番です。
 多くの民に慕われていた候妃の追悼礼拝のために作曲された曲。
 曲の規模も大きかったのですが、何よりステージに登場した2挺のリュートが目を引きました。
 当然、響きも前2曲に比べて多彩。
 深々として愛情溢れる冒頭合唱や第4曲での鐘の音を模した器楽パートが印象的でした。

 カンタータだけで200曲以上あるのですね。
 そのひとつひとつの素晴らしさに、未だ何ほども出合っていない自分を思いました。
 そして、この三重の地で、このようなコンサートが続けられていることのかけがえのなさを思いました。

 今回もMさんのご厚意により聴くことができました。
 感謝です。








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