静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

ベートーヴェン生誕250年、バーンスタイン没後30年

2020年01月05日 23時59分32秒 | 音楽
 今年はベートーヴェン生誕250年、そして、バーンスタイン没後30周年。
 ううむ・・・。続きますねぇ、スルーできないアニバーサリー・イヤー。
 ふりかえって、ベートーヴェン生誕200年の1970年は、私、中学1年生でした。
 クラシック音楽は好きでした。
 学校で聴いた鑑賞曲を家で聴いたり、もともと家にあったレコードを聴いたりしていました。
 小学校の終わり頃に「こども音楽館」を買ってもらっていたので、それが鑑賞の中心でした。
 70年の秋、TVコマーシャルで使われた「男の世界」(ジェリー・ウォレス)が大ヒット。それをきっかけに、洋楽を聴き始めました。
 S&G、ビートルズ、クリスティ、ピンク・フロイド(少し)、ジ・オリジナル・キャスト、レターメン等々、聴いていたAMラジオ番組の関係で、CBSソニーと東芝音工のレコードがやや多かったです。
 それから、やはりメロディ志向が強かったようで、ハードなものやワケワカラン系よりはメロウ系、ワカリヤスイ系が好きでした。
 70年12月、クリスマスのプレゼントにS&GのLP「明日に架ける橋」を買ってもらい、擦り切れるほど聴いて、本当に擦り減って傷んでしまい、以後、LP、CDで何度か買い直しています。

 そして、元旦の朝、バーンスタインと出会いました。
 70年万博公演のTV放送(曲はベートーヴェンの交響曲第5番)でした。
 この放送、私は長い間、NHKが収録したものだと思い込んでいましたが、夏に別用で図書館に行った際、当日の新聞を調べてみたら、NHKではなくCBC(TBS系列)での放送だと分かりました。
 だとすると、これは再放送ではなく、このときが唯一の放送だったと考えられます。
 その日を境に、私は一気に洋楽からクラシックへと方向転換。
 その夜にお年玉で買ったレコードは「運命」の17cm盤(ドラティ指揮ロンドン響)でした。
(この話も、もう何度も書いていますね)

 当時、ベートーヴェン生誕200年ということで、レコード会社は、いろいろと企画盤を出していました。
 記憶にあるのは、グラモフォンのベートーヴェン全集で、なんといっても垂涎の的だったのはカラヤン指揮の交響曲全集。
 9枚(だったかな)で1万2千円でしたが、バラで買うと1枚2千円だから、だんぜんお得なのに、中学生にはとうてい無理。チラシや現物を穴の開くほどほど眺めだけでした。
 もうひとつ東芝のベートーヴェン全集も記憶に残っています。
 イヴ・ナットのピアノ・ソナタ全集を含む、けっこう大規模な全集でした。

 今年もグラモフォン(DG)から最新のベートーヴェン大全集が発売されたようですが、値段の違いは、「隔世の感」とはまさにこのことですね。

 安い安い!
 でも、中身は、私には無用の長物。半額でも買いません。

 記念の年ということで、元旦以降すでにベートーヴェンの作品を連続で採り上げてみえるネット・フレンドの方もみえます。
 私の場合、そういうシリーズものは、ことごとく頓挫しているので、出来る範囲で「ベートーヴェン再発見」みたいな記事を書きたいと思っているところです。
 もともと、ベートーヴェン好きですし。
 バーンスタインの記事も長らく中断していますが、あれは、もう中止ですね。
 リマスタード・エディション100枚は全部聴きましたが、記事にしているのはほんの一部。
 自分で自分を縛るのは、もうやめておきます。

 それとは別に、どうしてもネット上に残しておきたいことが二つあるので、それはがんばって完成させたいです。



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