寒かった

　ミトロプーロスの指揮で「ロメオとジュリエット」抜粋（ベルリオーズ）、ドビュッシーの「海」、「サロメ」より“七つのヴェールの踊り”などを聴いての通勤退勤だった今日。朝はいつもより４６分寝過ごし、あわてて飛び起きて、諸々の活動開始。ビデオの早回しの如く、台所を中心に動き回った。スリッパのパタパタという音が、寒々としたフロアと半吹き抜けの天井に響いた。みんなはまだ寝静まっていた。今日は、カミさんも調子悪く、いつもより目覚めがよろしくなかった。実は、大晦日の「御節事件」以来、いまだに、その尾を引いているのである。「御節事件」とは？？？それはナイショ。いつもの朝食メニューを作って食べてる暇はないので、カップ焼きそばと目玉焼き、バナナとヨーグルト、紅茶をかきこんで、子ども達の献立を作る。「りゅう」も起きてくるのが遅く、今日のスクールバス乗車は滑り込みっぽかった。バス介助のＦさんにも「りゅうちゃんにしては遅かったね」なんて言われちゃった。まあ、間に合ってよかったよかった。
　職場でも忙しく、コマゴマとした用事が多重フーガみたいに同時進行となって、息つくヒマなく酸欠状態に・・・ならなかったが、でも、大変であった。カミさんはほぼ一日不調で、今日は洗いものもヘルパーさんにしてもらった。もちろん、もう寝ている。長いスパンで見ると「上向き」ではあるけども、短いサイクルの中では上下行はある。仕方がないけど、本人もうんざりしているみたいだ。がまんがまん・・・。
　ところで、ミトプーの指揮は、やっぱり、どこか底深いものがあって、不気味な整いぶりの下に隠された怨念みたいなものが感じられるのは気のせいか？？？この時代の人達って、もし録音技術がもっとよかったら驚愕の名演奏の山だったんだろうな。帰りの買い物で、駐車場に降りた時の寒かったこと！明朝も冷え込むんだろう。