映画に詳しいわけではありませんが、黒澤作品の、なんというか、むちゃくちゃ不自然な、でも同時に極めて自然体でもあるような、そして役者の個性よりも「ここはこうでなくてはならぬ」という強い意志が伝わってくる様式美みたいなものがガンガンに表出している不思議な魅力の映画たち、実は好きです。昨日のBSで七人の侍(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)をやってました。珍しくリアルタイムで観ました。(録画しながらの後追い再生ではありましたが・・・)
黒澤映画は最初の7作品以外は観ているはずです。観た作品はどれも魅力的でしたが、白黒作品には(テレビで見た限り)音声がよろしくなく、台詞が聞き取りづらいものがいくつかありました。「七人の侍」も20年以上前にオンエアされた時に初めて観たのですが、やはり台詞が聴き取りにくいところがありました。ところが、昨日の放送では画質音質ともに一新されており大変鑑賞しやすい状態にリマスター(?)されていました。こんなんだったら、昨日までに放送された作品も観ておけばよかった・・・。
で、映画ですが・・・・やっぱりスゴイですね。ツボはまりの場面もいくつかあって、鳥肌ものです。
勘兵衛(志村喬)に誘われた七郎次(加東大介)の、迷いの全く無い「はい!」の返事の早いのと顔の表情などはゾッとするほどのリアリティですね。カメラワークっていうのですか、あの走っている侍たちの背景がざぁぁぁぁ~と流れていく流動感、離れの三軒が目の前で燃え上がる不気味さと迫力などなど・・・挙げ出したらきりがないです。BGMの全く入らない豪雨の中の合戦シーンの迫力といったら・・・あれは冬の撮影だったんですね。3時間半、休憩も早飛ばしで一気に見せられて(魅せられて)しまいました。
ということで今朝は久しぶりの夜更かし明けでした。
上の写真はよく見る有名なスチール写真ですが、実際の映画ではこんなシーンはありません。「スチール」ってこういうことがよくあって、「あんなシーン、なかったよなぁ」って映画館を後にしたことってありますよね。
黒澤映画は最初の7作品以外は観ているはずです。観た作品はどれも魅力的でしたが、白黒作品には(テレビで見た限り)音声がよろしくなく、台詞が聞き取りづらいものがいくつかありました。「七人の侍」も20年以上前にオンエアされた時に初めて観たのですが、やはり台詞が聴き取りにくいところがありました。ところが、昨日の放送では画質音質ともに一新されており大変鑑賞しやすい状態にリマスター(?)されていました。こんなんだったら、昨日までに放送された作品も観ておけばよかった・・・。
で、映画ですが・・・・やっぱりスゴイですね。ツボはまりの場面もいくつかあって、鳥肌ものです。
勘兵衛(志村喬)に誘われた七郎次(加東大介)の、迷いの全く無い「はい!」の返事の早いのと顔の表情などはゾッとするほどのリアリティですね。カメラワークっていうのですか、あの走っている侍たちの背景がざぁぁぁぁ~と流れていく流動感、離れの三軒が目の前で燃え上がる不気味さと迫力などなど・・・挙げ出したらきりがないです。BGMの全く入らない豪雨の中の合戦シーンの迫力といったら・・・あれは冬の撮影だったんですね。3時間半、休憩も早飛ばしで一気に見せられて(魅せられて)しまいました。
ということで今朝は久しぶりの夜更かし明けでした。
上の写真はよく見る有名なスチール写真ですが、実際の映画ではこんなシーンはありません。「スチール」ってこういうことがよくあって、「あんなシーン、なかったよなぁ」って映画館を後にしたことってありますよね。
「七人の侍」、僕も観てました。夜更かししてしまいました。そのくせ、早起きですので今日は眠いです(笑)
この映画、今も僕のベスト1、多分永遠の名作だろうと思います。学生時代に映画に凝りまして、毎週2回は入場券の安い文芸座に出入りしていたんですが、やはり、この作品が最も感動的でした。黒澤映画って、スゴイです。
(次点は「砂の器」、野村芳太郎もスゴイです)
それは、羨ましいです。さぞや凄いインパクトだったことでしょうね。この迫力と画面からはみ出すような人間ドラマには圧倒されるでしょうね。