静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

父のアルバムより

2015年06月09日 21時50分00秒 | 履歴書(昔話、音楽など)


亡父のアルバムより。



父は大正13年9月の生まれ。




神戸市の大学に在学中だったが、昭和20年4月に召集される。




戦後しばらくは企業勤めだったが病気のため帰郷。
紆余曲折があって伊勢の地で商店を営む。


昭和34年、二見にて



昭和44年、山中湖畔にて

いっしょに写っているのはいずれも私。




父は病のために、おそらくは思い通りにならない一生を送ったのだと思うが、私たち子どもには、そんな無念さや苛立ちのようなものは微塵も見せなかった。

小学生の頃は、よく店を母に任せて、2階で横になっていた。
2度目の肺手術で1年間入院したこともあった。
私は子ども心に「自分の父は、そんなに長生きできないだろう」と思っていた。
しかし、思いのほか長らえてくれて79歳で旅立った。
12年前の今日だった。
今日と同じく、ちょっと肌寒いような梅雨空の日でした。




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