亡父のアルバムより。
父は大正13年9月の生まれ。
神戸市の大学に在学中だったが、昭和20年4月に召集される。
戦後しばらくは企業勤めだったが病気のため帰郷。
紆余曲折があって伊勢の地で商店を営む。
昭和34年、二見にて
昭和44年、山中湖畔にて
いっしょに写っているのはいずれも私。
父は病のために、おそらくは思い通りにならない一生を送ったのだと思うが、私たち子どもには、そんな無念さや苛立ちのようなものは微塵も見せなかった。
小学生の頃は、よく店を母に任せて、2階で横になっていた。
2度目の肺手術で1年間入院したこともあった。
私は子ども心に「自分の父は、そんなに長生きできないだろう」と思っていた。
しかし、思いのほか長らえてくれて79歳で旅立った。
12年前の今日だった。
今日と同じく、ちょっと肌寒いような梅雨空の日でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます