静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

能年玲奈

2013年09月20日 23時55分14秒 | オンエア
 今朝のあさイチ(NHK)は、能年玲奈さんがゲストでした。出勤時刻ギリギリまで観てて、車に乗ってからはナビで(主に音声中心に)聞いて、そんでもって、さっき録画したものを「ちゃんと」観ました。
 さすが、噂に違わず(たがわず)圧倒的な天然ぶりでした。いつものお二人も、進行を維持するのに、かなり神経を遣ったかも知れません。
 タレント、女優としては、こういうトーク番組や舞台でのスピーチは苦手な方かと思いましたが、私は大変好感を持ちました。
 彼女は、たぶん、思いや考えが「言葉」として上がってくるのに時間を要するタイプだと思いました。だから、「間」や空白が多発しては困るテレビ番組には不向きなのかも知れません。
 しかし、あの「言葉を探している」かのような「間」(沈黙)や口ごもりの豊かさは、ふたんは、そんなもん観たくても観られぬテレビゆえに、とても新鮮でした。
 小さい子は、人の評価など全く気にしないで描きたいように絵を描きますし、思ったように話しますが、まさにそんな感じ。渡辺えりさんの言う「赤ちゃん」というのも、その所以でしょう。
 しかし、単に「子どもっぽい」とか幼稚とかいうのではなく、強烈なプロとしてのスイッチも持ち合わせているのですね。だから、あんなに豹変できるのでしょう。すごい「天然」の「天才」だと感じました。

 教育学者の佐藤学先生は、「国語の授業では、スラスラ読むよりも『言葉に触れて読む』子を育てる」と、どこかで言われていましたが、能年さんの「自分の言葉を生み出そう」とするプロセス、そのゆったり感と経過する時間の中身の濃さは、そのことを思い出させてくれました。「あまちゃん」後の彼女が、いったいどうなっていくのか、楽しみでもあり不安でもあります。

 私が言うのもなんですが、みんな、もっと、いろんな「間」や一見「ムダ」と思える時間が実は意味深いということを大事にしたいものです。話は逸れますが、リニア新幹線とか、ほとんど要らない気がしています。
今朝のあさイチを観て、そんなことまで考えてしまいました。


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