静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

フルトヴェングラー/BPOとの「英雄」(1952年)

2009年10月19日 00時39分25秒 | ベートーヴェン
聖響さんを断念した今日(18日)、やはり、「りゅう」は昼過ぎにちょっと具合悪くなりました。
でも、たいしたことはなかったです。
買い物や子どもの世話をちょっぴりして過ごしました。
夕食前後に聴いたのはこれでした。


ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」



管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー



録音:1952年12月8日、ベルリン、ティタニア・パラストにて




久しぶりにフルトヴェングラーを聴きました。(中学高校そして大学時代と、フルヴェンを中心とした巨匠達の指揮をよく聴いていました。だから、当時の「若手」「気鋭」である小澤、メータ、アバド等は、あんまり聴いていないです。最近の方がよく聴いているくらい。)彼の独特のテンポ変化や間合いの取り方が、なんとも懐かしいです。と、同時に聴く頻度が少なくなった近頃は、いつの間にか「新鮮」と感じられるようになっています。しかし、今日、耳を捉えたのは、かつて胸を焦がした、そんな、どちらかと言えば表面的な所作ではなく、弦の美しさや懐の深いフレージング、デリケートで静的な管の扱いなどでした。まだまだ、再発見は続きそうなフルトヴェングラーでした。私の愚鈍な耳に「聞き飽きた」なんて言葉はありません。繰り返し聴くことによって、少しずつ味わいが深まっていくのだと思いました。それにしても、あの、まるで大津波が来る前に海の水がざぁ~っと引いて行き、次いで物凄い勢いで我々を呑み込んでしまう、あのキワモノすれすれみたいなスタイルは、やっぱり彼だから決まるのでしょうね。アウディーテのBOXにも入っていますが、今日はターラ盤で。



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