静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

新しい特別介護事業所へ

2009年07月13日 00時01分50秒 | 家族(こども・しょうがい・学校・介護他)
チョーサヤ、チョーサヤ・・・・・

今年も松阪祇園祭の熱い2日間も終り、大相撲名古屋場所も始まると、もう本格的な夏はすぐそこ、って感じですが、いつものことながら、この時期、私は忙しい。今日(12日)も、在宅仕事しておりました。カミさんは、一時的に子ども達を連れ出してました。


さて、前にちょこっと触れた「けん」の事業所替えのことを・・・・。

「けん」は、高等部卒業後、現場実習でお世話になったA介護介護事業所に、すぐに入所しました。
慣れた所ということで、私たちも安心していましたし、「けん」自身も、行くことを特に嫌がることもありませんでした。
しかし、月日を経るに従って、だんだんと変化が現れてきました。

学校を恋しがることは卒業直後から既にありましたが、それでも4月頃はいつもの「けん」スマイルがよく見られました。
しかし、それはしだいに少なくなり、それにかわって苛立ちの表情が目立つようになってきました。
笑顔は少なくなり、口数も減り、気難しくぶつぶつ呟いたり、何も言わないでいたりする時間が増えてきました。
食欲はどんどん減退し、ここでも何度か書きましたが、トータルで平常時の半分以下の日が続きました。
赤ちゃんのようにスプーンで口に運んでやらないと、何時間でも椅子に坐っている・・・そんな感じでした。
無理に食べさせようとすると、意図的に嘔吐しようとさえしました。
そして、以前から「りゅう」に対してコソコソとやっていた髪の毛ひっぱりを、カミさんや9月から同居している老母に対しても敢行するようになってきました。
これは「暴力」というよりは、「ちょっと、ちょっと」と相手の腕や袖を引っ張るような感覚かなと、初めは思っていたのですが(そういう意味合いもないことはない)、やはり、何がしかストレスの現れであることは明確になってきました。

介護事業所での作業(空き缶つぶし)は単調で、「けん」には面白くないことだったでしょう。
学校での変化に富んだ生活と違うのは当たり前なんですが、それは「けん」には分からないことです。
しかし、「慣れさせることも大事」という声もあり、しばらくは様子見の日々でした。
事業所が主たる原因かどうかはわかりませんが、行きたがらないことも目立ってきて、長い目で見て「今後、どうなんだろう」と悩みはふくれる一方でした。
ちょうどそのころ、当市に新しくB特別介護事業所が開所しました。
私たちは、「けん」の生活になるべく変化をつけて、彼がなるべく退屈せずに、より多くの人と触れ合ったり、お気に入りの時間を見つけたりできたらと願っていましたので、通っている事業所と、その新しく出来た介護事業所との併用を考えました。
こういうことは、私たち利用者側の願いがあれば特に問題なく実現するとも聞いてもいました。

・・・まあ、結論から言うと、私達は併用を断念し、新しく出来たB特別介護事業所一本で行くことに決めました。
そのいきさつについては、ここでは書きませんが、ある意味、本人の「けん」がどう受け止めるかという点を脇に置いといての決断であり、あとには戻れないという面もあります。

先週から、そのB介護事業所に行き始めましたが、まだ「慣らし通所」みたいな段階です。
半日であったり、カミさんが付き添ったりで、ぼちぼちと「けん」が慣れ親しんでいくように進めています。
ここは規模も小さく、本当にアットホームな雰囲気です。
たぶん、「けん」も早く慣れると思います。
顔見知りの人もいたり、たまに来てくれたりしますしね。

写真は、その事業所でパソコンの動画を見せてもらっている「けん」です。







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