もう一週間も過ぎてしまいました。
記事更新がすっかり滞ってしまい、文字通り「静かな場所」と化しています。
最近の視力低下と(見え方の)不具合などで、PCによる文字入力がかなり億劫になっています。
スマホでの短文入力は比較的楽なので、FBや(時々)ツイッターでアホなこと呟いておりますが・・・。
生誕100周年ですから、ちょっとがんばらにゃいかんとです(?)
(前も書いたけど)どういうわけか、バーンスタイン作品の演奏されるコンサートは、チケットを買ったものの行けず仕舞いなことが続いてて、ヘンなジンクスになっていました。
川瀬さん指揮の「エレミア」も、佐渡さんの「ヴィヴァ!バーンスタイン」も、伊勢管の「WSSシンフォニックダンス」も・・・。
昨年の「ミサ」(大フィル)は聴きに行くことができて、ようやく呪縛(?)から解き放たれたようです(笑)。
1曲目の「スラヴァ!」は、曲の枠組みは「キャンディード」序曲とよく似ていますね。
「兄弟曲」と言ってもいい感じですが、こちらはロストロポーヴィチに捧げられた、ユーモアと風刺がチラ見える楽しい曲です。
最近、家でもよく聴いていたマイ・ブームな曲です。
後半に入ってくる「演説」の内容が分かれば、また違った味わいとなるのでしょうね。
次の「シンフォニック・ダンス」は、いつか必ず聴きたいと願っていた曲。
冒頭の「チャチャー、ちゃっ! チャララー―」が鳴り出しただけで、すでにウルウル。
ここで涙腺緩む人って、そんなにいないのでは?
なんてことは関係ない。
もう、「待望」なのだから。
そんなことで「サムホエア」なんてのは推して知るべし状態でしたよ。
ヴィオラの美しいソロから管のリレー・・・本当に美しかった・・・。
オーボエもホルンも輝いていました。
その後は・・・
炸裂する圧倒的なパーカッション群。
「マンボ!」の叫びは、その都度、客席に顔を向けるやる気満々楽員さんの姿もありテンション最高に。
狂乱の後の一瞬の静寂。
ホール全体を縛りつけるフルートのソロ。
いやぁ、よかったなぁ・・・。
すべての音符を味わい尽くしました(個人の感覚)。
後半は交響曲第2番「不安の時代」。
シリアスな内容です。
ダイナミックスの差は大きいものの、持続的に盛り上がることは少なく、主に内へ内へと沈潜していく、そんな曲です。
自宅でディスクで聴いているよりもはるかにインパクト強く、最初から最後までまるで強烈な磁場の真っ只中にいるような、緊張と緊迫の連続でした。
第2部の「仮面舞踏会」(第4楽章)で、ほんの少し「日常」に戻された感がありますが、それもエコーのような見事な効果を生むアップライトピアノと共に遠ざかっていきます。
小曽根さんと川瀬さん&名フィルは、いささかも弛緩することなく、その曲諏を丁寧に、そして確信に満ちて音化していきました。
本当に見事でした・・・一歩間違えば、とりとめのないただの空疎な音響の羅列になってしまいそうになるバーンスタインの曲(と、自分は思ってしまうこともあります)なのだから。
第6楽章「エピローグ」でのピアノによるカデンツァは(確証はありませんが)小曽根さんの即興部分が挿入されて、今まで聴いてきたいくつかの録音よりも長かったようです。
静まり返ってピアノに集中するすばらしい聴衆たち。
そんなことで最後の(ようやく日が射してきたかのような)オーケストラの入りが、本当に温かく優しく感じられました。
バーンスタインという人は「肯定的」なエンディングが好きなのです。「肯定的」に書かないではいられないのでしょう。
「人間が好き」「決して希望を捨てない」彼らしい最後です。
オケの強奏に小曽根さんはピアノを力強く重ねていました。
30数分の曲ですが、振り返ってみるとたくさんのものが詰まっていて、聴いていて「あっという間」でした。
小曽根さんのピアノの美しかったこと、
魂のこもったオーケストラの響き、
一打入魂のパーカッション群、
川瀬さんの指揮は、実際に目にするのは初めてでしたが、キレのある動きは60年代前半頃の小澤征爾を髣髴とさせるものでした。
アンコールが2曲ありました。
「定期では異例」とのことです。
大満足で(やや興奮状態で)会場をあとにしたので、1曲目をメモしてくるのをすっかり忘れていましたが、あとでツィッターにて知ることができました。
アンコール1曲目は・・・
これ、すてきでしたよ。
聴いてて「これはレニー作品と違うよね」とは分かりましたが、知らない曲でした。
心身に染み入るヒーリング効果抜群の美曲でした。
ボルショス氏のソロ、最高!
そして、これで終わりかと思ってたら指揮者氏、マイクを持って登場。
ここで、記憶を辿って、そのMCを書いてもいいのでしょうが、ちょっと疲れてきました・・・(笑)。
結論(?)から言いますと、アンコール2曲目は、
でした。
楽しかったです。
模範あり、練習あり、ムチャ振り(?)ありのあと、しっかり叫んできました。
「マンボ―!」じゃなくて「マンボッ!」ですよ、みなさん。
語尾を延ばしてはだめです。
パッと切るのです。
皆さんも、もしかして何処かで「マンボ!」を叫ぶ機会があるかも知れません。このことは忘れないでいてください。
それにしても、県外遠征はステロイド服用日じゃないといけませんね。
眠気もなく心身ともにテンション高く、久々の都会(?)でしたが、無事に歩き回ることができました。
記事更新がすっかり滞ってしまい、文字通り「静かな場所」と化しています。
最近の視力低下と(見え方の)不具合などで、PCによる文字入力がかなり億劫になっています。
スマホでの短文入力は比較的楽なので、FBや(時々)ツイッターでアホなこと呟いておりますが・・・。
生誕100周年ですから、ちょっとがんばらにゃいかんとです(?)
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
名古屋フィルハーモニー交響楽団第460回定期演奏会
~オーデン『不安の時代』/バーンスタイン生誕100周年記念~
【プログラム】
バーンスタイン/スラヴァ!(政治的序曲)
バーンスタイン/「ウエスト・サイド物語」からのシンフォニック・ダンス
(休憩)
バーンスタイン/交響曲第2番「不安の時代」※
※ピアノ:小曽根真
管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団
指揮:川瀬賢太郎
会場:日本特殊陶業市民会館フォレストホール
2018.09.07(金) 開演18:45
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
名古屋フィルハーモニー交響楽団第460回定期演奏会
~オーデン『不安の時代』/バーンスタイン生誕100周年記念~
【プログラム】
バーンスタイン/スラヴァ!(政治的序曲)
バーンスタイン/「ウエスト・サイド物語」からのシンフォニック・ダンス
(休憩)
バーンスタイン/交響曲第2番「不安の時代」※
※ピアノ:小曽根真
管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団
指揮:川瀬賢太郎
会場:日本特殊陶業市民会館フォレストホール
2018.09.07(金) 開演18:45
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
(前も書いたけど)どういうわけか、バーンスタイン作品の演奏されるコンサートは、チケットを買ったものの行けず仕舞いなことが続いてて、ヘンなジンクスになっていました。
川瀬さん指揮の「エレミア」も、佐渡さんの「ヴィヴァ!バーンスタイン」も、伊勢管の「WSSシンフォニックダンス」も・・・。
昨年の「ミサ」(大フィル)は聴きに行くことができて、ようやく呪縛(?)から解き放たれたようです(笑)。
1曲目の「スラヴァ!」は、曲の枠組みは「キャンディード」序曲とよく似ていますね。
「兄弟曲」と言ってもいい感じですが、こちらはロストロポーヴィチに捧げられた、ユーモアと風刺がチラ見える楽しい曲です。
最近、家でもよく聴いていたマイ・ブームな曲です。
後半に入ってくる「演説」の内容が分かれば、また違った味わいとなるのでしょうね。
次の「シンフォニック・ダンス」は、いつか必ず聴きたいと願っていた曲。
冒頭の「チャチャー、ちゃっ! チャララー―」が鳴り出しただけで、すでにウルウル。
ここで涙腺緩む人って、そんなにいないのでは?
なんてことは関係ない。
もう、「待望」なのだから。
そんなことで「サムホエア」なんてのは推して知るべし状態でしたよ。
ヴィオラの美しいソロから管のリレー・・・本当に美しかった・・・。
オーボエもホルンも輝いていました。
その後は・・・
炸裂する圧倒的なパーカッション群。
「マンボ!」の叫びは、その都度、客席に顔を向けるやる気満々楽員さんの姿もありテンション最高に。
狂乱の後の一瞬の静寂。
ホール全体を縛りつけるフルートのソロ。
いやぁ、よかったなぁ・・・。
すべての音符を味わい尽くしました(個人の感覚)。
後半は交響曲第2番「不安の時代」。
シリアスな内容です。
ダイナミックスの差は大きいものの、持続的に盛り上がることは少なく、主に内へ内へと沈潜していく、そんな曲です。
自宅でディスクで聴いているよりもはるかにインパクト強く、最初から最後までまるで強烈な磁場の真っ只中にいるような、緊張と緊迫の連続でした。
第2部の「仮面舞踏会」(第4楽章)で、ほんの少し「日常」に戻された感がありますが、それもエコーのような見事な効果を生むアップライトピアノと共に遠ざかっていきます。
小曽根さんと川瀬さん&名フィルは、いささかも弛緩することなく、その曲諏を丁寧に、そして確信に満ちて音化していきました。
本当に見事でした・・・一歩間違えば、とりとめのないただの空疎な音響の羅列になってしまいそうになるバーンスタインの曲(と、自分は思ってしまうこともあります)なのだから。
第6楽章「エピローグ」でのピアノによるカデンツァは(確証はありませんが)小曽根さんの即興部分が挿入されて、今まで聴いてきたいくつかの録音よりも長かったようです。
静まり返ってピアノに集中するすばらしい聴衆たち。
そんなことで最後の(ようやく日が射してきたかのような)オーケストラの入りが、本当に温かく優しく感じられました。
バーンスタインという人は「肯定的」なエンディングが好きなのです。「肯定的」に書かないではいられないのでしょう。
「人間が好き」「決して希望を捨てない」彼らしい最後です。
オケの強奏に小曽根さんはピアノを力強く重ねていました。
30数分の曲ですが、振り返ってみるとたくさんのものが詰まっていて、聴いていて「あっという間」でした。
小曽根さんのピアノの美しかったこと、
魂のこもったオーケストラの響き、
一打入魂のパーカッション群、
川瀬さんの指揮は、実際に目にするのは初めてでしたが、キレのある動きは60年代前半頃の小澤征爾を髣髴とさせるものでした。
アンコールが2曲ありました。
「定期では異例」とのことです。
大満足で(やや興奮状態で)会場をあとにしたので、1曲目をメモしてくるのをすっかり忘れていましたが、あとでツィッターにて知ることができました。
アンコール1曲目は・・・
小曽根真/MO’s NAP(モーツァルトのお昼寝)
クラリネット独奏:ロバート・ボルショス(名古屋フィル首席クラリネット奏者)
クラリネット独奏:ロバート・ボルショス(名古屋フィル首席クラリネット奏者)
これ、すてきでしたよ。
聴いてて「これはレニー作品と違うよね」とは分かりましたが、知らない曲でした。
心身に染み入るヒーリング効果抜群の美曲でした。
ボルショス氏のソロ、最高!
そして、これで終わりかと思ってたら指揮者氏、マイクを持って登場。
ここで、記憶を辿って、そのMCを書いてもいいのでしょうが、ちょっと疲れてきました・・・(笑)。
結論(?)から言いますと、アンコール2曲目は、
WSSシンフォニック・ダンスより「マンボ!」(聴衆参加バージョン)
でした。
楽しかったです。
模範あり、練習あり、ムチャ振り(?)ありのあと、しっかり叫んできました。
「マンボ―!」じゃなくて「マンボッ!」ですよ、みなさん。
語尾を延ばしてはだめです。
パッと切るのです。
皆さんも、もしかして何処かで「マンボ!」を叫ぶ機会があるかも知れません。このことは忘れないでいてください。
それにしても、県外遠征はステロイド服用日じゃないといけませんね。
眠気もなく心身ともにテンション高く、久々の都会(?)でしたが、無事に歩き回ることができました。
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