静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

三男「りゅう」の個別懇談に行ってきました。

2014年07月11日 21時32分23秒 | 家族(こども・しょうがい・学校・介護他)

 3月から始まったBD療法ですが、一応、予定していた16回(4週×4クール)が終わりました。
 このあと、25日から治療は次の段階に入っていきます。
 そのあたりのことは例によってこちらに書いています(あまり詳しくないですが)。

 下の方に親バカ記事があります。
 ジコマン記事ですので読んでいただかなくても結構です。



























 一昨日は三男「りゅう」の個別懇談に行ってきました。
 今日の予定だったのですが、私の治療日と重なったため、変更していただきました。

 3月3日に慌ただしく「転校」させ、Kセンターの病棟に「措置入所」となって4か月以上が過ぎました。
 この前「新学期の個別懇談」に行ったと思ったら、もう「学期末」。
 この感覚は、いかに我が家の時計が(3月以来)止まっているか、ということを物語っているようです。
 三男「りゅう」にとっては、どんな4か月間だったのでしょう?
 転校して一か月ほどして中学3年生に進級。
 クラスや先生も変わり、病棟での担当看護師さんも変わって・・・と、変化続きの日々に、彼なりに、よく順応してくれていると思います。

 先生のお話では、先日の帰宅のあと、学校で「りゅう」がカレンダーの金曜日を指さして先生にしきりに何か訴えていたそうです。
 たぶん、「週末、帰宅できるの?」「帰宅したい」という意味でしょう。
 前の学校に通っているときは「月曜日に登校して(平日は寄宿舎に帰り)金曜日にスクールバスで帰省」というパターンは、当時の彼にはインプットされていて、先生方もカレンダーを活用して、「先の見通し(予定)」を理解させてくれていたようです。
 前々年度には「月ようびにはなにたべる?」を(映像付きで)何度も聴かせてくださったこともあって、彼には「曜日感覚」がある程度身についています。
 カレンダーを指さしてもらいながら「月火水木金土日・舎・舎・舎・舎・家・家・家」と何度も聞かせることで、「あと何日で帰宅できる」とかも把握できるようになっていました。
 それが、3月以来、生活パターンがすっかり変わってしまい、最初の2か月は帰宅無し(私との面会は数回ありました)、5月以降の「帰宅」も不規則で短時間、ということで、彼の心中に「もっと家で過ごした」との思いが膨らんでいるのかも知れません。
 先生も、そのように察したらしく、「でもね、りゅうくん、金曜日は、お父さん、迎えに来られないみたいだよ」と言ったら、しゅんとうなだれて黙ってしまったとのことでした。
 それから、センターの看護師さんも、「あのあと(一時帰宅のあと)、一回だけですが夜中に目覚めて起きていました」と仰っていました。

 3月以降、彼の仕草や表情で気になっていることはあったのですが、今まで先生や看護師さんたちに、そのことは言いませんでした。
 全面的にお世話になっているのに、なんかクレームっぽく受け取られても困ると思ったからです。
 何しろ「措置入所」中。
 虐待とかで親子を引き離し「子どもを守る」ためによく使われる「措置」です。
 今の三男の措置理由は「両親ともに病気治療のため養育がてきないため」とあります。
 今はセンターと学校に託すしかない。
 もちろん、親ですから想いや希望は伝えますが、なんでもかんでも今までどおりにという訳にはいきません。
 そういう状況の中で、親は親なりに、子どもは子どもなりに、我慢もし、順応もして、過ごしていかなければなりません。

 しかし、これから私の入院もあり、特に8月の後半から一か月以上は「一時帰宅」もさせられません(今の妻の病状では、子どもの相手は絶対無理と言ってもいいくらいです)。
 学校も当然(8月は)休みなので、一日中、病棟で過ごすことになります。
休み中の『りゅう』を何卒、よろしくお願いします旨のお話を学校の先生と看護師さんとに(遠慮がちにですが)伝えてきました。

 彼はごまかしの笑顔や嘘は知りません。
 表情は常にストレートです。
 うれしいときや「これから、うれしいことが起こる」という予測が成り立つ時、必ず笑顔がこぼれます。
 もちろん、その逆も。
 今は、仕方ないことですが「笑顔が少ない」です。
 帰宅して、家に滞在しているときは、その反動か、物凄いテンションで楽しんでいますが、それでも、時々、ぱっと切れたように表情が消えることがありました。

 これから、もしかしたら、ずっと親と離れて暮らすことになるかも知れないのですが、一日の中のわずかな時間でもいいから、彼が笑顔になる時間を(意図的に)作り出してくれたら本当にうれしいです。
 彼が好きな歌をいっしょに歌ったり、手遊びや指遊びをしたり、ビデオ(DVD)を一緒に観たり、単純な(だけど頭が疲れる)替え歌を歌ってあげたり、読み聞かせをしてやったり、心地よい風の吹く戸外を歩いたり、足湯をしてあげたり・・・そんなことのいくつかを、出来る範囲で少しでも続けていただけたらうれしいです。


 上の写真は、懇談のあと見せていただいた「音楽」の授業の一コマ。
 曲が鳴りはじめ、先生が指マッサージを始めると、嫌そうだった顔が和みました。


 そのあとの打楽器(バチ打ち)は、嫌いなのは、もう実証済み(苦笑)。




「音楽」の授業は以前から好きです。
 週3時間あり、そのうちの1時間は「個別対応」の授業とのことです。
 この日が、ちょうどそれでした。


 「りゅう」、もう少し、がんばろう、なっ!。
 
  オヤジもがんばるからな



月ようびにはなにたべる?










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