別にシリーズ化したわけじゃないけど、今夜もクリスマス・アルバムで和む。
昨日、アップする予定だった記事です。
The First Noel(「はじめてのクリスマス」または「牧人ひつじを」)
ソプラノ:バーバラ・ヘンドリックス
オルガン:ビョーン・イェーヴェルト
録音:2010年、スウェーデン
バーバラ・ベドリックスが自分のレーベル「Arte Verum」からリリースしたアルバムの中の1曲。
バーバラの歌唱はもちろんいいけど、このアルバムでは編曲というか伴奏がとてもいい。
いわゆる室内オケが起用されているのはヘンデルの3曲だけ。
5曲目から8曲目の伝承曲たちは、バグパイプやハーディガーディを主体とした、いかにもトラディショナルな響きである。
黒人霊歌は最初のみア・カペラで、あとはギター伴奏による静かなポップ調。
他はオルガンか弦楽四重奏である。
全体に静謐で祈りの気分に満ちたアルバムである。
「牧人ひつじを」は有名過ぎて、聴くのも少々辟易してしまうけど、このアルバムのバーバラの歌唱はいい。
声は、やや太く伸びやかさはほんの少し後退しているけど、まだまだ大丈夫かな?
ひたむきさが「祈り」としての歌唱を感じさせてじんとくる。
この曲にはちょっと苦い思い出がある。
かつて所属していた合唱団で教会でクリスマスの聖歌を歌ったことがあった。
イヴの深夜ミサであった。
そのとき、私はオルガンの伴奏を担当した。
伊勢のカトリック教会にはストップ付きの足踏みオルガンがあり、けっこうステキな音が出た。私はそれを弾くのが楽しみであった。
で、何曲か歌い進み、この「牧人ひつじを」を演奏する番になった。
たしか歌詞は3番まであったが、私は勘違いして伴奏を2番で終えてしまった。
合唱の3番の出だしとオルガンの最後の和音とが変に重なってしまい、そのあと、間違いに気づくまでの数秒間、ア・カペラ状態になってしまった。
指揮者のSさんは、一瞬「なんじゃ??」って顔をこっちに向けたが、あとは知らん顔で振り続けた。
あれは恥ずかしかったなぁ。
礼拝堂のたくさんの信者さんたちの視線が全部自分に向けられているかと思えた。
まあ、クリスマス・イヴの、しかも神様に近い場所でのミスであり、ただちに許された(と思っています)からよかったけど・・・・。
この素晴らしいアルバムの収録内容は以下の通り(順不動)。
主に喜び歌おう - 聖なるクリスマス (Shout For Joy - Spiritual Christmas)
アドルフ・アダン (1803-1856) 聖らに星すむ今宵 (O Holy Night)
セザール・フランク (1822-1890) 天使の糧 (Panis Angelicus)
J・S・バッハ (1685-1750)/シャルル・グノー (1818-1893) アヴェ・マリア (Ave Maria)
フランツ・グルーバー (1787-1863) きよしこの夜 (Stille Nacht)
G・F・ヘンデル (1685-1759) メサイア (Messiah) より「 主は羊飼いのようにその群れを養い」 (He Shall Feed His Flock)
「彼のもとに来なさい (Come unto Him)」
「 大いに喜べ、おおシオンの娘よ」 (Rejoice Greatly, O Daughter of Zion)
ローウェル・メーソン (1792-1872) もろびとこぞりて (Joy to the World)
マックス・レーガー (1873-1916) マリアの子守歌 (Mariä Wiegenlied) 作品76-52
フランツ・シューベルト (1797-1828) アヴェ・マリア (Ave Maria) D839
伝承曲 マリアに御子が生まれた (Mary Had a Baby)
羊飼いたちよ、羊のもとを離れ (Quittez, pasteurs)
これは何という子だ (What Child is this?)
コヴェントリー・キャロル (Coventry Carol)
嬉しきこの宵 (Sussex Carol)
はじめてのクリスマス (The First Nowell)
ディンドン、空高く (Ding dong! Merrily on high)
主に喜び歌おう (Shout for Joy)
おおイェルサレム (Oh Jerusalem)
山に上りて告げよ (Go Tell It on the Mountain)
エイント・ザット・アロッキン (Ain't That A-rockin')
立て羊飼いたちよ、ついて来なさい (Rise up, Shepherd, and Follow)
美しい星 (Beautiful Star)
ジョン・F・ウェイド (c.1710-1786) 神の御子は今宵しも (O come, all ye faithful)
バーバラ・ヘンドリクス (ソプラノ)
ウルリカ・テンスタム (メッツォソプラノ)
ハラルド・ペッテション (ハーディガーディ)
アイネタ・ヘルストレム (バグパイプ)
マッツ・ベリストレム (ギター)
ゲオルク・リーデル (ダブルベース)
ビョーン・イェーヴェルト (オルガン)
ドロットニングホルム・バロックアンサンブル
昨日、アップする予定だった記事です。
The First Noel(「はじめてのクリスマス」または「牧人ひつじを」)
ソプラノ:バーバラ・ヘンドリックス
オルガン:ビョーン・イェーヴェルト
録音:2010年、スウェーデン
バーバラ・ベドリックスが自分のレーベル「Arte Verum」からリリースしたアルバムの中の1曲。
バーバラの歌唱はもちろんいいけど、このアルバムでは編曲というか伴奏がとてもいい。
いわゆる室内オケが起用されているのはヘンデルの3曲だけ。
5曲目から8曲目の伝承曲たちは、バグパイプやハーディガーディを主体とした、いかにもトラディショナルな響きである。
黒人霊歌は最初のみア・カペラで、あとはギター伴奏による静かなポップ調。
他はオルガンか弦楽四重奏である。
全体に静謐で祈りの気分に満ちたアルバムである。
「牧人ひつじを」は有名過ぎて、聴くのも少々辟易してしまうけど、このアルバムのバーバラの歌唱はいい。
声は、やや太く伸びやかさはほんの少し後退しているけど、まだまだ大丈夫かな?
ひたむきさが「祈り」としての歌唱を感じさせてじんとくる。
この曲にはちょっと苦い思い出がある。
かつて所属していた合唱団で教会でクリスマスの聖歌を歌ったことがあった。
イヴの深夜ミサであった。
そのとき、私はオルガンの伴奏を担当した。
伊勢のカトリック教会にはストップ付きの足踏みオルガンがあり、けっこうステキな音が出た。私はそれを弾くのが楽しみであった。
で、何曲か歌い進み、この「牧人ひつじを」を演奏する番になった。
たしか歌詞は3番まであったが、私は勘違いして伴奏を2番で終えてしまった。
合唱の3番の出だしとオルガンの最後の和音とが変に重なってしまい、そのあと、間違いに気づくまでの数秒間、ア・カペラ状態になってしまった。
指揮者のSさんは、一瞬「なんじゃ??」って顔をこっちに向けたが、あとは知らん顔で振り続けた。
あれは恥ずかしかったなぁ。
礼拝堂のたくさんの信者さんたちの視線が全部自分に向けられているかと思えた。
まあ、クリスマス・イヴの、しかも神様に近い場所でのミスであり、ただちに許された(と思っています)からよかったけど・・・・。
この素晴らしいアルバムの収録内容は以下の通り(順不動)。
主に喜び歌おう - 聖なるクリスマス (Shout For Joy - Spiritual Christmas)
アドルフ・アダン (1803-1856) 聖らに星すむ今宵 (O Holy Night)
セザール・フランク (1822-1890) 天使の糧 (Panis Angelicus)
J・S・バッハ (1685-1750)/シャルル・グノー (1818-1893) アヴェ・マリア (Ave Maria)
フランツ・グルーバー (1787-1863) きよしこの夜 (Stille Nacht)
G・F・ヘンデル (1685-1759) メサイア (Messiah) より「 主は羊飼いのようにその群れを養い」 (He Shall Feed His Flock)
「彼のもとに来なさい (Come unto Him)」
「 大いに喜べ、おおシオンの娘よ」 (Rejoice Greatly, O Daughter of Zion)
ローウェル・メーソン (1792-1872) もろびとこぞりて (Joy to the World)
マックス・レーガー (1873-1916) マリアの子守歌 (Mariä Wiegenlied) 作品76-52
フランツ・シューベルト (1797-1828) アヴェ・マリア (Ave Maria) D839
伝承曲 マリアに御子が生まれた (Mary Had a Baby)
羊飼いたちよ、羊のもとを離れ (Quittez, pasteurs)
これは何という子だ (What Child is this?)
コヴェントリー・キャロル (Coventry Carol)
嬉しきこの宵 (Sussex Carol)
はじめてのクリスマス (The First Nowell)
ディンドン、空高く (Ding dong! Merrily on high)
主に喜び歌おう (Shout for Joy)
おおイェルサレム (Oh Jerusalem)
山に上りて告げよ (Go Tell It on the Mountain)
エイント・ザット・アロッキン (Ain't That A-rockin')
立て羊飼いたちよ、ついて来なさい (Rise up, Shepherd, and Follow)
美しい星 (Beautiful Star)
ジョン・F・ウェイド (c.1710-1786) 神の御子は今宵しも (O come, all ye faithful)
バーバラ・ヘンドリクス (ソプラノ)
ウルリカ・テンスタム (メッツォソプラノ)
ハラルド・ペッテション (ハーディガーディ)
アイネタ・ヘルストレム (バグパイプ)
マッツ・ベリストレム (ギター)
ゲオルク・リーデル (ダブルベース)
ビョーン・イェーヴェルト (オルガン)
ドロットニングホルム・バロックアンサンブル
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