静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

バーンスタイン指揮NYPのチャイコフスキー/交響曲第4番(DVD)

2009年10月14日 04時35分54秒 | バーンスタイン(東欧、ロシアの音楽)
バーンスタインの命日が、また来ました。19回目なんですね。
もう、そんなになるのかぁ・・・・。



チャイコフスキー/交響曲第4番


管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック



指揮:レナード・バーンスタイン


録音:1975年4月


DVD




同日、または数日違いの「アンダンテ・カンタービレ」、ヴァイオリン協奏曲(Vn:ボリス・ベルキン)と共に、ニューヨーク・フィル定期の録画。

何度も書いてますが、70年代のバーンスタインのカッコ良さと言ったらないのです。
この映像も然り。
チャイコ4番、先だってカラヤンのCDについて書いたばかりですが、こちらはバーンスタインの映像版ということで、まあ別格なのです。


ヴァイオリン協奏曲にも言えることですが、彼の指揮ぶりは「集中」と言うよりも「没入」「一体化」と言った方がふさわしいかと思います。
悲痛の極みのような曲想の部分でさえ笑顔が浮かんでくる彼の指揮には、一瞬、違和感をおぼえるのですが、それはたぶん、彼の脳裏で鳴り響いているであろう音楽と実際に鳴っている音との合致にえも言われぬ快楽を感じているのかも知れません。
それは、正にエクスタシーとでも言うもの。苦悩の最中にあって、その感興を共にできることの危ういほどの悦びが正直に表れているのでしょう。
それが、見ていて時に気恥ずかしいと思わせる程の激しい「没入」ぶりともなるのでしょう。
それにしても、そのような身を任せきれる開放感を持って指揮できたのも、当時のニューヨーク・フィルであったからこそなのでしょうか?
即興的なテンポ変化、空気が止まるかのような緊迫した間の取り方、興奮を呼び起こす煽り方など等、チャイコフスキーの深遠な部分を味わうのとはちょっと違うかも知れませんが、これぼとに人を惹きつけ、エンタで正直な演奏はレニーならではでしょう。
管のソロやパーカッションなどの妙味も楽しませてくれます。

74年の5番は以前に書きました







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ライブならでは (謙一)
2009-10-18 21:33:35
同時期の録音とは比べものにならない、ライブならではの素晴らしい演奏です。

こういう荒い演奏がライブならではの熱気で爆発してますよね。
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>謙一さん (親父りゅう)
2009-10-18 22:48:46
この時期の映像が、もっと見たいですよね。
まだまだあるような気がしますが、どうなのでしょうね?
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