静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

セルNYPの「田園」

2009年05月03日 10時35分33秒 | ベートーヴェン
GWの、のんびり鑑賞記録です


ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」


管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック

指揮:ジョージ・セル

録音:1955年

United Archivesレーベル


ワルターのモノ盤ベトベン全集、最初の「英雄」「運命」、ボツになった49年の「第9」終楽章共々、そのほとんどをレコードにて収集したのですが、United Archivesレーベルがもうじき終了ということでプライス・ダウンとなり、ついに買っちゃいました。
音質はレコードよりかなり向上しています。
その中では「田園」のみフィラデルフィア管を振ったものなのですが、セルの方は、逆にモノラル盤では「田園」がNYPを振ったものになっています。

やっぱりクリーヴランド管を振ったステレオ盤の方がいいですね。
でも、このNYP盤も捨てがたい魅力があります。
冷んやりとしたNYP独特の音ではありますが、同時期のワルターの諸録音とはまるで別オケ。
正に「セルは、どこのオケを振ってもセルの音」。
全体に透明感と言いましょうか、晴朗な空気が流れていく感じがあって気持ちいいです。
第4楽章の迫力も十分。
まあ、近頃の私の好みから言うと、もうちょっと「のんびり」としたテンポ設定がよろしいのですが、これもいいですわ。
こういうスタイルは、録音の鮮度がよくないとその良さが十分に伝わらないかと思いますが、このディスクは(我が家では)ヘッドフォンでの鑑賞の方が、その持ち味がよく聴き取れました。

United Archivesから出たセルのモノ盤、ブラームスの1番、ベートーヴェンの4番、5番、シューマンの2番、4番は、いずれも、買って間もなく手放しました。
悪くはなかったですが、やっぱりステレオ盤があればいいかと・・・。
当盤とドヴォルザーク3枚組は残留ですかね。
あと、ウェーバーとかR.シュトラウス、ワーグナーを収めた一枚とハイドンが未入手です。
ウェーバーとワーグナーの一部はレコードで持っているのですが、これは素晴らしい演奏ですね。
(そう言えば、このレコード入手したときに、友人に「コピーあげるよ」って言ったきり送っていない!なんかCD出て希少価値なくなっちゃったからなぁ・・・・)

Beethoven: Symphony No 6

United Archives

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Beethoven: Symphonies Nos. 1 & 6

Legacy

クリーヴランド管を振ったステレオ盤は人類永遠の至宝と言えるでせう







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2 コメント

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セルの「田園」 (narkejp)
2009-05-03 19:05:59
こんにちは。私もセル/NYPの「田園」を持っています。LPの全集に、ボーナス盤として添付されたものです。正直に言って、クリーヴランド管とのステレオ録音のほうが良いという感想に、まったく同感です(^_^)/
一般に、セルの録音はクリーヴランド管とのステレオ正規録音が一番のように思います。フルニエとベルリンフィルとのドヴォルザーク「チェロ協奏曲」のようなうれしい例外もありますが(^_-)/
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>narkejpさん (親父りゅう)
2009-05-03 20:31:13
こんばんは。

ボーナス盤付きの全集、レコ芸のチラシで見て欲しかったセットですよ。たしか1万円のセットじゃなかったですかね?それでも、当時のベトベン交響曲全集としては安い部類でしたよね。懐かしいです。

「田園」に限らず、セルが同レーベルで再録音した場合は、後の方が優れていることがほとんどですね。
「魔弾の射手」序曲やチャイコの4番などもクリーヴランド管と録音してたらさぞやよかったでしょうね。
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