静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

1985年9月3日の演奏を聴いた

2007年12月31日 17時40分16秒 | バーンスタイン(マーラー)
伊勢から帰ってきました。
ほとんど、お昼を食べに行ってきたみたいなもんです(苦笑)。
明日は弟親子が来るとのことで、バッティングを避けました。
当家は、明日はカミさんの実家にご馳走を頂きに年始のご挨拶に伺う予定です。

さて、年末の片付け事は、昨夜、たいがいたいがいのところで切り上げました。
やっていればきりがありません。
まあ、とりあえず畳の見える面積が増えたし、不要物がずいぶん処分できたからいいでしょう。
今日は、伊勢に出かける前に注連飾りを各所に取り付けて、新年を迎える準備はできました。

昨夜、久しぶりに「奥の院」に篭って2曲聴きました。
年末の開放感あふれるひとときに選んだのは、
まずはシューベルトの交響曲第8(9)番「ザ・グレイト」、ジュリーニ指揮バイエルン放送響の演奏です。

シカゴ響との演奏をレコードで初めて聴いたとき、第1楽章の主部に入ったところで、思わずのけぞりましたが、この演奏も同様のアプローチ。
ただし、あれほど重々しくやっていない感じです。
(シカゴ盤は久しく聴いていないので、実際のところはどうなのか分かりませんが・・・)
超重量級でありながら、むっちゃ優しい表情も見せる、ジュリーニ独特の演奏です。
すっごい武術の達人でありながら、表面的には「ひ弱」なくらい穏やかなご老人・・・とでも言った感じの演奏。
バイエルン放送響の面々が、彼のアプローチに共感して奏でているのが伝わってくるようでした。

そこで風呂に入ってから、2曲目に取り出したのは・・・

1985年9月3日のマーラー/交響曲第9番でした。

これは実際に聴いたコンサートのCD-R盤。

当夜のことを思い出しながらの「記憶付加聴き」でした。

第1楽章で美しい弦が聞こえたとたんにウルウルきた、その瞬間も再現されました。
第2楽章での指揮者の足踏みの大きな音に驚いたことも思い出しました。
第3楽章の、特に後半の熱狂、ものすごかったんですね。今、聴いてあらためて分かりました。
終楽章の終結部の緊張感、そして沈黙・・・・音は「それなり」ですが、当夜の感動を味わうのには十分でした。
私が聴いた2階ゴンドラ席では、もっと豊潤で柔かい響きでしたが・・・。

ああ、すごく感動したのですが言葉が見当たりません。
年の瀬に、すごい音盤を聴けて感謝感謝でした。
レニーは、やっぱり凄い!

こちらは謙一さんのサイトより。

名古屋の方も買っちゃって、手元にあります。


さあ、今年ももうじき終わりですね。
我が家は、今年を振り返ってしみじみ書いてる雰囲気じゃないけど、新しく出会った皆さん、つながりがより強く深くなった皆さん、本当にありがとうございました。
おかげで、私や私の家族は何とか元気で居られるのですね。
どうぞ、よいお年をお迎え下さい。








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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>パンダさん (親父りゅう)
2007-12-31 20:44:06
今日は留守中にCDと楽譜を届けて下さり、ありがとうございました。

今年、パンダさんとお知り合いになれたことは、我が家の大きな喜びの一つでした。
来年以降もよろしくお願い致します。

よいお年をお迎え下さい。
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パンダ (Unknown)
2007-12-31 20:38:01
お父様の短歌素敵ですね、

今年一年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
よい新年をお迎えください♪
返信する
>みー太さん (親父りゅう)
2007-12-31 20:31:12
御無沙汰しています。
こちらこそ、ロム専で覗き見ばかりで失礼しました。
来年はカラヤン氏の録音を採り上げることが多くなるかも・・・ですね、お互いに。
私も今夜は、いろいろあった一年間を思い出しながら、何枚か音盤に耳を傾けようか・・・なんて思ってるところです。
来年がみー太さんにとっても良き年でありますように・・・。
来年も宜しくお願い致しますね。
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いいなぁ~ (みー太)
2007-12-31 20:20:25
親父りゅう様 こんばんは
この一年、コメントを頂きどうもありがとうございました。私は覗き見ばかりで、申し訳ありません。
 マーラーの9番と言えば、私にとってもバーンスタイン様の演奏を直ぐに思い出すのですが、まだ日記には取上げられそうにありません。以前にも拝見しましたが、りゅう様のお話いつも羨ましいことばかりです。。。また来年も、よろしくお願いします。
 りゅう様、ご家族の皆様、良いお年を~。。。
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