ボヘミアのクリスマス
01 フィビゲル:主の降誕に寄せて
02 シュチェチナ:聞け、キリスト信者たち
03 リネク:いざ、娘たちよ、ベルレヘムへ
04 フラトキー:田園曲~チェンバロのための
05 ブロウリーク:大いなる喜びを
06 作者不祥:いとしの兄弟よ
07 ロレスク:4つのトランペットとティンパニのためのイントラーダ
08 ホフマン:わが幼きイエズス
09 ハリチカ:救い主われらに生まれぬ
10 コホウト:田園曲~弦楽のための~
11 コウトニーク:いざ、羊飼いたち
12 パウス:眠れ、おさなご
13 ハタシュ:田園曲~2つのオーボエ、2つのホルンとファゴットのための~
14 リバ:ヴァイオリンよ、響け
15 セゲル:田園フーガ~オルガンのための
16 ドゥプラフスキー:起きよ、羊飼いたちよ
リネク:
17 キリスト様生まれり
18 喜びの訪れを汝らにもたらし
19 聴け、喜びの訪れを
20 スラヴの田園曲
21 羊飼いたちよ、われら喜びてベツレヘムにいかん
22 天国の花のつぼみなるお幼子イエズス
23 おーい、おーい、ヤン!
24 ここちよき兄弟よ、留まるなかれ
25 喜びの日は来たりぬ
26 羊飼いたち、むすび合えよ
演奏
ルチア・ポップ(S)・・・2、3、5、6、8、9、11、12、14
サロメ・ロソーヴァ(S)・・・16、18、20、21
イヴォナ・シュヴァーローヴァー(A)・・・18、23、24、26
ヴラティスラフ・クシーシ(Br)・・・25
ミロスラフ・ポドスクスカルスキー(Bs)・・・19、20、23、25
ウラジーミル・ヴァーレク指揮
プラハ放送交響楽団 チェコ放送合唱団 他
録音:1991年11月、12月
クリスマスも近づいてきたから、という訳でこのアルバムを聴いていました。
「ボヘミアのクリスマス」ということで、(たぶん)ボヘミア(チェコスロヴァキア)地方ゆかりの作曲家、作品ばかりかと思います。
知っている曲はありませんでした(!)。
何と言っても、録音月が変わる前の前半16曲中9曲を歌っているルチア・ポップの歌唱を聴けることが、このアルバムを入手した主目的だったわけですが、やはり、それは正解だったと思いました。
彼女が癌で亡くなる2年前の録音ですが、派手さはないけども深々として温かみのある歌声は、素朴なクリスマス由来の楽曲にぴったりで、少年合唱との掛け合いになる何曲かなどは聴いていて実に心地よく幸福感に満ちていました。
アルバム全体としては、「クリスマス」曲集と言っても、一般的なそれではなく、本来の「パストラーレ」(田園曲)楽曲や(よく知りませんが)舞曲風の曲ばかりであり、特に後半のリネクの曲は、曲調が似通っており、どれも同じ曲に聞こえてしまうくらい「のんびり」な印象を受けました。
ということで、もっぱらポップが登場する前半ばかりを何度も聴いていました。
まあ、こういう素朴でのんびりした楽曲に身を浸すのも、たまにはいいものです。
ルチア・ポップ・・・1993年に54才で亡くなってしまったのでしたね。
彼女が歌っているオペラのディスクがいくつかあります。
また聴き返してみたくなりました。
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