夜も更けてから、あれこれ、とっかえひっかえしながら聴いていました。
既所持盤との音質比較をするための「つまみ聴き」。
私、「ダブリ所持派」ではないので重複盤は基本的に放出していますが、レニー盤に関しては、けっこうダブリ演奏が手元にあります。
それでも少ないかな?
残っているのは国内盤、ロイヤル・エディション盤、センチュリー・エディション盤の数枚ずつです。
例えば、プロコ5番(IPO)の国内初出と、今回の盤とでは、かなりの違いが認められました。
一皮ふたかわ剥けたような鮮度アップでしたね。
他は、既所持盤とほとんど変わらず、というのもありました。
そのあたりのことは、またいずれ・・・。
で、バーンスタイン・リマスター・エディションからの1枚。
今日はDisc85です。
今までステレオ録音を順番にアップしてきたのですが、突然の方針変更(?)。
ランダム・チョイスです。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
シューベルト:交響曲第9番“ザ・グレイト”
管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:レナード・バーンスタイン
【録音】
1967年1月17日、19日
ニューヨーク、リンカーン・センター、フィルハーモニック・ホール
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
シューベルト:交響曲第9番“ザ・グレイト”
管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:レナード・バーンスタイン
【録音】
1967年1月17日、19日
ニューヨーク、リンカーン・センター、フィルハーモニック・ホール
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
この演奏は中学生の頃、レコードで発売されました。
ジャケットに萌えて、欲しくて欲しくてたまらなかったのですが、結局買いそびれ、聴いたのはずっと後、CD時代になってからでした。
レコード発売時の評(レコ芸)は、あまりいいこと書いてなかった記憶有り。
今回、あらためて聴いてみて・・・
以前聴いた盤(私が聴いたのはロイヤル・エディション盤)は、ちょっと「くぐもった録音」との印象でしたが、今回はかなりスッキリ晴れた感じです。
第1楽章序奏部は、バーンスタインの楽曲への畏怖を感じさせるような、緻密さというよりは、どのパートにも感情移入を徹底させたような密度の濃さがありました。
テンポが速い部分は、例によってライヴ的感興が勝ったノリの良さが感じられ、相変わらずオケの美質や精度は数ある名オケには一歩劣りはするものの、この活き活き感と正直感(なにそれ?)は他には替えがたい魅力です。
終楽章では、思い入れが強いあまりか時折ブレーキがかかりますが、聴き手に「どうだ!」と媚びているというよりは純粋に楽曲に没入している結果のようで好感が持てます。
ニューヨーク・フィルの面々も、この一体感は心地よいのでしょう、集中してなかなかの力演。
例によって、同時期(1月12日~14日、16日、18日)にコンサートで採り上げていた時期のセッション録音です。
「グレイト」は、今は「8番」が定着(?)していますが、当時は「9番」でした(たまに「7番」もありましたね)ので、ここは表記通り「9番」としました。
参考記事→バイエルン放送響との演奏(映像)
↓バーンスタイン・リマスター・エディションの過去記事
リマスター・エディション届く
Disc1「初期録音」より
Disc5組曲「火の鳥」&幻想序曲「ロメオとジュリエット」
Disc6「バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番」
Disc7「春の祭典」
Disc8「ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲」
Disc9「ショスタコーヴィチ/交響曲第5番」
Disc10「大峡谷」&ガーシュウイン作品
Disc11「ドビュッシー/管弦楽のための映像」
Disc12「ヴィヴァルディ、協奏曲集」
Disc13「アイヴズ交響曲、他」
Disc14「コープランド作品集」
Disc15「ピーターと狼」「くるみ割り人形」
Disc16 マーラー「亡き子をしのぶ歌」ほか、マーラーの歌曲集(MS:J.トゥーレル)
Disc17「オン・ザ・タウン」
フランス国立管のやつは、音源は重複しちゃいますからね。ジャケットと解説書の写真目当てになっちゃいます。
NYPとのザグレは聴いたことがありません。4楽章冒頭などなかなかの勢いかなと想像します。
SONYから1000円盤がごそっと出ますね。こっちもついつい要注意。
「生誕100年だから」を呪文のように唱えて、えいやっとポチッています。
ワーナー「フランス箱」は一部初出もあるし価格もお手頃なので迷わずオーダーしました。
ちょっと前にSACDで「幻想」他2枚組買ったばかりでしたが・・・汗。
1000円盤は、食指は動きますが躊躇しています。
ホーンのフランス歌曲やベルキンは、LDでお持ちと思います。今度のBOXのジャケ写はなかなか美しい。これこそ初出かな。
幻想SACDが出た直後ですし。私はタワーで出た3LPを2枚組ハイブリッド盤にした方を買っちゃった後ですし。幻想などは、XRCD盤も入手していたけど、中古屋に流しました。
少し前に、ネゼ=セガンの「ミサ曲」、ナガノの「クワイエット・プレイス」のCDも出ましたね。作曲家として再評価が進んでいます。
今月私は、ソングフェストから2曲、ミサ曲のシンプルソング、ウエストサイド組曲、キャンディードの終曲合唱など聴く機会の少ない曲、盛りだくさんの実演を聴きました。
今月は、パッパーノの交響曲全集、ラトル・ツィメルマンの交響曲第2番「不安の時代」も競合しています。ラトル&ツィメは、来月、日本公演もあります。
パッパーノは届きましたが、ツィマーマン&ラトルは、それこそマルチバイ抱き合わせで、10月までお預けです。
セガンとナガノは未購入。
まあ、ぼちぼちと・・・です。
実演はかけがえのない機会ですね。
私も名古屋フィルで2番、大阪フィルで「チチェスター詩篇」を聴く予定です。