バーンスタイン・リマスター・エディションからの1枚。
今日はDisc13です。
これは2枚分のLPを1枚のCDに収めているようです。
アイヴズは、今までほとんど聴いていません。
1年に2、3回(2、3枚)の頻度でしょうか。
最初に買ったのは、この交響曲2曲にバーバーのアタージョを加えた追悼盤(国内盤)でした。
今でも手持ちのディスクは極めて少なく、バーンスタインのCBSとDGへの録音等を除けば、マイケル・ティルソン・トーマスと小澤征爾が1枚ずつ、他にストコフスキーなどの箱物に紛れ込んでいる数曲くらいかと思います。
そんな、ほとんど「アイヴズ初心者」なのですが、聴いた範囲ではどの曲も楽しく屈託なく聴けます。
そんな、ほとんど「アイヴズ初心者」なので、ダブりではありますが、国内盤は必携です。
これには、そんな「アイヴズ初心者」には欠かせないバーンスタインのレクチャーが収められています。
もちろん全訳付き。
それに、ティム・ペイジによる解説の全訳、三浦敦史氏による愛情あふれる楽曲解説、ミニチュアながら(オリジナル・アルバムに掲載されたという)フォト・アルバムが掲載されています。
これでこそ国内盤の値打ちがあるというもの。
そういう手助けも「初心者」には極めて有効。
日に日にアイヴズが楽しめるようになります。
第2交響曲にはフォスターの名曲や「わらの中の七面鳥」など多数の引用があり、「おっ、これ、聴いたことある!」と思う瞬間が続出します。
その他にベートーヴェンの第5やブラ1の引用もありますが、それらは原曲とはかけ離れたハーモニー、リズムでアイヴズ・トーンに埋没しており前述のバーンスタイン・レクチャーでのネタばらしが無かったら気づかず聴き流してしまうところです。
第3交響曲のタイトル「キャンプ・ミーティング」とは、所謂レジャーとしてのキャンプではなく「数日にわたる宗教的な野外活動」とのことです。
私には分かりませんでしたが、多数の讃美歌が引用され、子ども時代の回想を織り交ぜた大変親しみやすい楽曲です。
「答えられない質問」は「答えのない質問」とも訳され、バーンスタインのレクチャー本のタイトルにもなっています。
なにしろ「答えられない質問」なので、聴いた印象も何と言っていいか分からない(?)。
でも、とても魅力的。
以前、新録音について少し書いていますね(お恥ずかしい!)。
異質なものがぶつり呼応し合って、けっしてハチャメチャでない新鮮な音響の世界が生まれる心地よさがありますね。
関係ないかも知れませんが、エンニオ・モーリコーネのプラチナム・コレクションという3枚組ベスト盤の最後に収められた「純粋な理由」を聴いたとき、もしかしてモリコーネは、この「答えられない質問」をパクったのかも?なんて思いました。
ちょっと雰囲気が似てたので・・・。
Ennio Morricone: La Ragion Pura (La Ragion Pura #1)
「宵闇のセントラル・パーク」もいいですよね。行ったことないけどセントラル・パークが目に浮かびましたよ。
ところで、第2交響曲の初演は1951年ということですが、ということは、このニューヨーク・フィル・ライヴ盤に収められているのが、その初演なのでしょうか?
演奏日は1951年2月25日で、放送日は同年3月4日となっています。
アイヴズは初演の会場に来なかったそうですが、ラジオでの放送にはとても喜んだとのことです。
終楽章結尾の、わざと大きくハーモニーを崩した特徴的な部分は、ライヴではちょっと控えめに感じられました。
レニーも(初演と言うことで)このときは少し遠慮したのかな?
後年の、このセッション録音ではけっこう派手にやっています。
今日はDisc13です。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
チャールズ・アイヴズ
1.交響曲第2番
2.交響曲第3番「キャンプ・ミーティング」
3.答えられない質問
4.宵闇のセントラル・パーク
管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:レナード・バーンスタイン
【録音】
1・・・1958年10月6日 セント・ジョージ・ホテル(ニューヨーク、ブルックリン)
2・・・1965年10月15日 フィルハーモニック・ホール(ニューヨーク、リンカーン・センター)
3・・・1964年4月17日 マンハッタン・センター(ニューヨーク)
4・・・1962年5月7日 同上
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
チャールズ・アイヴズ
1.交響曲第2番
2.交響曲第3番「キャンプ・ミーティング」
3.答えられない質問
4.宵闇のセントラル・パーク
管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:レナード・バーンスタイン
【録音】
1・・・1958年10月6日 セント・ジョージ・ホテル(ニューヨーク、ブルックリン)
2・・・1965年10月15日 フィルハーモニック・ホール(ニューヨーク、リンカーン・センター)
3・・・1964年4月17日 マンハッタン・センター(ニューヨーク)
4・・・1962年5月7日 同上
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これは2枚分のLPを1枚のCDに収めているようです。
アイヴズは、今までほとんど聴いていません。
1年に2、3回(2、3枚)の頻度でしょうか。
最初に買ったのは、この交響曲2曲にバーバーのアタージョを加えた追悼盤(国内盤)でした。
今でも手持ちのディスクは極めて少なく、バーンスタインのCBSとDGへの録音等を除けば、マイケル・ティルソン・トーマスと小澤征爾が1枚ずつ、他にストコフスキーなどの箱物に紛れ込んでいる数曲くらいかと思います。
そんな、ほとんど「アイヴズ初心者」なのですが、聴いた範囲ではどの曲も楽しく屈託なく聴けます。
そんな、ほとんど「アイヴズ初心者」なので、ダブりではありますが、国内盤は必携です。
これには、そんな「アイヴズ初心者」には欠かせないバーンスタインのレクチャーが収められています。
もちろん全訳付き。
それに、ティム・ペイジによる解説の全訳、三浦敦史氏による愛情あふれる楽曲解説、ミニチュアながら(オリジナル・アルバムに掲載されたという)フォト・アルバムが掲載されています。
これでこそ国内盤の値打ちがあるというもの。
そういう手助けも「初心者」には極めて有効。
日に日にアイヴズが楽しめるようになります。
第2交響曲にはフォスターの名曲や「わらの中の七面鳥」など多数の引用があり、「おっ、これ、聴いたことある!」と思う瞬間が続出します。
その他にベートーヴェンの第5やブラ1の引用もありますが、それらは原曲とはかけ離れたハーモニー、リズムでアイヴズ・トーンに埋没しており前述のバーンスタイン・レクチャーでのネタばらしが無かったら気づかず聴き流してしまうところです。
第3交響曲のタイトル「キャンプ・ミーティング」とは、所謂レジャーとしてのキャンプではなく「数日にわたる宗教的な野外活動」とのことです。
私には分かりませんでしたが、多数の讃美歌が引用され、子ども時代の回想を織り交ぜた大変親しみやすい楽曲です。
「答えられない質問」は「答えのない質問」とも訳され、バーンスタインのレクチャー本のタイトルにもなっています。
なにしろ「答えられない質問」なので、聴いた印象も何と言っていいか分からない(?)。
でも、とても魅力的。
以前、新録音について少し書いていますね(お恥ずかしい!)。
異質なものがぶつり呼応し合って、けっしてハチャメチャでない新鮮な音響の世界が生まれる心地よさがありますね。
関係ないかも知れませんが、エンニオ・モーリコーネのプラチナム・コレクションという3枚組ベスト盤の最後に収められた「純粋な理由」を聴いたとき、もしかしてモリコーネは、この「答えられない質問」をパクったのかも?なんて思いました。
ちょっと雰囲気が似てたので・・・。
Ennio Morricone: La Ragion Pura (La Ragion Pura #1)
「宵闇のセントラル・パーク」もいいですよね。行ったことないけどセントラル・パークが目に浮かびましたよ。
ところで、第2交響曲の初演は1951年ということですが、ということは、このニューヨーク・フィル・ライヴ盤に収められているのが、その初演なのでしょうか?
演奏日は1951年2月25日で、放送日は同年3月4日となっています。
アイヴズは初演の会場に来なかったそうですが、ラジオでの放送にはとても喜んだとのことです。
終楽章結尾の、わざと大きくハーモニーを崩した特徴的な部分は、ライヴではちょっと控えめに感じられました。
レニーも(初演と言うことで)このときは少し遠慮したのかな?
後年の、このセッション録音ではけっこう派手にやっています。
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