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上半期末の多忙期も峠を越えて、久しぶりに「奥の院」で聴いたのは絶美のオケ。まずは、シノーポリがドレスデンを振った「大地の歌」
マーラー/交響曲「大地の歌」
イリス・ヴェルミヨン(alt.)
キース・ルイス(ten.)
ドレスデン国立管弦楽団
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
とにかく、オーケストラの音が素晴らしい。「大地の歌」の、ふんだんに出てくる管のソロのどれもが、なんとまあ美しいこと!そして、終楽章「告別」の最後、マーラー自作の詩の部分に移行してからの美しさは、何度聴いても(いや、聴くことを重ねるたびに)胸にせまる。楽譜には「死に絶えるように」と書かれているらしいが、彼は「生」と訣別したのでもないし、彼岸に目を向けた達観をしたのでもない。様々な苦悩を受容し、それを乗り越えたときに自分の周りの全てが美しくかけがえの無いものであることに気付いた、その贅沢な味わいが(自らの命ある限り、そして、死後もその恵みは誰かの上に)永遠に続く喜びを歌っている・・・・なんて思えて仕方がない曲である。第1楽章から第5楽章までは、過ぎ去った甘美な日々、悩み多き日々で・・・。やっぱり後期のマーラーは、普通とは違う意味で「生きることへの執着」「『どう生きていくか?』の自問自答」に満ちている・・・なんて、絶美の演奏に聞き惚れながら妄想してた。本当に本当に、いい曲だなあ。
10日am0;56追加修正
マーラー/交響曲「大地の歌」
イリス・ヴェルミヨン(alt.)
キース・ルイス(ten.)
ドレスデン国立管弦楽団
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
とにかく、オーケストラの音が素晴らしい。「大地の歌」の、ふんだんに出てくる管のソロのどれもが、なんとまあ美しいこと!そして、終楽章「告別」の最後、マーラー自作の詩の部分に移行してからの美しさは、何度聴いても(いや、聴くことを重ねるたびに)胸にせまる。楽譜には「死に絶えるように」と書かれているらしいが、彼は「生」と訣別したのでもないし、彼岸に目を向けた達観をしたのでもない。様々な苦悩を受容し、それを乗り越えたときに自分の周りの全てが美しくかけがえの無いものであることに気付いた、その贅沢な味わいが(自らの命ある限り、そして、死後もその恵みは誰かの上に)永遠に続く喜びを歌っている・・・・なんて思えて仕方がない曲である。第1楽章から第5楽章までは、過ぎ去った甘美な日々、悩み多き日々で・・・。やっぱり後期のマーラーは、普通とは違う意味で「生きることへの執着」「『どう生きていくか?』の自問自答」に満ちている・・・なんて、絶美の演奏に聞き惚れながら妄想してた。本当に本当に、いい曲だなあ。
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