私が仕事をする上で心がけていること、それは「どんな仕事であれ、職人として恥じない仕事をする。」ということです。つくづく感じるのは、「そう思って仕事に取り組んでいる人がこの石垣島に何名いるんだろう??」ということです。私自身石垣島で仕事を始めた当初は、「まさか職人がこんないいかげんな仕事をするわけがない。」の連続でした。ただ、5年が経過しようとしている今、そこには「まさか?」は、もうありません。本当に拘りの無い「てーげー」の仕事が多いのを、あまりにも多く目にしてきたからです。エアコン工事、大工仕事、左官仕事、設備工事等々、挙げれば枚挙に暇がありません。勿論、こだわりを持って仕事をされている方もいるのは、事実です。そういう作品に出会うと非常に嬉しくなります。
何かを作り上げるということは、それが壊れるまでそこに存在し続けます。そこを通り過ぎる度に「ここでこういう仕事をしたな・・。」と、思い起こします。材料選択にも必ず経年劣化を考慮します。一切恥じない仕事をしていれば、それが自分自身の作品としてそこに壊されるまで残ることになります。
会社というものは大きくなればなる程、人が多くなり、その質を保つことが非常に困難になると思います。私は、自分自身の会社の質を下げないため、「学習意欲のない人、質問をしないかできない人、メモも取らない人、やる気の無い人、無断欠勤する人、時間を守れない人、タバコを辞めれない人、過失を認めない人」は、辞めていただいてきました。これは、会社の質を下げないため致し方ないことだと思っています。先輩が腐っていれば、部下が腐ります。そういう会社にするつもりは毛頭ありません。
私の考え方に同調するものは、職場に残り、合わないものは去ります。これからも自然淘汰に任せようと思っています。お客様も私の考え方に同調されている方が、ご利用されているように感じます。
日々勉強の毎日です。これからも奮闘精進してよりよい作品を創れるように、スタッフ一同仕事に取り組んでいきますので、よろしくお願いいたします。