業務用埋め込みエアコンの入れ替えを受けたのですが、エアコン自体が建物を建てたときに設置されたものなので、入れ替えとなると
いろいろ問題が出てきました。
一番の問題が配管の曲り部分に点検口がないため、配管を通せません。仕方がないので、新しく点検口を取り付けることになりました。
一枚切断して内部の状態を確認します。予め別の点検口から距離を割り出して開口する部分は計算済みです。
この開いた部分が別の点検口です。
既存の室外機をまず撤去します。 室外機がかなり重いので、人力ではなくユニック車を使用しての撤去です。
これが新しい室内機と室外機。お客様がネットで購入されたということです。
室外機を無事に降ろしました。
次は、室内機の撤去です。
冷媒配管、ドレンホースを外します。 配線は再利用できるのでそのままです。
古い室外機を降ろしました。
室内機がありません。吊りボルトだけ見えます。
新しい室外機を準備します。
古い室内機は、ユニック車へ。
室内機は、傍に点検口があるので作業が捗ります。
天井材の面の位置に室内機の下部を合わせます。 (実際には、数センチ上になりますが。)
屋外の新規に取り付けた点検口から配管を繋げます。この点検口から配管を通す穴まで8mあるので、一本で通すには無理があるので
ジョイント(フレアユニオン)を使用しました。配管は、3分5分になります。
室内機側は送り込みました。
フレア接続が完了し、保温材を巻いてテーピングします。
配管が長いので、適度の長さで切断します。
室内機側は、冷媒配管とドレンホースの接続が終わりました。
パネルの取り付けです。
サドルバンドを上に予め固定して、インシュロックで勾配を調整します。
チャンと勾配は取れています。 天井埋め込み型は、ドレンポンプで強制排水ですが、勾配を取らないと後々問題が出てきます。
室内側の配線も終わりました。
室外機側は、パイプベンダーを使用して配管を曲げていきます。
真空引きをしっかりして。
天井材は、元々が120mm。新しいものが100mm。どうやってもピッチが変わってしまいます。
ワイヤーでしっかり固定してから、作業完了です。 無事に冷えるようになりました。