チープ・トリック 「at 武道館 AGAIN!」前夜祭。
驚くことに吉井仲間のPちゃんも当選してました。
彼女はもちろん吉井ラブですが、昔はチープ・トリックにキャーキャーと
夢中になっていたそうで、当選になんの後ろめたさもありません(汗)
で、ちょっとうしろめたい私の入場整理番号は104番。
ご招待は100名ということだからお尻の方かと思いきや101番が先頭とな。
てことは4番(汗)
並んでいる人達の会話を聞き、その想像以上のチープ・トリック熱の高さにビビる私。
ヤバイです。
とても「吉井さんのファンなんですぅ」なんて言える雰囲気じゃありまへん。
完全アウェイです。
もう、ホント、すみません(汗)すみません(汗)
というカンジで4番目に会場へ入場すると椅子が10×10席くらい並んでまして、
前に小さなステージがセッティングされていました。
最前列はマズイだろうと思いつつ、でも、吉井さんを少しでも近くで見たいという
不埒な根性により、最前の中央寄りに着座。
すみません(汗)
始まる前にTV局の取材クルーがライトを照らしながら
「めざましTVですがインタビューさせてもらっていいですか?」と
私と右隣の女性に訊くではありませんか。
30年前のチケットを持ってきていた隣の女性は快諾。
「とても緊張してるので無理です。すみません」と私。
チープ・トリックの熱烈ファンの振りをしてTVに出るわけにはいきません。
左隣の男性も熱烈ファンの様子、、
その隣、左端の女性は、帽子も“Cheap Trick”、時計も“Cheap Trick”、
Tシャツも“Cheap Trick”、完全武装です。
私、いたたまれず、その左端の女性と席を替わってもらいました。
端っこの方がまだマシです。
「ええ?いいんですか?本当にいいんですか」と喜んでいただいて恐縮です。
進行は音楽ライターの男性。
まずは、東郷かおる子さんとチープ・トリック担当ディレクターであった
野中氏がステージに上がり、ご挨拶。
東郷かおる子さん、不老の薬でも飲んでるんじゃないかってくらい年取りませんね。
そして、ライターさんの「30年前はまだ少年だったこの方、吉井和哉さん、どうぞ!」に
会場は普通に拍手。
「キャー」とか「吉井さーーーん」といった声は聞こえません。
何人かはいると思われる吉井ファンもちゃんと心得てますね。
私も必死に平静を装い、ライターさんの目線を追って、ごくごくさり気ない
風情で後ろを振り向くと、、、
吉井さんが、すぐ横の狭い通路をこっちに向かって歩いて来るではないですか~。
席替わってもらっちゃってすみませ~~~~ん(喜)
ガン見してたかったけど、周りの人に吉井ファンと覚られないために、
チラと見たただけで視線を前に移しました。
見たい!見たい!スッゲー見たい!という気持ちを微塵も出さず、前を向く私。
偉いです(笑)
でも、神経は左横に超集中(笑)
吉井さん通過中。その距離、30㎝!
心肺停止寸前です(笑)
そしてステージに上がった吉井さんは、、、、
い、
イケてません(超汗)
全く気合いが入っていない出で立ちです。
まさか着替えてくるの忘れたとか?
アイボリーのコットンブルゾンにケミカルウォッシュ風ジーンズ(-_-)、インは微妙な丈の
プリントTシャツ、ピンクの模様(花模様?)の入った黒いハイカットスニーカー
(これはちょっと可愛いかも)、それに横長フレームの黒サングラス。
髪型は吉岡秀隆クン風。
お顔も気合い抜けまくりです。
つい2ヶ月前、熱いライブを繰り広げたあの吉井さんと同じ人とは思えません。
オーラ消えてます。
釣りの翌日ということでか、オフモードなのね、完全に。
チープ・トリックファンに吉井和哉のカッコ良さを認識してもらいたかった私は
ちょっとの間呆然としましたが、まぁ、これはこれで、滅多にお目にかかれない
オフモード状態の吉井さんに会えてラッキーと言えるかな、と(笑)。
しかし、いつもならサングラスの奥からお客さんの品定めをするのに、今日は
全然客席を見ずに横壁ばっか見てましたよね?吉井さん(笑)
年齢層高いから?(笑)
吉井さんは他のお二人と共に立ったままライターさんとトーク。
チープ・トリックの音楽にどう感化されたか、などを話し、、
ライターさん「そう言えば、吉井さんもロビンでしたよね?それはロビン・ザンダーの
ロビンですか?」
吉井さん「あっ、いえ、僕のロビンはロビン・クロスビーです。背がデカかったから、
おまえはロビンにしろ、って言われて(笑)でも、途中からはロビン・ザンダーの
ロビンです(笑)」
ナイスコメント、吉井さん(笑)
ライターさん「確かヒーセさんは初めてのライブがチープ・トリックだったって
言ってましたね」
吉井さん「いや、2度目のライブじゃなかったかな(笑)。
(客席に向かって)あっ、ヒーセというのは前やってたイエローモンキーって
いうバンドのベースなんですよ」
ここでクスッとやるとバレるので「へぇ」と言う私(笑)
吉井さん「“at 武道館”のアルバムで聞こえる黄色い声はみなさんの声なんですよね。
30年前の(笑)
今日も黄色い声があがるんでしょうね。あっ黄色じゃなくて茶色になってたりして(笑)」
吉井さん、面白すぎ(爆)
いや、ファンの方すみませんm(_ _)m
そして主役であるチープ・トリックのメンバーのご登場。
待ってましたの歓声と拍手。
30年以上続いているバンド、もうそれだけで尊敬です。
もちろんみんなそれなりに年はとっているけど、現役のいい顔してます。
ステージ上に全員並んでの記念撮影。
促されメンバーの真ん中に入った吉井さん、撮影されてる間は
イカしたロックスターの顔になってました。
さすがです。
吉井さんはクシャクシャの笑顔で「スッゲー嬉しいッスね」。
可愛かったです。
以前対談したことのあるリックとは何やらたくさん言葉を交わしてましたね。
メンバー以外退場。
吉井さんが横を通過。またまた吉井さんとの距離30㎝。超幸せ(笑)
平静を装う私の心の声
「ヤダヤダ!行かないで、吉井さん!行っちゃヤダーーーーーーっ」
メンバーによるアコギでの生演奏。
“I Want You to Want Me”
私も一緒に♪cryin♪cryin♪(笑)
会場熱いです。
“Surrender”
吉井さんも裏で聴いてたでしょうね。
聴けて良かったね、吉井さん。
いやぁ、目の前での生演奏、それはやっぱり感動もんですわ。
ここに来させてもらって本当に感謝です。
元祖ロビン、声が艶々。びっくり、、と言ったら失礼でしょうか。
ギターのプレイもカッチョイイです。
ヒーセじゃないけど、老いてますます盛ん、ですね。
トークの後、ファンの方との質疑応答。
「ロビン、白いスーツはまだありますか?」
「実はあれ盗まれちゃったんです」
「健康管理はどうしてますか?」
「ロッカーに健康管理は不要です(笑)」
「NEWアルバムの際はツアーしてください」
「約束します」
といったところでしょうか。
そして、花束贈呈。
贈呈者は高校生くらいの女の子4人。どういう選定なんでしょ?(笑)
大きな拍手の中、横を通って退場するメンバー。
トムがやたら素敵で、ちょっとドキドキしちゃったりして(笑)
出口に向かう途中、Pちゃんが「あっ、あそこ、吉井さん」って
教えてくれて、見ると、関係者通路に吉井さんの姿が、、、
イケてなくても、やっぱ素敵です(笑)
あっという間だったけど、中身の濃い1時間30分でありました。
とっても楽しかったです♪
吉井さん、「明日の武道館を楽しみにしてます」って言ってましたね。
明日も会えたらスッゲー嬉しいなぁ。
そうそう、吉井さん、
オフモードなのはちょっと間だけですよね?
帰りにPちゃんとお茶しながら
「吉井さん、あのままずっとオフってことはないよね」
なんて話しをしてたんだけど、
そ、そんなことないッスよねぇ?