***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

国宝 阿修羅展

2009-04-24 23:37:41 | その他


ここ数日奥歯が痛み、頭痛薬も効かない状態になったので
歯医者に行ったところ、虫歯ではないし、歯周病でもない、と。

先生「疲れてる?」

私「はい、かなり疲れてます」

先生「それだね」



ということで、有休をとり巷で話題の『阿修羅展』に行ってきました。

巷で話題といっても、草なぎクンにはかないませんが(汗)

いや、あの話題で一番みっともなかったのは鳩山邦夫氏ではないかと
私は思うのでありました、はい。



で、話しを元に戻して、

上野の国立博物館で催されている『阿修羅展』、


とっても良かったです。


阿修羅像に至るまでの盛り上げ方もgoodでした。

小さな工芸品から始まって、阿修羅を除く八部衆像7躯(内、2躯は写真)、
十大弟子像6躯(内、1躯は写真)の展示、そして回廊のような細い通路には
阿修羅像の各部を映した小さなモニターが展示され、視界が開けると、
一段高いところから見下ろせるように阿修羅像が、、


美しい~~~。


写真で見ていた阿修羅像はヒヤッとした質感を思わせましたが、
実物は、あたたかくて柔らかい感じ。
暗い場内から浮かび上がらせるようなライティングのせいかもしれませんけど。


しばし上から見とれ、ワクワクする気持ちを抑えながら阿修羅像の間近へ、、


ホントに美しい。

少年のような瑞々しくて伸びやかな身体。

端正な表情。

真後ろから見たバランスの見事さったら、それはそれは本当に素晴らしいです。

360度から見られる展示方法に感謝です。


「ほぇ~」「ほぇ~」と見とれながら像の周りを3周しちゃいました。


私、阿修羅像も普通に木像だと思ってたんですが、
これが違ってまして、他の八部衆立像も十大弟子立像もみんな
【脱活乾漆造(だっかつかんしつづくり)】といって、粘土で原型をつくり、
その表面に麻布を貼り固めたのちに、像内の粘土を除去して中空にするとともに、
麻布の表面に漆木屎を盛り付けて塑形する、という制作技法で造られているん
だそうです。

【脱活乾漆造】、、初めて知りました~(汗)



でもって、会場を出た時(午前11時)には↑長蛇の列。

平日でこれだから、週末は凄いことになってそうですが
来場者の多くが年配者なので朝が早く、開館直後や早い時間が混むと思われ
夕方とか夜は空いているかもです。


『阿修羅展』の会期は6月7日まで。絶対お薦めです。




そんな上野でのお昼は、お馴染みとなった“韻松亭”



こんな素敵なお部屋に通してもらって、いつもの花籠膳を注文。



普段は早食いの私ですが、歯がまだ痛いもんで、

今日はゆっくり少しずつ、お上品にいただいたのでありました(笑)