***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

憂さ晴らし1泊2日@法師温泉

2012-02-27 22:25:31 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

憂さ晴らしといっても予約したのは1ヶ月前ですけどね。

まぁ、吉井さんはとばっちりということで(笑)

 

 

目的地の法師温泉は新潟との県境なんですが、その前にちょっと寄り道。

ちなみに、旅行中はいつも吉井さんの歌を流しっぱなしのカーステですが、
今回は聴く気がおきず、でもダンナがかけちゃったので、
仕方なく「これ絶対ダメ」という曲を飛ばし飛ばし聴いておりました(笑)

そして、そのダンナは「眞鍋かをり」と「千葉麗子」の区別がつかないという(笑)

 

で、

まずは安中市松井田町の『五料の茶屋本陣』 入場料@210円

こちらは、江戸時代に参勤交代などで中山道を通行する大名や
公家などが休息したところなんだそうです。

すぐ前を走る線路の向こうには妙義山。

建物内では、ひな人形展が開催されておりました。

古い雛人形の多くは近隣の家々から寄せられたものだそうで、
その家の歴史を見てきた人形がズラリと並んだ様は、綺麗とか
可愛いというよりも、背中がゾクッとするものでありました。
ここに夜ひとりでいたら絶対恐いだろうな~って(汗)

 

 

こちらは同じ松井田町の『ろうばいの郷』 入場料@300円

園内には1,200株、12,000本のろうばいの木が植えられています。

ろうばい園を全体で見ると、すごく地味ですが、

ひとつひとつの花は、蝋梅という漢字の通り本当に蝋細工の様で、
とても美しいです。

梅という字がつきますが、梅はバラ科で蝋梅はロウバイ科、別物だそうです。


それにしても、園内に漂う香りの素晴らしいこと。

爽やかな甘さと上品さ。本当にウットリでした。

 

お次は、1,500㎡に2万株の福寿草が咲くという、
木馬瀬(ちませ)の福寿草自生地。

かな~り落ち込んでいた自分を慰めるためにも、
ぜひ自生する福寿草を見たいと訪れたのですが、残念ながらまだ
少し早かったようで、皆つぼみ。


その中で咲いていたのがこちら。

つい何時間か前まで冷たい雪が被っていたと思われる、その凍えた
姿は健気そのもので、なんだかジ~ンとしちゃいました。

 

 

そして、法師温泉は、

 

ずっぽり雪景色。

 

長寿館の玄関です。この雰囲気、たまりません。

 

玄関の広間には神棚があちこちに。

広間の横には囲炉裏のお部屋もありました。
ええ匂いです。

 

 

お部屋は薫山荘という棟の31番(菖蒲の間とかじゃないのねw)

 

部屋の窓からは法師川が眺められます。


外は雪。東京もんには何よりの景色ですわ。

 

 

本館への渡り廊下。

どこもかしこもチリひとつ無くピッカピカに磨き上げられてます。

そして木枠の窓のどれもが普通に開いてちゃんと鍵がかけられるという
行き届いたメンテナンス。
素晴らしいです。

 

渡り廊下からの眺め。左の棟は別館、右には温泉棟が並びます。

こちらは川からの眺め。いいわ~、雪景色。

 

夕食です。
お米が旨い。豚が旨い。岩魚も旨い。初めて食べた鯰(ナマズ)も旨い。

朝食は雪景色を見ながら。

って見てたら、ニホンカモシカ現る。
毛がふわっふわ。ちょっと口元がほころんでいるような。

 

 

で、忘れちゃならないのが温泉。

これですよ、これ

国鉄のCM。30年くらい前でしたかね?
高峰三枝子さんと上原謙さんが浸かった法師の湯。
この時の高峰さんの豊満なバストも話題になりましたね。

 

こちらがその法師の湯(写真はサイトから拝借しました)

これがもう、良いったら無いの。

去年行った青森の酸ヶ湯もすんごく良かったけど、
それをひとまわり小さくしたような法師の湯も、同じかそれ以上にいいっ。

4つの湯船の真ん中に渡された枕木に頭をのっけてプカリプカリしたり、
敷き詰められた玉石の間からポコポコと湧き出る源泉に見入ったり、
半身浴しながら天井の梁やアーチ型の窓を眺めたり、
その入浴時間は1時間半。
たぶん私の最長記録かと思われます。それぐらい気に入りました。

ちなみに、法師の湯も酸ヶ湯と同じく原則混浴です。
私は20時から22時の女性タイムと朝の4時半の2回入りまして、
朝は完全に貸し切り状態でした。早起きした甲斐があったってもんです。

次は勇気を出して明るい時間にも入ってみたいけど、たぶん無理と思われ(汗)
いいなぁ、男は。



 

いやぁ、ホントに良かったですよ、長寿館

これで、帳場の女性の応対にもう少し暖かみがあったら、もう
完璧すぎるほど完璧だわ(笑)