***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

ふたたびの無雙庵@土肥温泉

2013-06-17 21:43:37 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

行ってきました、土肥温泉1泊2日。

 

まずは、東名の駒門PAから。

いきなりトイレの写真ですんません(汗)

いや~、トイレの前にカレーの看板てのが、すんごいインパクトあったもんで(笑)

駒門PAはとっても小さいんですけど、そのこだわりカレーとか、自衛隊グッズとか、
マニアックなカンジで面白かったです。

 

 

ここからの写真は爽やかイメージで(笑)

 

緑の中の散策路は駿東郡清水町の柿田川公園。訪れたのは3度目です。

 

 

豊かな水草をたたえた柿田川。ここが国道1号線のすぐ脇とは思えません。

いいですわ~、この風景。見てるだけで心が潤ってくるよう。

柿田川には、富士山周辺で降った雨水や雪融け水が地下水となって
大小70余の湧き間から湧き出していて、その水量は1日約100万トン。
25mプール2000杯にもなるそうです。


 

カモの親子とバイカモ(梅花藻)w



 

第1展望台からの眺め。
写真じゃわからないけど、水が湧き出ている砂地のところ、砂がウゴウゴ動いてるんですよ。
(右側、反射してるのが残念。PLフィルターを買うべきか)


 

美しい青色を見せてくれる涌き水の丸い枠は、昔、紡績工場が井戸として使っていた名残だそうです。
水中にはお魚(たぶん鮎)がたくさん。

水の青も、草の緑も本当に綺麗。

潤うわ~(笑)

 

 

散策路のハートの切り株。地元の新聞にも載って、ちょっと話題になってるそうです。

 

 

 

こちらは公園脇にある高野邸。
日本庭園を眺めながらお菓子付きのお茶がいただけます@500円

 

庭園内でハート型の飛び石みっけ♪
これも新聞に載らないかな(笑)

 

 

お昼は修善寺のお蕎麦屋さん『やまびこ』にて。

 

   

お通しの野菜2皿がとっても美味しい♪ 揚げたてガンモもgood♪
天ぷらは衣がいまいちで、半分以上は衣を剥いで食べてしまいました(汗)
その天ぷらでお腹が一杯になって、お蕎麦の味がよくわからず。
たぶん美味しかったと思われます。

 

 

霧が立ち込める西伊豆スカイライン。

小雨混じりのお天気で展望は望めなかったけど、
道路脇には山の花が咲き乱れていて、それが霧の中だもんで幻想的ったらないの。

 

淡い紫色の、これは、(たぶん)コアジサイ。

 

どっさり、という感じに山のいたるところで咲いていた、
こちらは(たぶん)空木(ウツギ)。

 

(たぶん)空木の薄ピンクバージョン。
たぶんばっかでスンマセン(汗)

 

これは絶対(笑)、ヤマボウシ。
陰影が淡い黄緑色でとっても綺麗。今の季節、街中でもよく見かけますね。

 

そのヤマボウシのピンクバージョン。
山を彩るピンクの帯のようです。
初めてお目にかかったこともあり、あっちからこっちからと見上げておりました。

 

 

スカイラインから西伊豆に抜けると、そこはもう土肥。

 

お宿の無雙庵枇杷に到着です。

 

タダで泊まらせてもらうくせに「可能であれば平屋造りのお部屋で」と
ずうずうしくお願いしたところ、希望を聞き入れてくださり、
今回は平屋の『鶉(ウズラ)』へ。

 

 

広いです。広すぎて持て余すほど(笑)

前回は二階建てで、「上階はほとんど使わずもったいない」とか言って(笑)、
やっぱウサギ小屋の住人には分不相応ってことですかね。

 

分不相応でも、いいものはいい。
木造りの安心感、古民家のしつらえの心地よさ、
前回も今回も、この宿のお部屋は本当に素適ですわ。

 

お風呂は5トンの巨石をくり抜いたという石風呂。
コロンとした形からお宿の人はこのお風呂をウズラの卵と呼んでるそうな。

配管なども出来る限り木造りのものでカバーされて、心づかいが細やかです。

泉質は塩化物泉。丸みを帯びた湯船は石とは思えない優しい肌触り。
湯船の縁もほんのり温かくて、とっても気持ちよく浸からせてもらいました。

 

デッキからは緑の山と、

 

土肥の海。気持ちええです。

 

 

   

   

夕食は特別高級な素材を使っているわけじゃないけど、
地のもの、旬のものが丁寧に、美しく料理されていて、どれもとても美味しかったです。

 

夕食後は、この時期ホタルが見られるという場所へ。
宿からちょっと離れた川のほとりです。

ホタルを驚かさないよう灯りは全く点けず、怖々川沿いの道を森に向かって進んで行くも
飛んでいたのは1匹のみ。
1匹でも「おおおお」と感動だったけど、そのホタルもすぐどこかへ行っちゃって(寂)

「時期が遅かったのかな~」と話しながら歩いていると、川沿いの家のオジサンが
「せっかく来てくれたのに残念だったねぇ。良かったらヘイケホタルを見ていきませんか」と
声をかけてくださりお庭の中へ。

ハウスのような小屋の中にはたくさんのケースがあって、
「ここでホタルを育てて前の小川に放しているんですよ」と。

ここで見られるというホタルは、自然にいるんじゃなくて、オジサンが育てた
ものだったんですね。
凄~~い!ホタルオジサンだ~(勝手に命名)

ゲンジホタルには1週間ほど遅かったそうで、これからヘイケホタルの季節になるとのこと。

オジサンはケースの中で光を放つヘイケホタルを見せてくれて、
「ヘイケの光はゲンジより弱く、あまり飛ばないんですよ。
写真は難しいだろうけど、ぜひ撮ってみてください」とわざわざ蓋を開けてくださり、
でも万一飛んじゃったらまずいので、慌ててバルブシャッターで撮るも、
こんな写真↓

(超汗)

ま、なんとなくホタルかなぁとお分かりいただけるでしょうか(←わからんてw)

ポゥ、ポゥと淡いグリーンに光るそれは、とても幻想的で美しく、
また、儚げでございました。

もうすぐ小川ではこのヘイケホタルがたくさん見られるようになるんでしょうね。

ホタルオジサン、ありがとうございました(はあと)

 

 

お宿に戻って、

 

こちらでも、ホタル鑑賞会が催されていたので、もちろん参加。

真っ暗な庭に10数匹のホタルが放たれ、フワリフワリと舞います。

参加した宿泊客全員が、思わず「ほぉ~~~」

 

今度は三脚を立てて撮影にチャレンジしたけど、

↑こんなのが精一杯(超汗)


ちょっと気になったのは、川の近くでもない場所で放たれたホタルたちのこと。
蝉と同じように儚い命のホタル、人間の都合で本来いるべき場所じゃない
ところに連れてこられ、可哀想なんじゃないかなって。

楽しませてもらってナンだけど、チラッとそんなことを思ってしまいましたさ。

 

 

 

翌朝は5時起きで、まずは貸切露天風呂に入り、

高枝バサミと手籠を持って、裏山へいざ出陣(笑)

 

宿の裏山では春は筍狩り、初夏は枇杷狩り、秋からは蜜柑狩りができます。

枇杷はこの土肥でしか採れないという白枇杷。
傷みやすく市場に出ないため、幻の白枇杷と言われているそうです。

今回はプレゼントの宿泊にもかかわらず、その枇杷狩りもさせてもらおうという、
またもやずうずうしい魂胆で、この時季に予約を入れたんですが、
残念ながら実りが例年より早かったようで、最盛期は過ぎていました。

でも、諦めません(笑)

高~いところに残っている美味しそうな実を吟味し、カット。
高枝バサミって、本当に切った枝が落ちないように出来てるんですね。凄いわ(笑)

 

部屋のデッキで早速いただきました。
コロンとした球形で小粒。
その名の通り白っぽい果肉はめちゃめちゃジューシーで甘く、
そして香り高く、と~っても美味しかったです。

毛虫や蜘蛛とヒイヒィ言いながら格闘した甲斐があったってもんです。
ホントに美味しかった~。

 

こちらは朝食。
普通に美味しいけど、本来の宿泊料金からすると、ちょっと物足りないというか
インパクトに欠ける内容かも(←タダのくせに何を言う)

 

 

食後のコーヒーは、貸切風呂に置いてある土肥牛乳をもらってきて、
お湯の中であたためカフェラテでいただきました。

最高に美味しいッス。

ネスプレッソ欲しいけど、たまにこういうところで飲む非日常感が楽しいわけでも
あるので、買わずにおきます。置き場所もないし(笑)


このお部屋で、このコーヒーを飲むために、
また、ここに来たいと言っても過言ではないかも。


今度はちゃんとお代を払ってね(笑)

 

無雙庵枇杷さん、余りあるプレゼントを本当にありがとうございましたm(_ _)m