JR肥薩線は令和2年7月の豪雨の影響で八代駅(熊本県)から吉松駅(鹿児島県)間が普通になってしまいました。
全線が稼働していた時期であった2009年11月21日は肥薩線開通100周年の日でした。明治5年(1872年)に新橋~横浜間で、日本が初めて鉄道が開業されましたが、
明治34年に鹿児島線が鹿児島~国分(現在の隼人)間で開業し、明治36年には吉松駅まで延伸しました。熊本県では明治39年に八代~坂本間が貨物線として開業し、明治41年には八代~人吉間が門司から連続する九州線として開通したのです。そして明治42年(1909年)の11月に最後の難所であった人吉~吉松間が完成し、門司と鹿児島を結ぶ鉄路が開通し、鹿児島本線となったのです。昭和2年の八代~鹿児島間の海岸線が開業したことで、鹿児島本線がそちらに移され、肥薩線と改称してローカル線となったのです。早く復活して欲しいですが、肥薩線開通100周年を記念したイベントで鹿児島中央駅をスタートし、八代駅を経由し、人吉駅から肥薩線を通り、吉松駅や嘉例川駅、隼人駅などを経由して中央駅に帰ってくるという企画があり参加した際などに撮った各特急の写真です。
人吉駅で撮ったSL人吉号です。
人吉駅で撮った特急いさぶろう・しんぺい号と九州横断鉄道特急です。
いさぶろう・しんぺい号が上記した人吉~吉松間を走っていました。スィッチバックが二か所あるなど確かに難所と感じました。
吉松駅に到着した特急いさぶろう・しんぺい号(赤い方です)です。
吉松駅からは特急はやとの風が吉松駅ー鹿児島中央駅間を今年3月まで走っていました。
ここからははやとの風の写真です。外装が真っ黒でかっこいい車両でした。
当時から人気が上昇していた無人駅の嘉例川駅では隼人の風も10分ほど停車して撮影タイムとなっていました。