▼1982年から放送された、
長寿番組『笑っていいとも』が
ついに終了した (2014.3.31)。
時代の変化といえよう。
写真は、第一回のテレホンショッキングのゲストの桜田淳子
ほむべきかな、
わたしたちの主イエス・キリストの
父なる神。
神は、その豊かなあわれみにより、
イエス・キリストを死人の中から
よみがえらせ、
それにより、わたしたちを
新たに生れさせて
生ける望みをいだかせる。
「ペテロの第一の手紙」 1章3節
新約聖書 口語訳 JA1955
家族とは、言葉にしただけで
自然と口元から
笑みがこぼれる存在です。
家庭には、心から私のためにしてくれる
真の愛が満ちあふれているからです。
真の愛は、愛を与え、そして愛を
与えたことさえ忘れてしまうものです。
父母が子供のために生きる愛、
祖父母が孫に与える愛が真の愛です。
国のために命を捧げることもまた、
真の愛です。
◆【歴史戦第1部河野談話の罪(1)前半】
◆裏付けなき糾弾許した日本外交の事なかれ主義、決別の時
★産経新聞2014年4月1日 09:46
【「慰安婦」問題 】
まともな裏付けもないまま一方的に日本を糾弾したクマラスワミ報告書と、それに対する日本政府の事なかれ主義的な対応は、歴史問題に関する戦後日本外交のあり方を象徴している。
1996年3月、国連人権委員会でのクマラスワミの演説を現場で聞いた元在ジュネーブ国際機関代表部公使、美根慶樹はこう振り返る。
▲強制連行の証拠とされた資料も、
よく見るとただの求人募集広告だった。
(1944年7月26日『京城日報』)
http://m.youtube.com/watch?v=ekwsCRHXM64
「ものすごい力があり、彼女が舌(ぜっ)鋒(ぽう)鋭く『ワーッ』と説明すると、聴衆はスタンディングオベーション(立ち上がっての拍手喝采)だ。日本政府には答弁権を行使して反論することは制度上認められていたが、そうしたら大変なことになっていた」
クマラスワミは「かわいそうな元慰安婦のおばあさんたちのため一生懸命働いている」(外交筋)と評価されていた。個別の事実関係の誤りを指摘しても「日本が悪者になるばかりで逆効果だった」(同)というのだ。クマラスワミと面識のある当時の日本政府関係者もこう語る。
▲文玉珠さんは平成4年に「26145円」の
返還を求めて郵政省(当時)を相手に
裁判を起こしました。
※26145円は現在価値 約2億円
http://m.youtube.com/watch?v=ekwsCRHXM64
「慰安婦問題だけでなく歴史全般がそうだが、日本国内のまともな議論は英語になっていない。英語に訳されているのは左翼系メディアや学者の文章だけ。だから国連人権委にはもともと一定の方向性がある。報告書も相場からいえば『まあこんなもの』だった」
とはいえ、日本が歴史問題で相手と事実関係を争わず、過去に積み重ねてきた謝罪や補償の実績ばかり強調してきた結果、今どういう事態が起きているか。
▲警察による、悪徳業者の検挙の様子
(1939年8月31日『東亜日報』)
http://m.youtube.com/watch?v=ekwsCRHXM64
歴史を「対日外交カード」として振りかざす中国や韓国は、日本が反論しないのをいいことに、過去を誇張して世界に広めようとしている。
「(南京事件では旧日本軍が)30万人以上の兵士や民間人を殺害する凶悪な罪を犯した」
中国の国家主席、習近平は3月28日、ベルリン市内での講演で「30万人」という荒唐無稽な数字を挙げてこう日本を批判した。
日本政府筋は「30万人という数に根拠は全くない」と不快感を示したが、これまで中国にこの極端な誇張を改めるようきちんと求めてこなかった。それどころか、前面に「300000(30万)」という数字が掲げられた南京大虐殺記念館を、元首相の鳩山由紀夫や村山富市、元自民党幹事長の古賀誠ら政界の重鎮が訪れては謝罪を繰り返している。
▲これはさながらこの世の地獄だった
『中国はいかにチベットを侵略したか』
戦後の日本は相手の宣伝工作に有効な反撃を加えるどころか、自ら進んでそのわなにはまってきた。その象徴が強制連行を示す文書・資料も日本側証言もないまま「強制性」を認定した河野談話だ。世界に日本政府が公式に強制連行を認めたと誤解され、既成事実化してしまった。
▲慰安婦問題をめぐる動き (資料)
◇
偽りの友好にまどろんできた日本が腕をこまぬいている間に、中国や韓国は着実に歴史問題で地歩を固めていった。今後、日本は事なかれ主義と決別し、砲弾ではなく情報と言葉を駆使して戦う「歴史戦」に立ち向かわなければならない。
(敬称略)
(産経新聞2014年4月1日 09:46 )
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140401/plc14040113070027-n1.htm?view=pc
▲「作り話から誤解の連鎖」
▲産経新聞2014年4月1日記事
★【歴史戦 第1部河野談話の罪(1)後半】
★「奴隷狩り」というフィクションから始まった誤解の連鎖、
日本攻撃の材料に
◆産経新聞 2014年4月1日 13:02
【「慰安婦」問題】
慰安婦問題が今日のような国際問題となった発端は、フィクションをまるで事実であるかのように描き、「私は奴隷狩りを行った」と書いた昭和58年の吉田清治の著書『私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行』にある。吉田の証言は1996年に国連人権委員会に提出されたクマラスワミ報告書でも引用されている。
▲吉田清治氏 (写真)
※ 生存情報は今もってわかりません。
この本は後に現代史家の秦郁彦による韓国・済州島での現地調査や地元紙の済州新聞の報道などで全くの虚偽だったことが判明する。だが、それまでに朝日新聞など多くのメディアが事実だとして取り上げ、「慰安婦強制連行説」や「性奴隷説」、全く関係のない女子挺身(ていしん)隊との混同が広まっていく。
▲吉田氏、自身の著作のウソを認める。
※1996年(平成8年)5月2・9日付の
『週刊新潮』インタビューより
「特に昭和17年以降『女子挺身隊』の名のもとに、日韓併合で無理やり日本人扱いされていた朝鮮半島の娘たちが、多数強制的に徴発されて戦場に送り込まれた」
これは、62年8月14日付の読売新聞夕刊芸能欄の記事「従軍慰安婦の実態伝える」からの引用である。
▲秦郁彦氏 (画像左側 『ゴーマニズム宣言』より)
ちなみに、秦の推計では慰安婦の総数は2万~2万数千人で、そのうち日本人が4割、朝鮮人は2割程度である。
中でも朝日新聞は慰安婦問題に熱心で、平成3年8月11日付朝刊の記事「元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀重い口開く」で、朝鮮人元慰安婦の証言を“スクープ”。翌4年1月11日付朝刊では1面トップで「慰安所 軍関与示す資料」と大々的に報じ、問題は日韓間で政治問題化した。
▲『済州新聞』1989年8月14日
吉田清治の著作が全くのデタラメであることを報じる。
この記事は、慰安婦について「約8割が朝鮮人女性」「主として朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行」「人数は8万とも20万人とも」などと、根拠不明で現在は明確に否定できる記述が多いが、吉田証言が背景にあったとみられる。
吉田という「職業的詐話師」(秦)にメディアはすっかりだまされ、その報道を受けて韓国側が激高し、日本政府も慌ててふためき対応するという構図だ。
官房長官だった加藤紘一がまず同年1月13日に「従軍慰安婦として筆舌に尽くし難い辛苦をなめられた方々に対し、おわびと反省の気持ちを申し上げたい」との官房長官談話を出した。
ただ、加藤談話では旧日本軍の関与は認めたものの「強制性」には踏み込まなかったため韓国側が納得せず、後任の官房長官、河野洋平が5年8月に慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」を出すに至る。
▲「創始改名」は強制ではなかった、
(『朝鮮朝日』1940年3月6日)
今回、産経新聞が入手したクマラスワミ報告書への政府の反論文書は、河野談話に対する拡大解釈を戒め、慰安婦問題の真実を国際社会に発信する貴重な機会になる可能性があった。
だが、それを政府が自ら放棄したため、報告書の内容は「事実」となり、日本をおとしめようとする勢力によって日本攻撃の材料として利用されている。
クマラスワミ報告書は、女子挺身隊と慰安婦を混同しているほか、「多くの慰安婦が自殺攻撃などの戦闘に参加させられた」「慰安婦の総数は20万人」など、根拠不明で事実に反する記述がいくつもある。
▲本当の女子挺身隊の姿。
(1945年発行『戦う朝鮮』朝日新聞社)
売春婦ではありません。
※ ちなみに男子は男子勤皇隊と呼んだ。
7年のクマラスワミ来日時に面談した秦は、クマラスワミに行った説明とは正反対の記述が報告書にあったなどとして、著書で「学生リポートなら、落第点のお粗末な作品」と酷評している。
クマラスワミ報告書について、8年2月16日の参院予算委員会で、首相の橋本龍太郎は次のように述べ、反論方針を示していた。
「十分な事実確認のないままに、限定された資料に基づき書かれた部分もあるという認識を有している」
http://m.youtube.com/watch?v=dGpShtYkivI
ところが、水面下での根回しの段階で中国や韓国、北朝鮮などが反論の内容に強く反発した。呼応するように日本の弁護士やNGO(非政府組織)も「クマラスワミに対する個人攻撃だ」などと非難し始めた。
橋本政権は自民、社会、さきがけ3党による連立政権であり、慰安婦強制連行を自明のことと捉える社会党が与党だったこともあり、反論文書は撤回された。
▲大半、自由意思で居住。(強制連行のウソ)
( 関釜連絡船の航路が、
米軍の攻撃のために閉鎖されたので、
徴用は行うことができなかった。)
昭和34年7月13日『朝日新聞』
当時の日本政府関係者は、「日本が事実関係を争えば、慰安婦問題がさらにクローズアップされることになりかねなかった。一方的に今後の日本への対応を決めるような評価になるのは好ましくないから、『報告がなされた』という事実だけを記録に残すようにしようとした」と振り返る。
日本側の働きかけもあり、クマラスワミ報告書は人権委で「留意」される程度の扱いに終わった。だが日本が反論をせず、国連で事実上“認定”された報告書によって、「慰安婦は性奴隷」などといった事実誤認が、さまざまな場面で独り歩きしている。
▲▲http://m.youtube.com/watch?v=dGpShtYkivI
秦によると、クマラスワミが特別報告官としてまとめ、1998年4月に公表された「女性に対する暴力」の年次報告書は「400人の若い朝鮮人女性が5千人の日本兵に性奴隷として奉仕」とする元慰安婦の証言話が盛り込まれ、採択された。日本は特に反論することもなく、年次報告書を「歓迎」したという。
続く同年8月に国連人権委小委員会で採択されたゲイ・マクドガル特別報告官の報告書は、クマラスワミ報告書を下敷きとしながら表現をさらにエスカレートさせた。慰安所を「強姦(ごうかん)所」と書き、「人道に対する罪および戦争犯罪は公訴時効の対象ではない」と訴えた内容となっている。
▲http://m.youtube.com/watch?v=dGpShtYkivI
2007年7月に米下院が採択した慰安婦非難決議についても、東京基督教大教授の西岡力は「『慰安婦は性奴隷である』というクマラスワミ報告書の基本的立場を継承している」と指摘し、こう語る。
「反論しなければ誤解は広がるが、日本は英語の世界で反論していない。政府はなぜ反論文書が撤回されたのかを検証し、クマラスワミ報告書をどう考えているのか表明すべきだ」
日本は情報戦で、もうこれ以上負けるわけにはいかない。
(敬称略)
(産経新聞2014年4月1日 )
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140401/plc14040109480022-n1.htm?view=pc
▲http://m.youtube.com/watch?v=dGpShtYkivI
▲http://m.youtube.com/watch?v=ekwsCRHXM64
【今日の御言葉】
長寿番組『笑っていいとも』が
ついに終了した (2014.3.31)。
時代の変化といえよう。
写真は、第一回のテレホンショッキングのゲストの桜田淳子
ほむべきかな、
わたしたちの主イエス・キリストの
父なる神。
神は、その豊かなあわれみにより、
イエス・キリストを死人の中から
よみがえらせ、
それにより、わたしたちを
新たに生れさせて
生ける望みをいだかせる。
「ペテロの第一の手紙」 1章3節
新約聖書 口語訳 JA1955
家族とは、言葉にしただけで
自然と口元から
笑みがこぼれる存在です。
家庭には、心から私のためにしてくれる
真の愛が満ちあふれているからです。
真の愛は、愛を与え、そして愛を
与えたことさえ忘れてしまうものです。
父母が子供のために生きる愛、
祖父母が孫に与える愛が真の愛です。
国のために命を捧げることもまた、
真の愛です。
◆【歴史戦第1部河野談話の罪(1)前半】
◆裏付けなき糾弾許した日本外交の事なかれ主義、決別の時
★産経新聞2014年4月1日 09:46
【「慰安婦」問題 】
まともな裏付けもないまま一方的に日本を糾弾したクマラスワミ報告書と、それに対する日本政府の事なかれ主義的な対応は、歴史問題に関する戦後日本外交のあり方を象徴している。
1996年3月、国連人権委員会でのクマラスワミの演説を現場で聞いた元在ジュネーブ国際機関代表部公使、美根慶樹はこう振り返る。
▲強制連行の証拠とされた資料も、
よく見るとただの求人募集広告だった。
(1944年7月26日『京城日報』)
http://m.youtube.com/watch?v=ekwsCRHXM64
「ものすごい力があり、彼女が舌(ぜっ)鋒(ぽう)鋭く『ワーッ』と説明すると、聴衆はスタンディングオベーション(立ち上がっての拍手喝采)だ。日本政府には答弁権を行使して反論することは制度上認められていたが、そうしたら大変なことになっていた」
クマラスワミは「かわいそうな元慰安婦のおばあさんたちのため一生懸命働いている」(外交筋)と評価されていた。個別の事実関係の誤りを指摘しても「日本が悪者になるばかりで逆効果だった」(同)というのだ。クマラスワミと面識のある当時の日本政府関係者もこう語る。
▲文玉珠さんは平成4年に「26145円」の
返還を求めて郵政省(当時)を相手に
裁判を起こしました。
※26145円は現在価値 約2億円
http://m.youtube.com/watch?v=ekwsCRHXM64
「慰安婦問題だけでなく歴史全般がそうだが、日本国内のまともな議論は英語になっていない。英語に訳されているのは左翼系メディアや学者の文章だけ。だから国連人権委にはもともと一定の方向性がある。報告書も相場からいえば『まあこんなもの』だった」
とはいえ、日本が歴史問題で相手と事実関係を争わず、過去に積み重ねてきた謝罪や補償の実績ばかり強調してきた結果、今どういう事態が起きているか。
▲警察による、悪徳業者の検挙の様子
(1939年8月31日『東亜日報』)
http://m.youtube.com/watch?v=ekwsCRHXM64
歴史を「対日外交カード」として振りかざす中国や韓国は、日本が反論しないのをいいことに、過去を誇張して世界に広めようとしている。
「(南京事件では旧日本軍が)30万人以上の兵士や民間人を殺害する凶悪な罪を犯した」
中国の国家主席、習近平は3月28日、ベルリン市内での講演で「30万人」という荒唐無稽な数字を挙げてこう日本を批判した。
日本政府筋は「30万人という数に根拠は全くない」と不快感を示したが、これまで中国にこの極端な誇張を改めるようきちんと求めてこなかった。それどころか、前面に「300000(30万)」という数字が掲げられた南京大虐殺記念館を、元首相の鳩山由紀夫や村山富市、元自民党幹事長の古賀誠ら政界の重鎮が訪れては謝罪を繰り返している。
▲これはさながらこの世の地獄だった
『中国はいかにチベットを侵略したか』
戦後の日本は相手の宣伝工作に有効な反撃を加えるどころか、自ら進んでそのわなにはまってきた。その象徴が強制連行を示す文書・資料も日本側証言もないまま「強制性」を認定した河野談話だ。世界に日本政府が公式に強制連行を認めたと誤解され、既成事実化してしまった。
▲慰安婦問題をめぐる動き (資料)
◇
偽りの友好にまどろんできた日本が腕をこまぬいている間に、中国や韓国は着実に歴史問題で地歩を固めていった。今後、日本は事なかれ主義と決別し、砲弾ではなく情報と言葉を駆使して戦う「歴史戦」に立ち向かわなければならない。
(敬称略)
(産経新聞2014年4月1日 09:46 )
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140401/plc14040113070027-n1.htm?view=pc
▲「作り話から誤解の連鎖」
▲産経新聞2014年4月1日記事
★【歴史戦 第1部河野談話の罪(1)後半】
★「奴隷狩り」というフィクションから始まった誤解の連鎖、
日本攻撃の材料に
◆産経新聞 2014年4月1日 13:02
【「慰安婦」問題】
慰安婦問題が今日のような国際問題となった発端は、フィクションをまるで事実であるかのように描き、「私は奴隷狩りを行った」と書いた昭和58年の吉田清治の著書『私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行』にある。吉田の証言は1996年に国連人権委員会に提出されたクマラスワミ報告書でも引用されている。
▲吉田清治氏 (写真)
※ 生存情報は今もってわかりません。
この本は後に現代史家の秦郁彦による韓国・済州島での現地調査や地元紙の済州新聞の報道などで全くの虚偽だったことが判明する。だが、それまでに朝日新聞など多くのメディアが事実だとして取り上げ、「慰安婦強制連行説」や「性奴隷説」、全く関係のない女子挺身(ていしん)隊との混同が広まっていく。
▲吉田氏、自身の著作のウソを認める。
※1996年(平成8年)5月2・9日付の
『週刊新潮』インタビューより
「特に昭和17年以降『女子挺身隊』の名のもとに、日韓併合で無理やり日本人扱いされていた朝鮮半島の娘たちが、多数強制的に徴発されて戦場に送り込まれた」
これは、62年8月14日付の読売新聞夕刊芸能欄の記事「従軍慰安婦の実態伝える」からの引用である。
▲秦郁彦氏 (画像左側 『ゴーマニズム宣言』より)
ちなみに、秦の推計では慰安婦の総数は2万~2万数千人で、そのうち日本人が4割、朝鮮人は2割程度である。
中でも朝日新聞は慰安婦問題に熱心で、平成3年8月11日付朝刊の記事「元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀重い口開く」で、朝鮮人元慰安婦の証言を“スクープ”。翌4年1月11日付朝刊では1面トップで「慰安所 軍関与示す資料」と大々的に報じ、問題は日韓間で政治問題化した。
▲『済州新聞』1989年8月14日
吉田清治の著作が全くのデタラメであることを報じる。
この記事は、慰安婦について「約8割が朝鮮人女性」「主として朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行」「人数は8万とも20万人とも」などと、根拠不明で現在は明確に否定できる記述が多いが、吉田証言が背景にあったとみられる。
吉田という「職業的詐話師」(秦)にメディアはすっかりだまされ、その報道を受けて韓国側が激高し、日本政府も慌ててふためき対応するという構図だ。
官房長官だった加藤紘一がまず同年1月13日に「従軍慰安婦として筆舌に尽くし難い辛苦をなめられた方々に対し、おわびと反省の気持ちを申し上げたい」との官房長官談話を出した。
ただ、加藤談話では旧日本軍の関与は認めたものの「強制性」には踏み込まなかったため韓国側が納得せず、後任の官房長官、河野洋平が5年8月に慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」を出すに至る。
▲「創始改名」は強制ではなかった、
(『朝鮮朝日』1940年3月6日)
今回、産経新聞が入手したクマラスワミ報告書への政府の反論文書は、河野談話に対する拡大解釈を戒め、慰安婦問題の真実を国際社会に発信する貴重な機会になる可能性があった。
だが、それを政府が自ら放棄したため、報告書の内容は「事実」となり、日本をおとしめようとする勢力によって日本攻撃の材料として利用されている。
クマラスワミ報告書は、女子挺身隊と慰安婦を混同しているほか、「多くの慰安婦が自殺攻撃などの戦闘に参加させられた」「慰安婦の総数は20万人」など、根拠不明で事実に反する記述がいくつもある。
▲本当の女子挺身隊の姿。
(1945年発行『戦う朝鮮』朝日新聞社)
売春婦ではありません。
※ ちなみに男子は男子勤皇隊と呼んだ。
7年のクマラスワミ来日時に面談した秦は、クマラスワミに行った説明とは正反対の記述が報告書にあったなどとして、著書で「学生リポートなら、落第点のお粗末な作品」と酷評している。
クマラスワミ報告書について、8年2月16日の参院予算委員会で、首相の橋本龍太郎は次のように述べ、反論方針を示していた。
「十分な事実確認のないままに、限定された資料に基づき書かれた部分もあるという認識を有している」
http://m.youtube.com/watch?v=dGpShtYkivI
ところが、水面下での根回しの段階で中国や韓国、北朝鮮などが反論の内容に強く反発した。呼応するように日本の弁護士やNGO(非政府組織)も「クマラスワミに対する個人攻撃だ」などと非難し始めた。
橋本政権は自民、社会、さきがけ3党による連立政権であり、慰安婦強制連行を自明のことと捉える社会党が与党だったこともあり、反論文書は撤回された。
▲大半、自由意思で居住。(強制連行のウソ)
( 関釜連絡船の航路が、
米軍の攻撃のために閉鎖されたので、
徴用は行うことができなかった。)
昭和34年7月13日『朝日新聞』
当時の日本政府関係者は、「日本が事実関係を争えば、慰安婦問題がさらにクローズアップされることになりかねなかった。一方的に今後の日本への対応を決めるような評価になるのは好ましくないから、『報告がなされた』という事実だけを記録に残すようにしようとした」と振り返る。
日本側の働きかけもあり、クマラスワミ報告書は人権委で「留意」される程度の扱いに終わった。だが日本が反論をせず、国連で事実上“認定”された報告書によって、「慰安婦は性奴隷」などといった事実誤認が、さまざまな場面で独り歩きしている。
▲▲http://m.youtube.com/watch?v=dGpShtYkivI
秦によると、クマラスワミが特別報告官としてまとめ、1998年4月に公表された「女性に対する暴力」の年次報告書は「400人の若い朝鮮人女性が5千人の日本兵に性奴隷として奉仕」とする元慰安婦の証言話が盛り込まれ、採択された。日本は特に反論することもなく、年次報告書を「歓迎」したという。
続く同年8月に国連人権委小委員会で採択されたゲイ・マクドガル特別報告官の報告書は、クマラスワミ報告書を下敷きとしながら表現をさらにエスカレートさせた。慰安所を「強姦(ごうかん)所」と書き、「人道に対する罪および戦争犯罪は公訴時効の対象ではない」と訴えた内容となっている。
▲http://m.youtube.com/watch?v=dGpShtYkivI
2007年7月に米下院が採択した慰安婦非難決議についても、東京基督教大教授の西岡力は「『慰安婦は性奴隷である』というクマラスワミ報告書の基本的立場を継承している」と指摘し、こう語る。
「反論しなければ誤解は広がるが、日本は英語の世界で反論していない。政府はなぜ反論文書が撤回されたのかを検証し、クマラスワミ報告書をどう考えているのか表明すべきだ」
日本は情報戦で、もうこれ以上負けるわけにはいかない。
(敬称略)
(産経新聞2014年4月1日 )
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140401/plc14040109480022-n1.htm?view=pc
▲http://m.youtube.com/watch?v=dGpShtYkivI
▲http://m.youtube.com/watch?v=ekwsCRHXM64
【今日の御言葉】