http://d.hatena.ne.jp/ooidoya/touch/20110503/1304428343
ホセアの書にも、
次のように述べられています。
「わたしは、自分の民でない者をわたしの民と呼び、
愛されなかった者を愛された者と呼ぶ。」
「ローマの信徒への手紙」/ 9章 25節
新約聖書 新共同訳
あなたは
この世にのぞまれて生まれてきた
たいせつな人。
あなたがなんであり
どこの国の人であろうと
金持ちであろうと
貧乏であろうと
それは問題ではありません。
あなたは
同じ神さまがおつくりになった
同じ神さまのこどもです。
(マザーテレサ『愛のことば』より)
http://blog.goo.ne.jp/gookomichi/e/0b5a2dc157044e50f3ffa345e29ef220
◆【人生二毛作】「切った張った」の商社マンが
永遠の命を説く牧師に
★ZAKZAK 2014年4月4日
- 経済・マネー -
古い家並みが残る東京都文京区根津の住宅街に、洋風建築の日本基督教団根津教会がある。牧師の鍋谷(なべたに)憲一さん(66)がにこやかに、「この建物は1919(大正8)年に建てられました。関東大震災に耐え、東京大空襲の被害にも遭わなかったんです」と語る。
前の仕事はバリバリの商社マン。大手商社の三井物産に勤務し、鉄鋼製品の輸出業務に従事。「切った張った」の熾烈(しれつ)な競争の世界で生きてきた。信仰の道はインドネシアの駐在員だったときに、妻の順子さんが現地の教会で洗礼を受けたのがきっかけ。94年に帰国後、「僕も少しずつ『洗礼を受けようかな』という気になって、あちこち探し歩きました。やっとこの教会にたどり着いて」と、洗礼を受けた。
ところが、90歳の前牧師が第一線を退くことになり、当時会計担当の役員でもあった鍋谷さんが代わりの牧師を探さなければならなくなった。
「そこで、平均寿命の80歳ぐらいまで生きると仮定して、生活費を計算したのです。その結果、いま会社を辞めても80歳まで生きていける、と。だったら僕がなればいいじゃないか」と、52歳で退職。東京神学大学に学士入学し2003年、根津教会の牧師になった。
「薄給ではありますが、無給ではありません。年金と合わせればやっていけます」
信徒の悩みを聞くのはもちろん、一般の人も教会へ相談に来るからその対応もしなければならない。「勝った、負けた」の仕事をしていた時代と、相手の幸せを思いやる信仰の道とは180度異なる。
「信仰を告白してくれて、洗礼を受けたいという申し出を受けるときが最高の喜びです。永遠の命という素晴らしいものを勧めているわけですから」
病気やさまざまな悩みを抱えて苦しんでいる人が、鍋谷さんの説教によって信仰に目覚め、洗礼を受けて救われる。
「私が何かいいことをしたからではなく、神様が導くわけで、私はそのお手伝いをしているにすぎません」
コンサートやバザーなどを度々開き、地域に開かれた教会を目指す。牧師に定年はないが、体力知力が衰え、牧師としてのお務めが果たせなくなったら「辞めるように神様がしてくださる」。それがいくつであろうと、潔く身を引く覚悟だ。
■大宮知信(おおみや・とものぶ) ノンフィクション・ライター。1948年、茨城県生まれ。中学卒業後、東京下町のネジ販売会社に集団就職。ギター流し、週刊誌編集者など二十数回の転職を繰り返し、現在に至る。政治、経済、社会問題など幅広い分野で執筆。新著「死ぬのにいくらかかるか!」(祥伝社)など著書多数。
★「家庭の経済事情で教育格差」
どうする 京都府知事選
◆京都新聞2014年4月3日
▲高校生らに勉強のアドバイスをする
「ゆう」のボランティア
(京都市西京区・カトリック桂教会)
家庭の経済事情で塾通いなどが難しい子どもに、安価で参加できる学習会を開いたり、地域で生活を支援したりする活動が京都府内で広がっている。教育機会の保障や学力向上は、6日投開票の府知事選でも両候補が掲げるテーマだ。関係者は「学校教育の充実だけでなく、地域にある教育資源を生かす具体策も打ち出してほしい」と強調する。
ノートを広げる子どもに先生役の大学生や社会人が向かい合う。京都市西京区のカトリック桂教会で開かれる学習支援会「ゆう」。単身で子ども3人を育ててきた中川敏子さん(53)=同区=が、市母子寡婦福祉連合会西京支部の支援を受けて2011年に立ち上げた。
学習会は1回500円で、現在は小学6年~高校3年の11人が参加する。中川さんは「多くの子どもが塾通いする今、経済的な問題で学校でしか勉強できない子どももいる。学力の格差は広がる一方」と指摘する。
知事選では新人の尾崎望候補(59)、現職の山田啓二候補(60)とも、学校教育の充実や子どもの貧困対策のため、少人数学級の推進や奨学金制度の拡充などをうたう。加えて、中川さんは「子どもの学習意欲に応える環境づくりも進めてほしい。先生役の学生らと接すると、子どもには刺激にもなる」と語る。
NPO法人「山科醍醐こどものひろば」(山科区)では10年から、同区と伏見区の3カ所で学生や住民がスタッフになり、子どもの学習や夕食の支援、自然体験会を開く。今は小・中学生20人を受け入れている。
同法人の村井琢哉理事長(33)は「『順調』に見える子でも、思わぬことでつまずく。学校に行けなくなった時、社会に温かな場所が必要」と話す。
候補が掲げる施策が学校教育に重点を置く中、村井さんは「学校の負担が大きくなり、財源確保も難しいのではないか。『つながれない』子どもへの対策も不十分」と訴える。その上で「地域が持つ教育資源を生かす仕組みをつくってほしい。それでこそ、教育施策の価値も高まるはずだ」と最終盤の論戦に期待している。
(京都新聞2014年4月3日)
▲日本基督教団根津教会HPより(写真)
※当ブログと一切関係ありません。
ご了承ください。
【今日の御言葉】
ホセアの書にも、
次のように述べられています。
「わたしは、自分の民でない者をわたしの民と呼び、
愛されなかった者を愛された者と呼ぶ。」
「ローマの信徒への手紙」/ 9章 25節
新約聖書 新共同訳
あなたは
この世にのぞまれて生まれてきた
たいせつな人。
あなたがなんであり
どこの国の人であろうと
金持ちであろうと
貧乏であろうと
それは問題ではありません。
あなたは
同じ神さまがおつくりになった
同じ神さまのこどもです。
(マザーテレサ『愛のことば』より)
http://blog.goo.ne.jp/gookomichi/e/0b5a2dc157044e50f3ffa345e29ef220
◆【人生二毛作】「切った張った」の商社マンが
永遠の命を説く牧師に
★ZAKZAK 2014年4月4日
- 経済・マネー -
古い家並みが残る東京都文京区根津の住宅街に、洋風建築の日本基督教団根津教会がある。牧師の鍋谷(なべたに)憲一さん(66)がにこやかに、「この建物は1919(大正8)年に建てられました。関東大震災に耐え、東京大空襲の被害にも遭わなかったんです」と語る。
前の仕事はバリバリの商社マン。大手商社の三井物産に勤務し、鉄鋼製品の輸出業務に従事。「切った張った」の熾烈(しれつ)な競争の世界で生きてきた。信仰の道はインドネシアの駐在員だったときに、妻の順子さんが現地の教会で洗礼を受けたのがきっかけ。94年に帰国後、「僕も少しずつ『洗礼を受けようかな』という気になって、あちこち探し歩きました。やっとこの教会にたどり着いて」と、洗礼を受けた。
ところが、90歳の前牧師が第一線を退くことになり、当時会計担当の役員でもあった鍋谷さんが代わりの牧師を探さなければならなくなった。
「そこで、平均寿命の80歳ぐらいまで生きると仮定して、生活費を計算したのです。その結果、いま会社を辞めても80歳まで生きていける、と。だったら僕がなればいいじゃないか」と、52歳で退職。東京神学大学に学士入学し2003年、根津教会の牧師になった。
「薄給ではありますが、無給ではありません。年金と合わせればやっていけます」
信徒の悩みを聞くのはもちろん、一般の人も教会へ相談に来るからその対応もしなければならない。「勝った、負けた」の仕事をしていた時代と、相手の幸せを思いやる信仰の道とは180度異なる。
「信仰を告白してくれて、洗礼を受けたいという申し出を受けるときが最高の喜びです。永遠の命という素晴らしいものを勧めているわけですから」
病気やさまざまな悩みを抱えて苦しんでいる人が、鍋谷さんの説教によって信仰に目覚め、洗礼を受けて救われる。
「私が何かいいことをしたからではなく、神様が導くわけで、私はそのお手伝いをしているにすぎません」
コンサートやバザーなどを度々開き、地域に開かれた教会を目指す。牧師に定年はないが、体力知力が衰え、牧師としてのお務めが果たせなくなったら「辞めるように神様がしてくださる」。それがいくつであろうと、潔く身を引く覚悟だ。
■大宮知信(おおみや・とものぶ) ノンフィクション・ライター。1948年、茨城県生まれ。中学卒業後、東京下町のネジ販売会社に集団就職。ギター流し、週刊誌編集者など二十数回の転職を繰り返し、現在に至る。政治、経済、社会問題など幅広い分野で執筆。新著「死ぬのにいくらかかるか!」(祥伝社)など著書多数。
★「家庭の経済事情で教育格差」
どうする 京都府知事選
◆京都新聞2014年4月3日
▲高校生らに勉強のアドバイスをする
「ゆう」のボランティア
(京都市西京区・カトリック桂教会)
家庭の経済事情で塾通いなどが難しい子どもに、安価で参加できる学習会を開いたり、地域で生活を支援したりする活動が京都府内で広がっている。教育機会の保障や学力向上は、6日投開票の府知事選でも両候補が掲げるテーマだ。関係者は「学校教育の充実だけでなく、地域にある教育資源を生かす具体策も打ち出してほしい」と強調する。
ノートを広げる子どもに先生役の大学生や社会人が向かい合う。京都市西京区のカトリック桂教会で開かれる学習支援会「ゆう」。単身で子ども3人を育ててきた中川敏子さん(53)=同区=が、市母子寡婦福祉連合会西京支部の支援を受けて2011年に立ち上げた。
学習会は1回500円で、現在は小学6年~高校3年の11人が参加する。中川さんは「多くの子どもが塾通いする今、経済的な問題で学校でしか勉強できない子どももいる。学力の格差は広がる一方」と指摘する。
知事選では新人の尾崎望候補(59)、現職の山田啓二候補(60)とも、学校教育の充実や子どもの貧困対策のため、少人数学級の推進や奨学金制度の拡充などをうたう。加えて、中川さんは「子どもの学習意欲に応える環境づくりも進めてほしい。先生役の学生らと接すると、子どもには刺激にもなる」と語る。
NPO法人「山科醍醐こどものひろば」(山科区)では10年から、同区と伏見区の3カ所で学生や住民がスタッフになり、子どもの学習や夕食の支援、自然体験会を開く。今は小・中学生20人を受け入れている。
同法人の村井琢哉理事長(33)は「『順調』に見える子でも、思わぬことでつまずく。学校に行けなくなった時、社会に温かな場所が必要」と話す。
候補が掲げる施策が学校教育に重点を置く中、村井さんは「学校の負担が大きくなり、財源確保も難しいのではないか。『つながれない』子どもへの対策も不十分」と訴える。その上で「地域が持つ教育資源を生かす仕組みをつくってほしい。それでこそ、教育施策の価値も高まるはずだ」と最終盤の論戦に期待している。
(京都新聞2014年4月3日)
▲日本基督教団根津教会HPより(写真)
※当ブログと一切関係ありません。
ご了承ください。
【今日の御言葉】