人はいつどうなるか分かりません。
だからやりたいことを我慢しない人生を送るべきだと心から思います。
近所でみつけた四葉のクローバー
何度も書いていますが、10年ほど前にシングルマザーとして倒れるまで必死に働いていました。
そしてある日、本当に倒れてしまいました。
本当に息ができなくて、もうこのまま死んでしまうのだと思いました。
救急車に乗せられる時に、自分の寝室の窓が見えました。
もしかしたら二度とここに帰ってくることがないかもしれないと思った時、半分は諦めて受け入れていたのですが、後悔が押し寄せていました。
いつかこれをしたい。
いつかあそこに行きたい。
夢はたくさんあったのに、したいことを全て先延ばしにしていました。
1人で3人の子供を育てなければならず、彼らの教育資金やら生活資金を稼ぐだけで精一杯でしたから。
したいことを実現する経済的、時間的、精神的余裕などありませんでした。
だから仕方がなかったのですが。
でもあの瞬間、今ここでこの人生が終わるんだと思った時。
あそこに行きたかったなぁとか、こんなことがしたかったのになぁとか。
いっぱいの思いがドッと溢れてきたのです。
そこまでの私は、やりたい事を後回しにして、やらなければならないことをする人生でした。
夢を叶えるのは難しい環境だったかもしれません。
でも全てを叶える事は無理だったかもしれませんが、何とか1つぐらいは叶えることができたんじゃないかなぁと思いました。
救急車の中で呼吸がうまくできなくて苦しくてたまらない状態で、私は神様に祈りました。
もしもう一度自宅に戻ることができたなら、今度こそ、自分のための人生を歩きます。
いつも誰かの望みを叶えるために、私は大丈夫と嘘をつき、いつかその時が来たら叶えるんだと言い聞かせる人生をやめます。
人に責められてもいい。
わがままを言うなと叱られてもいい。
嫌われてもいい。
それでも自分がやりたいことを実行していける人生にしたいしそうします。
だからもう一度チャンスをください。
夜遅くに自宅に戻ることができました。
明らかに何かしらの病気があるから、後日精密検査をしなくてはなりませんでした。
でも、生きていける。
その時から私はあの救急車に乗る瞬間に自分の部屋を見上げた光景を思い出すのです。
あの時は本気でもう死ぬのだと思いました。
ここで私のここまでの人生が今日この瞬間に終わっていくのだと思った。
あの風景。
あれを思い出すたびに、できないこともあるけれど、頑張ればできることならば、我慢するのをやめてやってしまおう。
お金が足りなくなるんじゃないか。
好き勝手して、人にあれこれ言われるんじゃないか。
家族がお母さんばっかりずるいというんじゃないか。
でもいい。
神様に約束したんだ。
それに、あの時の絶望と諦めの気持ちを,本当に死ぬ時に味わいたくない。
いつかできると漠然と思っていたけれど,あの時のように,今人生が終わるという可能性だってあるのだ。
だから人からどう見られても構わない。
私は行きたいと思ったら旅行に行ってしまおう!
だけど、現実が悪い方向に行くかと言えば、むしろ良い方向にしか動きませんでした。
なぜあんなにも我慢していたのかな、と不思議に思うくらい。
昨日、久しぶりに中学の親友たちとランチ会を開きました。
いつも四人で座っていた席に三人で座りました。
春が始まる前に光の世界に帰った親友は、きっと隣に座っていたと感じます。
別のクラスメートが倒れて体が動かなくなった、と聞きました。
家族のために働き,遠い場所に単身赴任して、食事の支度ができないので、割と不摂生しているようなことをはなしていたなぁと思い出します。
別のクラスメートは、絶対無理だと心配されながら単身オーストラリアに行き修行をして、ずっと夢だった寿司屋を故郷で開き、食べログでも高評価で、その寿司を食べに小樽まで来てくれる人がいるほどになっています。
彼に相談されて占った時、今とは全く違う状況でした。
だけどやるべきだと、占いではなく、友として思ったのです。
そして、私が思っている以上の成果を出していることを誇りに思います。
人それぞれだけど、困難な道を選び,やりたいように生きる事。
それが本当に大切だと心から思いました。