私の前世には、対になるものが存在する。
例えば、私はルネッサンス時代貴族として生きていた前世がある。
その後、Native Americanとして生きた。
かつての前世の子孫たちが新大陸へとやって来て、文明を壊すという悲劇を経験した。
自分の前世の子孫が自分たちを脅かす。
誰も憎めない。
そんな不思議さを感じた。
いつもそうやって、ひっくり返った立場に生まれ変わるのだ。
今回思い出した前世をじっくり見つめるうちに、関係あるのはいつか見たフランスの辛い人生だと思った。
対になるのではなく同じ課題を抱えた前世。
かつてフランスで生まれ、戦争孤児となり、騙されて奴隷のような暮らしをして生涯を閉じた。
そのため恨んだまま終わったので、生まれ変わって憎しみを解放したいと願ってここに生まれてきた。
だから自分を苦しめた存在が、今回の人生でもまた私を同じように奴隷のような扱いをして苦しめた。
離婚した直後に受けた前世療法で、この人生を見て、自分自身の魂が、
『あの時許せなかったまま後悔したので、今回は許したい』と告げた。
そして時間はかかったけど、私はその思いを解放することができた。
今回思い出した前世がきっかけで、まだ完全に解放されていない思いが残っているような気がした。
しかし縁が切れて10年近く経ち、全く関わりを持たない今、生々しい感情が消えている。
何かが残っているのかな?となんとなく思っていた。
ところがそんなことを思い出していた昨日の夜のことだった。
突然、その許せなかったうちの1人から宅急便が届いたのだ。
段ボールを開けると、かつてその人の家に置いたままにしていて忘れていた荷物が入っていた。
なぜ今それが突然ここに届いたのか凄く不思議だった。
その不躾な届け方になんなの?と思ったけれど、子供がそれを見て、
長い間預かってくれていただけじゃなくて送料まで払って届けてくれたんだから感謝しなくちゃと言った。
本当にそうだと思った。
私がその存在も忘れていったかつての私物たち。
それが彼女の家のどこかにずっとしまってあって、多分時々見つけるたびに私に対するいろんなことを思い出しては様々なエネルギーを詰め込んでいたのだろう。
こちらが忘れていようとも、私に属するものはやはりどこか私に影響を与えるもの。
これは長い間知らないところでネガティブな感情を与えられ続けていた人質のようなものだ。
それがこうして帰ってきた。
このタイミングで。
きっと感謝の手紙を書いて、それですべて終わりになるような気がした。
自分の意思ではどうにもならない大きなものに絡めとられて、やりたいように生きれず、奴隷のような人生。
今回の人生も、前半は似たような環境だった。
魂は何度も告げる。
本当は自分の意思で自由に生きてよかったのだ。
だから今回は、自分の生きたい人生を生きていい。
多分もうそれは始まっているんだと思った。
前世療法をすると、突然何かが起きたり物質化現象が起きます。
それはもう解決するべき時期になったと伝えてくれるメッセージ(*^_^*)