昨日から、北海道近代美術館で、エジプト展をやっています。
オランダにあるライデン博物館の所蔵している、ミイラ数体が展示されています。
もうすでに全国で開催されていますので、ご覧になった方も多いと思いますが、札幌は昨日から始まりました。
初日と言うこともあり、大変混んでいたのですが、見てきました^ ^
一般の方々の棺がたくさん飾られていました。
王家だけではなく、一般の庶民の人たちもこのように装飾された立派な棺があり、永遠の命を願って様々な装飾を施していたことがよくわかります。
1960年代に発掘した当時、ミイラの中を調べることをせず、麻布の包帯でぐるぐる巻きにされたまま保管して、いつか技術が発展して、スキャンして中が観察できるようになるまで何もせずに取っておこうと判断したそうです。
その学者の人たちに盛大な拍手を送りたい。
確かにそのミイラのぐるぐる巻きになっている状態は、芸術的で美しかったのです。
当時どのようにミイラを作っていたの説明もありまして。
100メートルの長さの麻布を、2人の職人さんが上手にぐるぐる巻いていたとありました。
職人ですよね!
そして、スキャンした映像が流れていました。
今のスキャン技術は本当に凄いです。
まず包帯の下の様子の映像があり、次に、肌だけ外してみましょうと、皮膚がなくなり中の様子がありまして。
そのように何段階も中身を観察することができるのです。
空洞になってお腹の中に入っている遺物や、装飾品もはっきり出ていました。
病歴のさものもわかり、この方は癌で亡くなったとか、このような怪我をしていると、解説されていました。
何よりも、棺の装飾が本当に美しくて。
ヒエログリフや護符についての説明もあったので、なぜそのような場所にその絵を描いたのかも理解できる状態となっていて。
1つのホールにずらりと棺が立てて並んでいる様子は圧巻でした。
とにかく見ごたえしかなくて。
11時半ごろに入ったのですが、出てきたら2時でした(笑)
中では30年来の友人と、ここでこんなこと言ってたよねとか、その登場人物になりきって様々な小芝居をこそこそやっていまして。
そりゃあ時間かかるよねと。
展示されていたミイラさん達も、大切に扱われていた様子が感じられて。
おどろおどろしと言うよりは、死んで何千年も経ってからだけど、日本と言う国に来ちゃったなぁ^ ^
みたいな雰囲気が出ていました(笑)
あと、猫ちゃんやワニのミイラがあって。
ぬいぐるみみたいな感じでぐるぐる巻きにされていて、グッズが欲しいと思ったら、ちゃんと売店にそのようなグッズがあったので、。
売店で売られていたグッズが、あまりにもオタクの心をくすぐり、こういうものあったら買うのにと言う物のオンパレードで、厳選するのに大変でした。
とにかくお勧めです^ ^