先日、カミさんがペースメーカー装着手術をしたことをブログに書きましたが、
身体障害者に認定される、ということを初めて知り、
申請した結果、このほど、障害者手帳が交付されました。
申請から交付まで平均日かかる、とのことでしたが、
まさしく56日かかりました。
ただ、千葉県の交付は50日かかっておらず、
浦安市に数日留め置かれたようです。
交付と共に、
↓のガイドブックを使って、
様々な支援の説明を受けました。
浦安市の場合「障がい者」と、ひらがなを使うようです。
これについては、様々な議論があります。(後述)
ただ、ガイドブックの本編内では、
「障害者手帳」は、そのまま使用しています。
以下、条件が複雑なので、
障害者手帳1級、所得税なし、住民税非課税の場合のみ記します。
経済的支援
市から手当てが出ます。
(知らなかった)
月額1万4千円。
3カ月ごとに4万2千円が振り込まれてきます。
年額にすると、16万8千円。
これは大きい。
年金納付金、税金などの減額、免除は
既に年金生活者で所得税も発生していないので、該当せず。
NHKの受信料、水道料金の免除は、
同居人に所得のある者がいるため、該当せず。(残念)
ケーブルテレビの料金の減額は、
カスタマーセンターに聞いたところ、
ハートフルプランというのがあるが、
我が家は団地で団体特別料金が適用されており、
そちらを解除してハートフルプランに変更しても、
月額400円程度しか下がらない、
との説明を受け、
名義変更などの煩雑さを考え、申請しないことにしました。
携帯電話の基本使用料の軽減もあるようですが、
同じ程度だろうと、聞いていません。
外出支援
JRの料金が介護人1名を含めて5割引き(つまり半額)。
これは、長距離に乗る場合に利用できそうです。
今のところ予定はありませんが。
航空運賃、有料道路料金の軽減もありますが、
これも今のところ予定はありません。
バス料金、タクシー料金は、
障害者手帳を提示することにより減額。
映画料金は介護者1名を含め、一人1000円に。
医療費支援
別交付の障害者カードを精算時提示すると、
保険診療の自己負担分は無料に。
今、カミさんは、保険診療以外はないので、実質無料。
保険薬も無料。
つまり、タダで医療が受けられる。
すごいね。
イギリスも、医療費は無料ですが、
えらく待たされる、というのが実情だといいます。
診療の申し込みをしてから1カ月も待たされるのは、ザラ。
その間に病状が悪化してしまうので、
お金持ちは、その制度はあてにせず、
かかりつけ医師を持っているようです。
つまり、医療の格差。
アメリカの医療費の高さは、よく知られています。
いつでも、高度な医療が、低額で受けられる
日本の保険制度は、世界の誇りです。
その他、地域生活上の様々な支援がありますが、
今のところ利用の可能性はありません。
ガイドブックは160ページにわたる大冊に、
支援内容がぎっしり。
それに関連する職員も多数を占める。
さすが福祉大国です。
ところで、「障害者」の表記ですが、
「害」の字が好ましくないとして、
地方公共団体や主要メディアなどが
「障がい者・障がい児・障がい者手帳」と
平仮名と交ぜ書きに変更しているケースも多く、
このような変更については、
今まで意識していなかった、負のイメージを逆に意識してしまう。
過度な言葉狩りである。
小学校で習う常用漢字(教育漢字)を否定している。
障害者が置かれている実情から、目を背けているだけである。
といった批判もあります。
また議論されること自体が不快とする障害当事者もいる他、
障害者団体の中にも表記を改めていないものがあります。
賛否両論ですが、
「『害』の字を不快に感じる人が一人でもいるのであれば」
という、反対できない観点で変更されてきました。
反対意見で代表的なもの:
千葉市市長の熊谷俊人(2015年当時)は、
「障害者」とは「社会の障害」でも「身体に障害を持つ者」でも無く、
「社会との関わりで障害に直面している者」の意味で、
その障害を一つひとつ解消していくことが私達が求められていて、
「障害」の言葉が引っかかるからこそ、
社会的に解消しなければならなく、
表現をソフトにすることは、
決してバリアフリー社会の実現に資するものではないと、
平仮名との交ぜ書き表記に断固反対しています。
これも正論ですが、
「障害者」の意味を
「身体に障害を持つ者」から
「社会との関わりで障害に直面している者」
に変換普及するのは、なかなか大変でしょう。
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