
最近、本州の方と話す機会がありました。
その方は、3年前に越してこられたのですが、
そうしても馴染むことができない言葉が二つあるそうです。
一つは、「あっている」
もう一つが「きつい」
言葉だけでは、何処が方言なのか分かりませんよね。
でも、使い方を聞いても、これが方言だとは、私、全く思っていませんでした。
〈例〉あっている
「今、会議があっているので、後ほど連絡します」
えっ、普通じゃん。と思いました。でも違うんだって。
「普通は、『行われている』って言うでしょう?」
…そうですね。そうかもしれませんね。

〈例〉きつい
「ちょっときついので、休みます」
えっ、普通じゃん。と思いました。でも違うんだって。
「向こうでは、『きつい』って、『性格がきつい』とか、『服がきつい』っていう風に使ってたんです。『しんどい』なら分かるんですけど。病院の先生でも普通に『きつい』って使うでしょ?まだ馴染めないんですよ」
…そうですね。そうかもしれませんね。

こんなものまで、方言だったとは…。

何だかやられたって感じです。

先日書いた「押しピン」や「リバテープ」も、きっぱり
「使いません」
と言われました。
思わず訪問の目的を忘れて、方言談義に夢中になりそうでしたよ。
辛うじて自制しましたが。
ううん、言葉って、奥が深い。
