森に住む小さなものたちの声を、
僕たちは、聞き逃していないか?
雪の上に微かな痕跡を残す小さなものたちの姿を、
僕たちは、見逃してはいないか?
大きな森ばかりに囚われ、
そこに暮らす小さなものたちの存在を、
僕たちは、黙殺してはいないか?
助けを呼ぶ小さなものたちの訴えを、
僕たちは、抹殺していないか?
歴史を省みる心を、
僕たちは、失ってはいないか?
アイリーン・美緒子・スミス氏の言葉が、
いま、痛いほど心に突き刺さる。
■水俣と福島に共通する10の手口■
1、誰も責任を取らない/縦割り組織を利用する
2、被害者や世論を混乱させ、「賛否両論」に持ち込む
3、被害者同士を対立させる
4、データを取らない/証拠を残さない
5、ひたすら時間稼ぎをする
6、被害を過小評価するような調査をする
7、被害者を疲弊させ、あきらめさせる
8、認定制度を作り、被害者数を絞り込む
9、海外に情報を発信しない
10、御用学者を呼び、国際会議を開く
写真は今年1月、福島県のブナの原生林で撮影しました。