まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「薄紅色の朝」 (# 103)

2012-01-01 19:57:38 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
明けましておめでとうございます~。

2012年の第一日目ですね。
皆さま、いかがお過ごしですか?

毎度のことですが、過ぎてしまえば何だかいつもの日と
あまり変わらない気分がするのですが、
いえいえ、今日は元旦です。
めでたく、ぱあっとやりましょう。


今年の干支は辰です。
十二支の中で唯一、想像上の動物です。
辰のように、今年は自由に、常識のしがらみを離れて大空を駆け巡り、
あなただけの宝珠を見つけてはみませんか。

あなたの手の中に握られている宝珠。
地上では隠していなければならないことも多かったでしょう。
珠を取り上げようとする者。あなたの珠を心ない言動で傷つけようとする者。

それを恐れて珠を隠している内にいつしか、
自分に宝珠があったことすら忘れてしまったりしていませんか。

龍は古来より龍神、神としての役割をもっていました。

そう、今年はあなたが神になるのです。
あなたの中の神を解き放ちましょう。
龍となって大空に飛翔しましょう。
あの朝日に向かって・・・。


そんな龍人たちの舞う年明けの朝日を、どうぞお楽しみ下さい。


2012年1月1日ブログ直接投稿 「薄紅色の朝」

薄紅色の朝がやってくる
静かな朝がやってくる
強さが欲しい
誰もいなくても 前に進む力を
強さが欲しい
誰も信じられなくても 揺るがぬ心を

朝は 誰に見られるでもなく
静かな光を
まだ眠りに沈む街に
あまねく投げかける
闇に沈む街を 静かに
光の下へと導く
声高に叫ぶでもなく
ただ薄紅色の両手を広げて

薄紅色の朝がやってくる
静かな強さが街を満たす
強さが欲しい
誰もいなくても 前に進む力を
強さが欲しい
誰も信じられなくても 信じる心を

薄紅色の朝の光が
わたしの身体に差し込んで
わたしの心は目覚め始める
細胞一つ一つを導く光の中で
街はまだ眠りの中
朝は 声高に叫ぶでもなく
ただ薄紅色の両手を広げて
街を静かに見下ろしている



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コメント
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