まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「問いのない答え」 (# 109)

2012-01-19 21:02:25 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

皆さま、今日は天気もいまひとつでしたが、いかがお過ごしでしたか。
店主は天気のせいか、何のせいか分かりませんが、
朝からすごい疲労感と眠気に襲われていました。

それで分かったんですけど、
日常でやっている習慣のあれこれが、意外に疲れることだったんだな、って。

んで。
なんでそう、あれこれ「こうすべきこと」を決めてたのかなと考えてみたら、
「自分ってこういう人間」という無意識のポーズから来ているんじゃないかな、と思いました。

日常のあれこれ外してみると、何だか頼りない気分がするんですよね。
普段、あれやって、これやって、よーし完璧!とか思ってると。
でも、こうして泥のように疲れて余計なことができない状態だと、
案外あれこれやらなくても、変わらず自分だなぁ、変わらず生活は続いてるなぁ、って思いました。

仕事とかあって、人と関わっていると、なかなか自分の内の声に耳傾けられないですけど、
できるだけ素の自分を見出して生活できると良いですね。


2012年1月19日ブログ直接投稿 「問いのない答え」

誰もいない道の上
独りの靴音がこだまする
こつこつこつこつ

わたしは一体誰だろう?
男が通り過ぎれば女の私
女が通り過ぎれば男の私
子供が駆けるその横に
大人ぶった私がいて
大人がこちらに向かってくれば
子供の私が目を覚ます

こつこつこつこつ

誰もいない道の上
今わたしはわたしを楽しんでいる
樹や草や
流れる風や
変わりゆく日差し
何も求めぬそれらの中で
誰にも何にもならなくていい
そんな自由を楽しんでいる

わたしは何?
そんな問いを
空の彼方に放り投げ
問いのない答えを
ただ 楽しんでいる
メトロノームのような靴音の中で

こつこつこつこつ



人気ブログランキング ← お化けはどんな毎日送っているんでしょうかね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする