＜未完作＞ ～ 「妖精の結婚式」 その１

ども、お今晩は。

梅雨です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

梅雨はまかろん、嫌いじゃありません。

この時期の美しさ、楽しさをお届けしようと５月からコツコツ
新作製作に取り掛かっていたのですが・・・

５月は仕事が少々立て込んでたのと、体調不良で、ですね。

実は、全分量のほんの一部しか書きあげておりません。

ですが、これ以上発表を遅らせると、季節が終わってしまいますので、
一か八かの見切り発車で。

体調不良と闘いつつ、お届けして参ります。

途中で止まっちゃったら、ごめんねー、ということでお願いします。


では日本の梅雨を、どうぞお楽しみ下さい～。


2014年6月10日～ブログ直接投稿　「妖精の結婚式」　その１

やっぱり降ってきた　と
さやかさんは　傘をポンと開いた
家を出るときは　降ってなかった
でも天気予報では　朝から雨
持って出て良かったと　傘を回した

会社前の一駅分を　速足で歩く
お金要らずの　フィットネス
さやかさんは　朝のこの時間が好きだった
たぷんとした空気に　舞い散る小雨
梅雨も朝の時間には　悪くない

道路沿いや民家の花を　横目で眺める
ここは　ツツジが見事な所
ここは　八重桜が植わってる
イチョウの葉はもう　みっしり緑
ここはと　さやかさんは笑みを浮かべる

ゆるい坂の下　民家のこんもり生垣
あまり手入れは　良くないけれど
この時期は　端っこの紫陽花が
いっぱい茂って　花の壁を作る
今はまだ　わずかなつぼみが雨に濡れてた

あれ咲くの遅いなと　歩いていると
ああ困ったなぁ　と声が聞こえた
思わず立ち止まって　振り返る
でも　誰も人は見当たらない
空耳かしらと　首をかしげる

まあいいやと　歩き出そうとすると
どうしよう・・・　とまた声が
何が？誰が？と　辺りを見回す
簡単なことなら　助けてあげたい
大ごとだったら　逃げるけど！


＜つづく＞


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