まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「雪」 (# 114)

2012-02-06 21:58:13 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。
今日も皆さま、お疲れ様でした!お茶会にようこそ!

さて、バレンタインシーズンです。
チョコレート祭り🍫ですね、イエイ👍✨

素敵なものを、貴方に、わたしに💖
誰かに何かをあげられる機会があるのは楽しいことです。

でも恋は・・・楽しいばかりではないですね。
むしろ、苦しかったり、悲しかったりする時間が多かったりする。


人の世を生きていると、本当にたしかなものはなにもないです。
すべてがいずれはあなたを裏切って、消えていく。


それならそれで、自分のなかにある本当の価値を掘り出していきませんか。

本当にあなたに幸せを与えるのは他人の顔色ではなくて、
誰も取り出せない、あなたの中の宝石💎✨ではないでしょうか。


あなたの“真実”は何ですか?

あなたの心に降る雪の向こうに、埋もれた何かと出逢えますように。



2011年2月12日ついったー投稿 <加筆・修正> 「雪」 

今年もやっぱり買ってしまった
バレンタインのチョコレート
あなた好みのナッツ入り
自分用だと言い聞かせて
でもほんとは分かってる
誰のために買ったかなんて

毎年ドキドキしながら選んでた
あなた好みのチョコレート
あなたの荷物にならないように
手の平サイズの小さなものを
休みにあちこち お店を回って
売り場を見るたび 探してた

今年はもう 誰かのため
チョコレートなんて買わないと
去年からずっと決めていた
ありがとうと言うのだって
その場限りの礼儀だと
あの時 気づいてしまったから

今年もやっぱり買ってしまった
バレンタインのチョコレート
これなら喜んでくれるかと
毎年 見つけた時は嬉しくて
だから今年も目にした時 
通り過ぎることができなかった

バレンタインが終わるまで
ポケットに入れて持ち歩こう
自分のためと言いながら
開けることもできないその箱を
大事に大事に確かめながら

朝から降り始めた雪は 
激しく天地に降り昇る
降っても降っても溶けてく雪は
どこにも残ることもなく
ただいたずらに 街を濡らす

視界を白く染め上げて
なお降る雪に この想い
この身全てを吸い上げて
歩く街は白い夢幻
舞い昇る雪に漂って
記憶も何も 塗り込めてゆく

ポケットの中には小さな箱
凍えた指に当たる角
何もかもが かすんだ世界に
小さく残る
ただ一つの
 
その 痛み


人気ブログランキング ← 今年は自分用をちゃんと買おうかな・・・


※変更:2017年12月11日
2段落目と3段落目の順番を入れ替え
もう今年は誰かのため → 今年はもう 誰かのため

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2 コメント

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Unknown (受験生の親)
2012-02-06 23:58:28
まかろん様
“鳥は鳥の、花は花の…”納得です。
今日 阿部さんのブログに書かれたまかろんさんのコメントの「招き」いい言葉ですね。共感しました。
返信する
桜咲く (まかろん)
2012-02-07 09:01:15
受験生の親さん、ありがとうございます。
未熟者ですが、もう到達した立場からでない、
少しずつ進んでいる者の言葉が、
似たような方たちの参考になるかと思って、
書かせて頂きました。
読んで頂き、ありがとうございます。

お名前からして、
お子様が受験生なのでしょうか。
親さまにもお子さまにも、
桜が咲きますように♪
返信する

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