まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「屋根の上の子猫」 (# 228)

2016-01-12 21:46:22 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
「屋根の上の子猫」

子猫が一匹 屋根の上
いつも見守るお月さま
今日はお休み どこいったの?
夜空を見上げて 月さがす
星は集って 家々眠る
黒猫 子猫 ひとりぼっち
屋根の上 ひとつ 黒い影

子猫が一匹 屋根の上
向こうはなにがあるのかニャァ?
母さん 遠くはだめって言った
遠くから来るお月さま
いつもぴかぴか 楽しそう
真っ黒黒猫 小さな子猫
屋根の上 ひとつ 黒い影

子猫が一匹 屋根の上
きらきらお星 空一面
月のない空 輝かす
星がひとつ きらっと光って
空の向こうに 飛んでいく
ねぇ待ってよ お星さま
ぼくも ぼくも 行ってみよう!

トゥインクル トゥインクル
黒猫 子猫
きらきら流れる星 追って

トゥインクル トゥインクル
黒猫 子猫
夜空を抜けて 走り出す

広がる星空 光の雨
ミルキーウェイでじゃぶじゃぶ遊ぶ
流れ星は きらきら笑い
跳んだりはねたり 飛び回る
お月様にこにこ 広がる光
星のしずくが 毛皮を飾り 
黒猫きらきら 夜空を駆ける

子猫が一匹 屋根の上
朝日にびっくり 目を覚ます
ぼくって ずっとここいたの?
がっかり黒猫 小さな子猫
毛皮びっしょり くしゃみを一つ
飛びちるしずくに 光があたって
星のように きらめいていた



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